地下鉄を題材にした絵本4選
地下鉄を舞台にした魅力溢れる絵本をご紹介します。1冊目は鮮やかな色彩で市街を走る地下鉄を描いた作品。読めばきっと身近に感じるでしょう。2冊目は地下鉄に乗って旅をする主人公の冒険が描かれています。子どものこころをくすぐる冒険が待っています。3冊目ではこどもたちが大人になって初めての地下鉄乗車で感じる緊張や期待感を描きます。現実味あふれた絵本です。最後の1冊は、まったく新しい視点で地下鉄を描き出す力作。これまでの地下鉄像を覆すような作品です。繰り返し読みたくなる4冊をぜひ手に取ってみてくださいね。
『わたしは地下鉄です』
ソウルを走る地下鉄2号線。サラリーマン、海女のハルモニ、親子連れ、受験生に物売りのおじさん・・・停まる先々の駅で乗り込んでくる、市井の人たち。地下鉄が乗客の人生を語ります。
作者 | キム・ヒョウン/著 万木森玲/翻訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2023年11月14日 |
『ちかてつのオレンジくん』
ちかてつのオレンジくんは、あさからばんまでちかのトンネルをはしっていて、ちじょうにでたことがありません。「やまやうみをみてみたいなあ。」幼児〜小学初級向。
作者 | 砂田弘/横溝英一 |
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価格 | 1068円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 1993年10月 |
『地下鉄のできるまで』
電車はどうやっていれるの?かんがえはじめると、ねむれなくなっちゃう!そんなきみに、ぜひこの本を。地下鉄工事のぎもんのすべてに、たのしい絵でこたえます。
作者 | 加古里子 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 1987年11月01日 |
『ちかてつのぎんちゃん』
地下鉄電車ぎんちゃんのゆかいなお話
こどもの大好きなのりもの絵本『ヘリコプターのぷるたくん』に続く、第2弾。小さなこどもが必ず夢中になる電車の絵本です。
大都市の地下を網の目のように走る地下鉄は、真っ暗なトンネルのなかを走る電車です。それは、ちょっと不思議な存在。地下のトンネルのなかは、古い引き込み線があったり、上にも下にも電車が走っていたり、使われてない駅があったり・・・。恐がりで暗いトンネルが苦手なぎんちゃんが、トンネルの世界を大冒険します。
モデルは、実際に走っている東京メトロ、銀座線。地上の始発浅草から、地下に潜って、終点の渋谷までの大冒険です。東京メトロ監修。
【編集担当からのおすすめ情報】
銀座線は、日本で最初の地下鉄です。現在は、開業当時の1000系の車両を当時の塗色を再現した復刻版が走っています。丸っこいボディーがとてもかわいらしいのですが、この絵本では、その実物さながらのキュートなキャラクターとして登場します。
暗いところが苦手な、ちょっとおちゃめなぎんちゃんが、がんばる姿は、小さな子どもの共感を呼ぶでしょう。
作者 | 鎌田 歩 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2016年03月16日 |
それでは、これで地下鉄を題材にした絵本4選についての紹介は終わりになります。それぞれに違った視点から、地下鉄という日常に馴染み深い乗り物を描くことで、新たな発見や感動があるのではないでしょうか。これらの作品を通して、地下鉄がどんなに興味深い世界であるか、そして身近なものだからこそ見過ごされがちなその魅力を再確認できたら幸いです。
また、読むことで子どもたちに地下鉄への興味を持ってもらうだけでなく、建物や人、街の風景といった日常生活のなかで見えているはずなのに見過ごされがちな、その他のさまざまな要素に目を向けるきっかけにもなると思います。こうした絵本は、子どもたちはもちろん大人も楽しめるので、親子で一緒に読むのもおすすめですよ。
これらの作品を手にとって、地下鉄がいつも地下を黙々と走っていること、地上から見えないその存在感や、乗り物としての役割だけでなく、エネルギー、色彩、音、人々の生活といった魅力を感じてもらえればと思います。
一本の線路が、たくさんの物語を運んでいる地下鉄。その物語を、これらの絵本を通して楽しんでみてはいかがでしょうか。地下鉄がより身近な存在に感じられて、日常の通勤・通学や旅行が少し楽しくなりますように。地下鉄とともに、次の旅先、次の発見に行ってみませんか。
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