浮世絵師 喜多川歌麿を知る本 おすすめ5選 作品や生涯など

喜多川歌麿について詳しく知りたい方へ、おすすめの5冊をご紹介します。まずは、彼の生涯を描いた伝記から始めて見てはいかがでしょうか。享楽的な人生観が伝わる、鮮やかな女性描写や市井の暮らしを描いた浮世絵が、有名である歌麿の人となりや生き様に迫ります。また、歌麿がどのようにして巨匠と呼ばれるようになったのか、その背後にある歴史や文化もまた面白い。さらに、彼の作品を深く味わうための評論集や、浮世絵の魅力を丁寧に解説した本もセレクトしています。画集も合わせて見ると、まるで時代を旅するようですよ。
『もっと知りたい喜多川歌麿』

遊女から市井の娘まで、歌麿が美人を描けば天下一品。絵師としてスターダムにのぼり詰め、出版界に寛政の改革の矛先が向けられるなかで、蔦屋重三郎をはじめとした版元と策をめぐらし、生み出された名品の数々。湧き上がる創作の源泉とは。世界を驚かせた魅力とは。その謎に迫る!
作者 | 田辺昌子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2024年04月02日 |
『歌麿の生涯 : 写楽を秘めて』

作者 | 新関,公子,1940- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 展望社 |
発売日 | 2019年04月 |
『歌麿 UTAMARO ジャパノロジー・コレクション』

美人画を得意とした浮世絵師、喜多川歌麿。蔦屋重三郎のもとで出版した狂歌絵本『画本虫撰』や『百千鳥狂歌合』などの評価絵本でその画才を認められ、寛政前期には、《ホッピンを吹く娘》を含む『婦女人相十品』『婦人相学十躰』の揃物や、『当時三美人』など、女性の半身像を描いた大首絵を次々と発表して人気を博す。特に蔦重版では、華やかな雲母摺を背景に、女性たちを表情豊かに、その内面までも描き出した。卓越した画力を示す傑作の数々を詳説する歌麿入門の決定版。
はじめに
第一章 狂歌と蔦重
第二章 狂歌絵本
第三章 大首絵
第四章 美人似顔絵
第五章 質感再現
第六章 母と子/恋人たち/働く女/肉筆画
おわりに
作者 | 大久保 純一 |
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価格 | 1474円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年09月24日 |
『歌麿抵抗の美人画』

「寛政の改革」の時代を生きた絵師・歌麿。時の老中・松平定信は、次々と浮世絵に対する禁令を出す。男は、それでも描き続けた。描くことが生きることだから。秘蔵コレクションをカラー40ページで一挙公開。
作者 | 近藤史人 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2009年01月 |
『歌麿決定版』

歌麿は何処へ行くのか
歌麿の世界
女絵師、歌麿の魅力
初期の作品:画風の模索、そして「歌麿」の誕生
大首絵:女性の内面を描いた画期的な作品
寛政の三美人:歌麿流の美女たち
吉原の女たち:「青楼の画家」の女性描写
街の女たち:世間で評判の美人たちを描く
七分身図:女性たちのしなやかな身体美
女性群像(二枚続・三枚続):街の風景と名所を描く
後期の作品:禁制下の新たな挑戦
絵入狂歌本:狂歌の世界を彩り豊かに描く
春画:大胆な構図と見事な身体表現
(主な掲載作品)
「婦人相学十躰 面白キ相」「婦女人相十品 文読む女」「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」「霞織娘雛形 簾」「当時三美人 富本豊ひな 難波屋きた 高しまひさ」「当世踊子揃 石橋」「二つ枕」「武蔵野」「画本虫撰」「歌まくら」「ねがひの糸くち」「吉原の花」「深川の雪」など
肉筆画の美
歌麿の肉筆画
歌麿の五十年
歌麿と同時代の絵師たち、および歌麿イズムの継承者たち
評判に先駆けて美女を描く
歌麿が描いた江戸、描かなかった江戸
海を渡った歌麿 -1890年の「日本版画展」
浅野秀剛×小林忠対談
歌麿研究の過去・現在・これから
歌麿略年譜
『歌麿 決定版』作品リスト
作者 | 浅野 秀剛 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2016年11月28日 |
そんなわけで、喜多川歌麿さんについての素晴らしい本たちを5つご紹介させていただきました。浮世絵師というと、何だかとても遠い存在のように感じるかもしれませんね。でも、どんなに時代が進んでどんなに生活が変わっても、アートはその時々の世界を切り取ったままで存在し続け、私たちに多くのことを教えてくれますよね。彼の作品を通して見る、すっかり過ぎ去ったかのような時代の風景や人々の生活、そしてそこに込められた情感は、まさしく現在とは違った美しさを持つのではないでしょうか。
まさに、歌麿さんはその繊細なタッチで、当時の世の中を色鮮やかに描き出してくれました。彼の作品が残されたことで、私たちはいまでもその時代を垣間見ることができますし、それに触れることで、私たち自身の感性も豊かになるのです。
今回の本たちは、そのような歌麿さんの世界をしっかりと伝えてくれるものばかりです。作品の魅力だけではなく、彼自身の生涯についても紐解いていくことで、それぞれの絵がどのような思いから生まれたのか、深く理解することができます。そうすることで初めて、絵はただの絵ではなくなり、生き生きと息づいているように感じられますよ。
それぞれの本には、その作者のさまざまな視点が詰まっています。だからこそ、同じ歌麿さんでも様々な見方ができるのが、読書の楽しみの一つだと思います。興味を持った方はぜひ、手にとってご覧になってみてください。必ずや新たな発見や感動があることと思います。
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