生き辛さの原因を探る-少しだけ楽に生きられるようになる3選
まず一つ目は、日々のどんよりした空気から目を背けず、その中にいる自分自身と向き合う青春物語です。物語を通して、個々の抱える問題や葛藤の正体に気づかせてくれます。二つ目は、中年の男性が公私ともに迷走するさまを描いた社会派小説。人生の分かれ道で何が大切なのか、自身の幸せは何かを見つめ直させてくれますよ。最後に紹介するのは、少女が経済格差や貧困に立ち向かう異色のバトル漫画です。現代社会の課題となる格差を肌で感じつつ、普段見過ごしてしまう生き辛さへの共感を呼び起こします。これらの作品が、少しでも楽に生きるきっかけになれたら嬉しいですね。
『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』
愛着障害は、当初、虐待された子どもなどにみられ、対人関係を回避したり、逆に誰にでも接近しすぎたりするものとして知られていたが、その後の研究で、3分の1もの子どもに、不安定型の愛着スタイルがみられるということがわかってきた。そして最近では、さらに大人の愛着障害も増加している。本書は知られざる愛着障害について、症例をもとに明らかにする。
作者 | 岡田尊司 |
---|---|
価格 | 946円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2011年09月 |
『敏感すぎて傷つきやすいあなたへ』
逃げてもいい、弱くてもいい。敏感でくよくよするから、大切なものが見える。焦らず、無理をせず、あなたの一番楽な方法が見つかる。
作者 | 武田双雲 |
---|---|
価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2016年10月26日 |
『精神科医が教える 親を憎むのをやめる方法』
作者 | 益田 裕介 |
---|---|
価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年02月02日 |
それぞれの作品が私たちに与えてくれるメッセージは、たくさんあります。私達が普段感じているあらゆる種類の生きづらさを、さまざまな形で描き出してくれています。それぞれの作品を閉じたときの気持ち、それはまるで自分の中に新たな一部が生まれたかのよう。自分が抱えている問題、悩み、生きづらさに対して一歩踏み出すきっかけをくれるでしょう。
自分自身と向き合う時間は、時に辛く、苦しいものです。しかし、その中で自分がどうしたいのか、何を大切に生きていきたいのか、見つけることができます。それが途轍もなく大きな武器になることを、この3つの作品は伝えてくれます。
また、自分自身を受け入れることの大切さも教えてくれます。誰だって完璧ではありません。どんなに頑張っても、どんなに努力しても、必ずしも思い通りにはいかないこともあるんです。でもそれが、私達を私達たらしいとする部分なんですよね。不完全である自分を愛せるように、そしておかしな部分も全て抱きしめられるように、ステップアップしていけたらいいと私は思います。
そして最後に、どんな時でも人生は続いていくというメッセージ。どれほど辛くとも、それでも次の日は必ず来ます。その絶え間ない流れの中で、絶えず変わり続ける私たち自身。それがたとえ微細な変化であっても、少しでも前へ進む力に繋がるのです。
味わうべきはその一瞬一瞬。生きているって素晴らしい。そう思えたら、きっと世界はもっと広く、もっと深く見えるだろうと思います。まずは、自分のペースで前に進むこと。そうやって、生きづらさを少しずつほどいていきましょう。実は私たちが思っている以上に、その手には大きな力がありますよ。それがこの3つの作品から得た、一番大切なメッセージです。また新たな発見がある作品と出会える日を楽しみに、読書ある生活を送っていきましょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。