ルソーに関する本 おすすめ6選 18世紀のフランスの哲学者

大好きな18世紀フランスの哲学者、ルソーについての傑作本、6冊をご紹介します。これを手にすれば、彼の思想の深さや背景に掲げた時代背景が見えてきますよ。内心の葛藤や社会との矛盾、革命的な考えをぶつけた彼の生き様が、素晴らしい筆致で描かれています。中には一見重たそうに見えるものもありますが、内容を噛みしめながら読めば、隠された意味やルソー独特の哲学が浮かび上がってきます。また、いずれの本も、ルソーに関する研究のすごさと、彼に対する深い敬意が感じられます。これらの本を読むことで、ルソーの世界にどっぷりと浸ることが出来るはずです。
『今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー 「いま、ここ」を問いなおす (講談社現代新書100)』

作者 | 桑瀬章二郎/ジャン=ジャック・ルソー |
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価格 | 499円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年07月14日 |
『ルソー』

フランス革命に多大な影響を与えた思想家ジャンージャック・ルソー(一九一二ー七八)は、文明批判、歴史哲学、経済理論、教育理論、政治理論、宗教思想、音楽ときわめて多岐におよぶ分野で文筆活動をおこなった。その人と生涯、思想の全体像を政治思想の泰斗が一般向けに平易に語る本書は、ルソー入門の決定版である。付論として「文明の現在ールソーに引照して」を併載。
作者 | 福田 歓一 |
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価格 | 1298円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2012年06月15日 |
『ルソーからの問い、ルソーへの問い 実存と補完のはざまで』

政治の源流たる古代ギリシャ・ローマ、戦争と革命に彩られた西洋と日本の近代、そして『エヴァンゲリオン』--「ルソー的なるもの」をめぐる思想史論集
人類に真の「幸福」をもたらす秩序とは、いかなるものか。生涯を賭けてこの問いに挑んだ思想家、ジャン=ジャック・ルソーは、近現代の精神史に巨大な足跡を遺した。その射程は、現代日本のアニメーション文化にまで及んでいる。本書はルソーの思想の本質を解き明かしたうえで、ゲンツ、ニーブーア、トクヴィル、林達夫、福田歓一など、「ルソー的なるもの」に魅せられながらも対峙した知識人たちの軌跡をたどる。気鋭の思想史研究者による、知的刺激に満ちた論集。
序 章
第1部 「ルソー的なるもの」をもとめて
第1章 「ルソー的なるもの」の現在ーー『新世紀エヴァンゲリオン』
はじめに
1 否定性の物語
2 「自分で考え、自分で決める」
3 「ルソー的なるもの」をめぐって
第2章 実存と補完ーージャン=ジャック・ルソー
はじめに
1 疎外
2 実存
3 補完
4 「名状しがたい空虚」
第2部 ルソーとの対峙
第3章 均衡の宇宙ーーフリードリヒ・ゲンツ
はじめに
1 政体と均衡ーールソーとの対峙
2 歴史と均衡ーー革命に抗して
3 平和と均衡ーー「技術」としての「政治」
第4章 起源としてのローマ王政ーーB・G・ニーブーア
はじめに
1 方法と関心
2 ローマ王政論
3 「立法者」としてのセルウィウス
第3部 ルソーが遺したもの
第5章 平等と専制
はじめに
1 古代ギリシア
2 一八世紀
3 一九世紀
4 二〇世紀
第6章 象徴と政治
はじめに
1 フランス革命と一九世紀
2 二〇世紀(1)--「象徴」の操縦
3 二〇世紀(2)--福田歓一とルソー
第7章 笑うエピキュリアンーー林達夫
はじめに
1 「戦闘的無神論者」
2 「フォークロア」へ
3 「エピキュリアン」と「政治」の運命
終 章 歴史研究は何の役に立つのかーールソーとトゥキュディデス
作者 | 熊谷 英人 |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | 吉田書店 |
発売日 | 2023年12月16日 |
『ルソー』

作者 | 中里,良二,1933- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2015年09月 |
『今こそルソーを読み直す (生活人新書)』

作者 | 仲正 昌樹 |
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価格 | 628円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2013年08月20日 |
『ルソーを学ぶ人のために』

作者 | 桑瀬,章二郎 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 世界思想社 |
発売日 | 2010年11月 |
ルソーという存在を通して見る18世紀のフランスの社会や哲学、そして彼が語り続けた自然に対する姿勢や人間への愛。それぞれの本が、そうしたテーマに深く切り込んでいます。彼がなぜ社会契約論を語り、何を求め続けたのか、そしてその思想が現代にどのような影響を与えているのか。自分自身も書きながら非常に刺激を受け、改めてルソーの偉大さを感じました。
人間とは何か、社会とは何かを問い続けたルソーの思考を追いかけることは、自分たちがどう生きていくべきかを考える上で大いに役立ちます。ここでご紹介した本の中には、かなり深いテーマに触れているものもありますが、それでもキャッチーな画風や分かりやすい言葉で語られているため、初めて哲学に触れる方でも楽しむことができるでしょう。
勿論、既にルソーに精通している方にとっても、新たな視点や知識を得ることができるはずです。そして何より、これらの本は生涯をかけて人と社会について考え続けた彼の姿を伝えてくれます。そこには、現代社会で私たちが直面する問題ともつながる課題が散りばめられています。
いずれの本も、ルソーについて深く理解するためのかけがえのない一冊となることでしょう。これからもルソーの生き方や思想について学び続け、そして自分たちの生き方に活かしていけるよう、彼の言葉と共に歩んでいきたいと思います。
読んだ後には、ルソーの存在が心の中に深く刻まれ、あなた自身の哲学や人生観が少しでも豊かになることを願っています。それでは、あなたが選ぶ一冊と共に、思索の旅に出てみてください。ルソーの世界は、きっとあなたを魅了することでしょう。
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