哲学者 青山拓央の本 おすすめ5選
青山拓央さんの世界に浸ってみませんか?彼の壮大な思索を肌で感じることができる一冊目は、科学と哲学の境界をめぐる冒険譚です。無限と有限の間で揺れ動く人間の存在感を深く掘り下げますよ。一方、二冊目は、考えることの本質に迫った作品。思考のプロセスとは何か、あなたの考える力が試される一冊です。三冊目は、孤独と社会性について独自の解釈を展開。一人でいることの尊さを再認識させてくれます。五冊目は日常と非日常の狭間を描き出す、一風変わった作風が特徴。これらの作品群を通じて、青山拓央さんの多面的な思索の世界をぜひお楽しみください。
『哲学の問い』
「世界は物質だけでできているという考えは、科学的だと言えるのか」
「犯罪者は、非難の対象ではなく治療の対象として扱われるべきか」
「何かが本当に存在しているとは、いったいどういう意味なのか」……。
哲学をすることの中心には、世界の隙間に目を向けて、自分自身の頭と言葉で問いを育てていくことがある。
バラエティ豊かな24の問いを通じて、〈哲学をするとはどのようなことか〉を読者が一気につかみ取るための、生きた哲学の入門書。
作者 | 青山拓央/本文 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2024年08月08日 |
『心にとって時間とは何か』
何が分からないかが分かるーー、これは素晴らしい技能と言える。ある学問分野において何が分かっていないのかを正確に説明できるのは、その分野を相当に理解している人だけだ。
本書では、「心にとって時間とは何か」がどれだけ未知であるのかを探る。私の専門は哲学だが、哲学だけでなく科学についても、さまざまな知見を参照していこう。だれにも分かっていないことを謎としてうまく描き出すには、それがどのような知識によって囲まれているかを示さなくてはならない。私たちの知識の地図に、未踏の地の「輪郭」を描き込んでいくわけだ。
あとで改めて言い添えるが、私はこの目的のために、章ごとに違うサブテーマを定めた。〈知覚〉、〈自由〉、〈記憶〉、〈自殺〉、〈SF〉、〈責任〉、〈因果〉、〈不死〉という、各章の章題がそれにあたる。つまり、少なくとも八つの謎が本書には描き出されており、それらの不思議さや面白さ、そして、一つの謎から別の謎への道が見えてくる高揚感とが、私なりの言葉で綴られている。
第一章 〈知覚〉--時間の流れは錯覚か
第二章 〈自由〉--私はいつ決めたのか
第三章 〈記憶〉--過去のデッサンを描くには
第四章 〈自殺〉--死ぬ権利は、権利なのか
第五章 〈SF〉--タイムトラベルは不可能か
第六章 〈責任〉--それは、だれかのせいなのか
第七章 〈因果〉--過去をどこかに繋ぐには
第八章 〈不死〉--死はいつまで続くのか
8つのテーマと謎を手がかりに、「心と時間の不思議」に迫る!
第一章 〈知覚〉--時間の流れは錯覚か
第1節 ここまで生きてきた、というのは冗談 第2節 バーバーポール説 第3節 過去の影、未来の影
第二章 〈自由〉--私はいつ決めたのか
第1節 意思決定の時点の掴めなさ 第2節 健全な不確実性 第3節 本気で選ぶとは、どういうことか
第三章 〈記憶〉--過去のデッサンを描くには
第1節 時続きの記憶 第2節 過去のデッサン画 第3節 五分間の僥倖
第四章 〈自殺〉--死ぬ権利は、権利なのか
第1節 私の、私による、私のための死 第2節 自殺の理想と現実 第3節 自殺の「他殺」性
第五章 〈SF〉--タイムトラベルは不可能か
第1節 タイムトラベルを分類する 第2節 タイムトラベルの物理 第3節 時制とパラドックス
第六章 〈責任〉--それは、だれかのせいなのか
第1節 責任の一部を受け渡す 第2節 理想主義と構成主義 第3節 非難から修正へ
第七章 〈因果〉--過去をどこかに繋ぐには
第1節 もし、ああではなかったら 第2節 あの原因、この記憶 第3節 因果的、そして空間的な「私」
第八章 〈不死〉--死はいつまで続くのか
第1節 限られた不死と、真の不死 第2節 塵のなかの時間 第3節 新たな死者としての私
作者 | 青山 拓央 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年12月11日 |
『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』
作者 | 青山,拓央,1975- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 太田出版 |
発売日 | 2016年09月 |
『時間と自由意志 自由は存在するか』
これまで自由意志/決定論の対立として論じられてきた難問を、自由とは何かという議論からいったん離れ、「分岐問題」の枠組みのもとで考察しなおす。従来の哲学が依拠してきた対立図式を根底から揺さぶり、自由をめぐる議論に新たな境地をひらく圧倒的論考。
作者 | 青山 拓央 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2016年11月24日 |
『分析哲学講義』
フレーゲとラッセルの論理学研究に始まり、クワイン、ウィトゲンシュタインらの活躍を経て、現在では哲学の全領域に浸透した分析哲学。言語や概念の分析を通じて世界を捉えるその手法は、驚くほど幅広い分野で、新たな発見をもたらしてくれる。「言葉はなぜ意味をもつのか」「自然科学における自然とは何か」といった問いから、可能世界、心の哲学、時間と自由といったテーマまで、哲学史上の優れた議論を素材に、その先を自ら考えるための一冊。問題を正確に考え抜く「道具」としての分析哲学を伝える、珠玉の入門講義。
作者 | 青山拓央 |
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価格 | 1012円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2012年02月 |
それぞれが異なる視点で人間の存在や意識、倫理などを問いかける哲学者 青山拓央の本たち。5冊全てを一気に読むのもよし、少しずつ味わいながら読むのもよしです。挑戦的なテーマも多いですが、内容は難解な方向けとは限りません。むしろ、日常生活の中から生まれる疑問を背景にしていることが多く、ある意味こころ地平線が広がるような体験をすることでしょう。
哲学と聞くと少々敷居が高い印象を持つ方も少なくないと思いますが、これらの本はそんな心配も不要です。青山拓央の肩の力を抜いた書き方と、それでいて深い考察が相まって、一度読み始めたら止まらない魅力に満ち溢れています。難しい問題をより身近に感じられるようになるでしょう。
春にはピクニックのお供に、夏には海辺での読書に、秋には紅葉の下で、冬には暖炉のそばで。季節や場所を選ばず、いつでもどこでも、これらの本と一緒に時間を過ごしてみてください。自身の内面から湧き上がる新たな視点や、これまでにない発想に出会えるでしょう。
そしてそれぞれの作品がきっと、あなたの生活に新たな色を加え、価値観を少しずつ変えていくことでしょう。一冊一冊があなたの人生に富をもたらすような時間になりますよ。ぜひ、青山拓央の世界に触れてみてください。あなた自身の新たな一面に、驚くかもしれませんよ。以上、5冊のおすすめ作品をご紹介させていただきました。どれもが深みと誠実さを持ち合わせた青山拓央の世界。ぜひ、あなたのお気に入りを見つけてみてください。
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