オススメアート小説5選
アートをテーマにした小説は、色彩豊かな世界や独特の視点で異世界を魅せてくれますよね。今回は、そんなアート小説を5作品ピックアップしました。古典芸術に魅せられた若き芸術家の葛藤を描いた作品、コンテンポラリーアートの世界を独自の視点で切り取った驚きのストーリー。画家とモデル、そこに絡む情熱を描いた情緒豊かな物語。額縁の中に隠された真実を巧みに描き出したミステリアスな作品。そして、アートが人々の生活に彩りを添える喜びを描いたハートウォーミングな物語。どれも、あなたの視野を広げ、感性を刺激すること間違いなしです。アート好きなら要チェックですよ!
『フェルメールの憂鬱』
未発見のフェルメール作品『ニンフと聖女』がスイスで見つかった。その直後ニューヨークのメトロポリタン美術館からフェルメールの代表作『少女』が強奪され、日本人に買い取られたという情報が流れる。2枚の絵をめぐり絡み合うさまざまな思惑と、周到に張り巡らされていく幾重もの罠。天才詐欺師、悪徳画商、宗教団体教祖ーーくせ者たちによる騙し合いに勝利して、最後に絵を手にするのは!?
作者 | 望月 諒子 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2024年05月29日 |
『ゴッホのあしあと』
生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺した
フィンセント・ファン・ゴッホ。彼は本当に
狂気の人だったのか? その死の真相は?
アート小説の第一人者である著者が世界的謎
を追う。フランス各地に残されたゴッホのあ
しあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧
れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。
旅のお供にも最適な名解説。
作者 | 原田 マハ |
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価格 | 550円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2020年08月06日 |
『たゆたえども沈まず』
19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが”世界を変える一枚”を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。
作者 | 原田 マハ |
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価格 | 825円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2020年04月08日 |
『異邦人』
「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。
たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々(うつうつ)とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。
解説:大森望
作者 | 原田 マハ |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2018年03月08日 |
『リボルバー』
パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。だが持ち主は得体の知れない女性。なぜ彼女の元に? リボルバーの真贋は? 調べを進めるうち、冴はゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく。傑作アートミステリ。
作者 | 原田 マハ |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2023年07月06日 |
そうです、皆様からすれば、きっとこれまでに紹介した作品たちは何かしら新鮮な驚きを持って受け取っていただけたのではないでしょうか。アートの世界は深く、そして広大です。個々の作品がそれぞれ独自の色を放ちつつ、読者の心の中にさまざまな想像を喚起するのです。
それぞれの作品は、美術史に詳しい方にとっては既知の情報を更に深く理解するための一助となり、アートに馴染みのない方にとっては新たな世界への第一歩となることでしょう。それぞれの作者が自分自身の感性を最大限に活かして描き出した世界は、見て、読んで、感じていただくことで、私たちの生活に新たな風景を加えてくれます。
私自身もこれら作品を選ぶ過程で、改めてアートに対する愛情を再確認することができました。作品の一つ一つに込められた情熱やメッセージが、読者の皆様にも伝わっていることを強く願っています。
もちろん、ここに挙げた5作品だけがアートを楽しむすべてではありません。アートの世界は無限です。これらの作品が皆様のアートへの興味を深め、更なる探求のきっかけとなれば幸いです。
さあ、ますますのアートライフの充実を願って。繰り返しご紹介した5作品にあらためて目を通し、それぞれの世界に触れ、自分だけの感動を見つけてみてくださいね。これからも皆様のアートに対する旅が、より豊かで、深いものとなりますように。
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