レストランを舞台にしたおいしい小説8選
街角のアットホームなカフェ、ゴージャスな高級レストラン、ちょっと変わった料理を出す個性的なビストロ…。一口にレストランを舞台にした小説と言っても、その世界観は多種多様です。おいしい食事の描写はもちろんのこと、一緒に食卓を囲む人々の人間関係や、フードを通じて紡がれる様々なストーリーに心を奪われること間違いなしです。レストランを舞台に繰り広げられるドラマがテーマの小説は、読むだけでなく、食事の楽しみ方や見方を広げてくれる一冊になるでしょう。気になる8作をご紹介します。ワイングラスを片手に、美味しい時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
『雑草姫のレストラン』
八ヶ岳のふもとにある道の駅で働く茂花は、有名レストランのシェフだった姉の夕花とともに東京から移住してきた。自然豊かな山では、山菜だけでなく雑草までもが美味な素材。ウドの天ぷら、タンポポのピッツァ、レンゲソウのグラタン、よもぎアイス…姉妹は出会った人々においしい草花料理をふるまい、自らもまた癒されていく。踏まれ強い雑草女子と愉快な仲間たちの幸せグルメ小説。
作者 | 賀十 つばさ |
---|---|
価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2023年10月30日 |
『あなたに会える杜のごはん屋』
杜のなかにひっそりとある「あなたに会える、ごはん屋」。ここは一日一名限定、亡くなった人との思い出の料理を提供する。訪れる客はみな、過去を思い出しながら、不思議な再会を果たすことができる。和解できぬまま父を亡くした娘、子供と突然の別れを余儀なくされたシングルマザー、客との思い出を抱える元ホスト、仲間を想う営業マン。そして、店主の天国の使命と過去も明らかに…。悲しみに寄り添い、心を解放するハートフルストーリー。
作者 | 篠 友子 |
---|---|
価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2024年09月11日 |
『シャルール 土曜日だけ開くレストラン』
路地裏のフレンチレストランで魔法のような特別な時間をー週に一度だけオープンするフレンチレストラン「シャルール」には、様々なお客様が来店します。結婚前夜の娘と父親、仲直りのきっかけがつかめない女子大生、亡き夫との思い出の一皿を探す老婦人、“もう一人”のお客様といらした老紳士ー極上の料理とワインと共に紡がれる6つの物語のア・ラ・カルト。土曜日の夜にだけ訪れる、誰も知らない小さな奇跡。感動と癒しのひとときを、どうぞ召し上がれ。
作者 | 田家みゆき |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 文芸社 |
発売日 | 2020年01月 |
『相続レストラン』
作者 | 城山,真一,1972- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年01月 |
『たそがれ大食堂』
作者 | 坂井希久子 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 |
『神さまのレストラン』
天国に続く道の途中に存在するレストラン。そこにはこの世に未練を残した死者の魂が集まってくる。時の流れのない静かな空間で自分の人生を見つめ直し、思い出の中に残る最期の一皿を注文するのだ。ほんの少しの後悔の苦味と甘やかな優しさが織り成す、珠玉の短編集――「あなたの心の思い出の一皿は、なんですか?」
作者 | 東万里央/著 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | アルファポリス |
発売日 | 2020年06月17日 |
『美食亭グストーの特別料理』
作者 | 木犀,あこ,1983- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年05月 |
『難問の多い料理店』
ビーバーイーツ配達員として日銭を稼ぐ大学生の僕は、注文を受けて向かった怪しげなレストランで、オーナーシェフと出会う。彼は虚空のような暗い瞳で、「お願いがあるんだけど。報酬は1万円」と、嘘みたいな儲け話を提案し、あろうことか僕はそれに乗ってしまった。そして気づいた。どうやらこの店は「ある手法」で探偵業も担っているらしいと。空室に届き続ける置き配、火災現場に突入した謎の人物、なぜか指のない轢死体…。オーナーはどんな難問も華麗に解いてしまう。そして、配達員にこう伝えるのだ。-「もし口外したら、命はない」。
作者 | 結城 真一郎 |
---|---|
価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年06月26日 |
それぞれの作品が独自の世界観とストーリーを持っていて、レストランが舞台となっているからこそ描かれる人間ドラマの深さに魅了されました。実際の料理が丁寧に描かれている作品は、読みながら食べたいと思う美味しさが伝わってきます。色とりどりの料理の描写は見事としか言えないほどで、まるで自分がその場にいるような臨場感を感じさせてくれますね。
また、レストランが与えるエピソードに共通するのは、どの作品も心温まる素晴らしい結末で締められています。恋愛から友情まで、繊細に描かれた関係性が劇的な展開を生み出し、読んでいて胸が熱くなること間違いなしです。
せっかくなら、お家でくつろぎながら一冊手に取り、新たな世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。読書タイムに美味しいお菓子や飲み物を用意して、様々な物語を堪能する。それぞれの作品が持つ魅力に浸りながら、自分だけの特別な時間を楽しみました。
そして、小説を読むことで料理に対する見方や感じ方も少し変わってくるかもしれません。最高の料理には、それを作る人の情熱や思いが込められているもの。それを知ることで、私たちが普段食べている食事への感謝の気持ちも一層深まるでしょう。
今回紹介した8冊があなたの心を満たし、読書の楽しみをさらに広げることができたら嬉しいです。何度でも読み返して、その世界に触れてみてください。きっと新しい発見や感動があなたを待っています。幸せな読書時間になりますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。