それでは、これまでにご紹介した作品を通して、作業療法士という仕事を理解するきっかけを得ていただけたら幸いです。各作品から学ぶことは決して小さな学びではありません。患者さん一人ひとりの立場やオーダーメイドの治療計画の大切さ、作業療法士としてのプロフェッショナルな視点や思考にぜひ注目してください。それらを学び、理解し、自分自身の知識や技術、そして考え方に活かすことが今後の目指す道へとつながります。

ただし、重要なことは、これらの作品が作業療法士という仕事を全て網羅している訳ではないということを忘れないでください。なぜなら、作業療法士の仕事は多岐にわたるからです。誰もが一言で説明するのが難しいほど、その範囲は広いのです。これらの作品はあくまで「学び直し」のツールのひとつで、理解の一助となることを期待しています。

作業療法士になりたいと思うなら、さらに深く学びを広げてください。それは大人の学び直しであっても、初めての学びであっても、本質的には変わりません。どんな場面でも、求められるのは絶えず学び続け、自己を更新し続けることです。

あなたが新しいスキルや知識を一つでも多く手に入れ、優れた作業療法士に一歩近づいてくれることを心より願っています。この選書があなたの学びや目指すべき道を広げ、あなた自身を成長させる一助になることを、私たちも切に願っています。ぜひとも、今後の挑戦に役立ててください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。