パンデミック小説オススメ4選
皆さん、こんばんは。今回はパンデミックがテーマの小説をご紹介します。まず1作目は、全世界を襲う新種ウイルスの出現を恐怖とリアルに描いた話題作。次に、荒廃した世界で生き抜く人間の姿を暗く深深に掘り下げた感動作です。3番目は科学を駆使してウイルスと戦う、スリルとサスペンス満点の一冊。そして最後はパンデミック後の世界を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。恐怖と希望の狭間で、人間の可能性を問う作品となっています。興味が湧いた方はぜひ読んでみてくださいね。
『白の闇』
作者 | Saramago,José,1922-2010 雨沢,泰,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2020年03月 |
『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』
「現実を転覆する」韓国SFのめくるめく想像力による新しい時代の、新しい未来。ヒト、機械、鯨、ドローン、虫、ウイルス…星々に生きるものたちの6つの物語。新鋭から巨匠まで、韓国SFの最前線。
作者 | |
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価格 | 2145円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2021年12月27日 |
『首都圏パンデミック』
感染力、毒性の強い新たなウイルスが長崎で
発生。体力のないお年寄りらから罹患して、
高熱や下痢、嘔吐を引き起こし、死に至らし
める。その新型ウイルスが蔓延した飛行機が
東京に向かう。感染者を助けようとする機内
の医師、治療薬を探す研究者、首都圏封鎖も
視野に入れる政治家ーー。未曽有の脅威と闘
う人間を描いたタイムリミット・サスペンス。
作者 | 大原 省吾 |
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価格 | 913円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2020年05月20日 |
『ペスト』
194*年4月、オラン市に突如発生した死の伝染病ペスト。病床や埋葬地は不足、市境は封鎖され、人々は恋人や家族と離れた生活を強いられる。一方、リュー医師ら有志の市民は保健隊を結成し、事態の収拾に奔走するが…。不条理下の人間の心理や行動を恐るべき洞察力で描した長篇小説。
作者 | カミュ/中条省平 |
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価格 | 1166円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2021年09月14日 |
それでは、皆さまへ先程までにご紹介した全4作品、心に一つでも引っかかるものがあったでしょうか。これらの作品は観た者それぞれにとって、心の中に様々な感情や想像を巻き立てることでしょう。パンデミックという危機的状況を舞台にしたこれらの物語は、人間の弱さや欲望、困難を乗り越えるための努力や勇気、そして絆や愛情といった要素を見事に織り交ぜ、我々が生きる意味を問いかけてきます。
本当にリアルに迫ってきたり、考えさせられる部分もあったりするのですが、それはやっぱり一つ一つの作品が持っている強いメッセージ性から来ているものだと感じます。それぞれの作品を通じて、普段考えないようなことや見たこともない世界を知ることができるのは、小説や漫画ならではの醍醐味ですよね。そして、それがどんな形であれ、読者自身の心に何かを呼び起こしてくれるのが、これらの作品の力だと思います。
ただ、これらの作品を読む時には、あくまでもこれは「フィクション」であるという事を忘れないでくださいね。リアルに感じる場面もあるかもしれませんが、それはあくまで作り話なのですから。恐怖や絶望だけにとらわれてしまわず、物語の中に散りばめられた希望や勇気にも目を向けて読んでみてください。
そして、ぜひ4つの作品すべてに触れて、それぞれが持つ世界観や哲学、人間ドラマをそれぞれの視点で楽しんでみてください。各々が描くパンデミックの世界を通じて、今自分が生きている世界を再確認するというのも、物語を楽しむ一つの方法かもしれませんね。
どれも素敵な作品ばかりですので、一見の価値ありですよ。少しでも興味を持ってくれたなら、それはとても嬉しいです。しかし、最終的におすすめする作品を選ぶのは、あくまで皆さま自身です。それがどの作品であれ、きっと皆さまの心に深く響く何かが見つかるでしょう。
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