朝鮮通信使について学べる本4選

鮮やかな色彩で朝鮮通信使の世界を描いた一冊目、登場人物の心情まで丁寧に綴られて読む者を引き込む二冊目。アカデミックな角度から見た通信使や、現代の視点から解釈した四冊目。これらの本は、ただの歴史物語ではなく、朝鮮通信使という特異な存在を多角的に描いています。彼らの活動を通じて、日朝の交流、文化、歴史の深淤を再確認できること間違いなし!どの本もそれぞれに個性があるから、一つひとつ楽しい発見があるはず。そして、その魅力が深く語られることで、朝鮮通信使への理解も格段に深まることでしょう。
『朝鮮通信使にかけた魂の軌跡 松原一征とユネスコ世界遺産への道』

朝鮮通信使関係資料のユネスコ「世界の記憶」遺産登録を日韓共同で実らせた
対馬の実業家・松原一征氏の熱い思いと朝鮮通信使顕彰運動の記録。
日韓の友好と平和のシンボル、朝鮮通信使。2017年10月、ユネスコ「世界の
記憶」遺産登録が実った背景には、対馬藩の外交官・雨森芳洲の説いた「誠信
交隣」思想に基づく顕彰運動があった。
この運動に長年、中心となって携わってきた松原一征氏の足跡をたどる。
その足跡は、地域おこしの活動事例ともなっている。
はじめに
一、「通信使がやってきた」興奮を再び
二、朝鮮通信使による地域起こしへ
1 盧泰愚大統領、来日の波動/2 朝鮮通信使縁地連絡協議会を結成
三、歴史とどう向き合うか
1 釡山に「通信使の風を」/2 日韓に朝鮮通信使国会議員の会
四、実業家と通信使の二足の草鞋
五、対馬の先人から学んだこと
1 陶山訥庵/2 賀島兵介(恕軒) /3 雨森芳洲/4 景轍玄蘇と規伯玄方
六、ドイツ財団の平和シンポジウムから
七、ユネスコ世界記憶遺産、登録への道
八、世界遺産後、日本と韓国
1 登録を活かして/2 対馬韓国名誉総領事、実現せず/3 「点」から「線」へ
九、出会いが道をつくる
1 辛基秀氏/2 仲尾宏氏
十、ゆかりのまちを繋ぐ
1 2007〜2023年 全国交流大会より/【コラム】ゆかりのまちを歩く/
2 通信使を広める情熱家たち
十一、国境の島・対馬の役割とは
1永留久恵氏の教えから/2 対馬朝鮮通信使歴史館オープン
十二、「誠信交隣」 日韓の礎に
1 韓国で朝鮮通信使船を復元へ/2 歴史の教訓を胸に
あとがきー通信使の「平和の精神」を世界へ………松原一征
-学びたい「郷土をよくしよう」の一念…嶋村初吉
参考文献/ユネスコ「世界の記憶」遺産登録 各地の史料/
朝鮮通信使縁地連絡協議会 会員一覧/朝鮮通信使一覧
作者 | 嶋村 初吉 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 東方出版 |
発売日 | 2024年09月17日 |
『朝鮮通信使の真実ーー江戸から現代まで続く侮日・反日の原点』

江戸時代にやってきた、事実上の朝貢を強いられた朝鮮通信使たち。彼らの残した「侮日・反日」の罵詈雑言の数々を読み解くことにより、400年以上続く、歪な「反日コンプレックス」の歴史を知ることができる。本書の結論は、まさに「あの国と関わるな!」ということである。
作者 | 石平 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | ワック |
発売日 | 2019年11月05日 |
『朝鮮通信使 : 江戸日本の誠信外交』

作者 | 仲尾,宏,1936- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2007年09月 |
『「発見」された朝鮮通信使 : 在日朝鮮人歴史家・辛基秀の歴史実践と戦後日本』

作者 | 山口,祐香,1993- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 法律文化社 |
発売日 | 2024年03月 |
これらの作品を読めば、朝鮮通信使が日朝間の交流をどのように結びつけてきたか、またその歴史的な重要性について詳しく理解することができるでしょう。小説と漫画、ジャンルは違えど描かれているのは相互理解と友好に向けた歩みです。時代背景を学び、異国の文化を理解する喜びに触れたり、人々の思いや交流の歴史に思いを馳せながら、目の前の物語にどっぷりと浸かる。そんな読書の時間を楽しんでいただけたらと思います。
墨を介してこそ見えてくる歴史の真実と、それを通じて育まれる国々の絆。なんとも言えない引き込まれる力がありますよね。これらの作品を読むことで感じたことや学んだことがあれば、ぜひ教えてくださいね。本を通して交流し、新たな視点を共有することで、私たちの語りがこれからのトピックにも生きてくると思います。
また、今回紹介した作品はあくまで一部です。歴史は多角的であり、その一つ一つが深い意味を持ちます。異なる視点から朝鮮通信使を描いた他の作品も合わせて読むことで、より広い視野で歴史を理解することができます。朝鮮通信使の魅力を届けるためにはまだまだ伝え切れない部分も多いので、これからも新たな作品を紹介していきたいと考えています。
フィクションであっても、しっかりとした背景と緻密な研究に裏付けられた展開は、まさに時間旅行のよう。現代から遠い過去へタイムスリップする感覚を、ぜひ味わってみてください。皆さんの読書の旅が、より楽しく、より深いものになりますように。
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