わかりやすい 有機化学の本 おすすめ5選

有機化学を学びたいけど、教科書だと難しくて挫折しがち・・そんな方におすすめする5冊をご紹介します。初心者でも肩苦しさを感じず、楽しく有機化学に触れられる一冊目、二冊目は、教科書顔負けのディテールと丁寧な説明が魅力。次にご紹介する三冊目、四冊目はリアルな事例で理解を深め、理論だけでなく実際の実験のイメージも湧く内容です。最後におすすめするのは、知識だけでなく話題の研究トピックも取り扱う一冊。もう有機化学が難しいとは思わせない、5冊を手に取ってみてくださいね。
『文系でも3時間でわかる 超有機化学入門 研究者120年の熱狂』

★文理を問わず大歓迎! たった3時間で有機化学が楽しめる!★
今や暮らしに欠かせないスマホの液晶や、有機EL材料、高血圧の治療薬……。
これらは「有機化学」の技術、とくに近年ノーベル賞の受賞対象となった「クロスカップリング反応」の成果によって生み出されています。しかし、その実現には120年にもおよぶ研究者たちの挑戦がありましたーー。
本書は、偉大な研究者たちが120年間何を考え、どう挑んだのかを、対話形式&ストーリー仕立てでエンタメ要素たっぷりに紐解いていきます。
“この1冊を読む3時間で有機化学が楽しめる”をコンセプトに、教育系YouTuberとしても活躍の場を広げる著者が、創意工夫を凝らし、文系・理系を問わず読みやすい入門書として執筆しました。多くの方に、実現までのストーリーをお楽しみいただけることでしょう。
【おすすめポイント】
◎ フルカラーで見やすく、わかりやすい!
◎ 化学が苦手な文系高校生を主人公にしているので、初学者にも読みやすい!
◎ ノーベル賞研究を題材に、「研究」という営みがどのようなものか学べる!
◎ 難解なイメージを持ちやすい反応機構は、オリジナルのイラストでわかりやすく解説!
第1週 有機化学はつまらない?
第2週 六角形をつなぐ旅のはじまり
第3週 未来へ紡ぐ山本明夫 -働くニッケルー
第4週 革命の時 -熊田・玉尾・コリューカップリングー
第5週 周期表の旅人
第6週 人類の到達点
第7週 研究はどのように評価される?
第8週 究極の反応を目指して
第9週 火星には旗が立っていた -ヴァンヘルデン・バーバーグカップリングー
第10週 夢の反応 -村井反応ー
第11週 輝く星 キース・ファニュー
第12週 定跡を外す ArPTZ+
第13週 旅は終わらない
作者 | 諸藤 達也 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 裳華房 |
発売日 | 2021年12月20日 |
『よくわかる最新有機化学の基本と仕組み : 大学で学ぶ有機化学の最新知識』

作者 | 齋藤,勝裕,1945- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 秀和システム |
発売日 | 2022年11月 |
『今こそ「わかる」有機化学入門 マンガと図解ですらすら読める!』

学び初め、学び直しの1冊目に最適!
有機化学は、 シンプルな理屈や感覚で「わかる」学問です。
丸暗記なんかしなくても、基礎がわかれば、あとはそれを用いての推論、推測で進んでいけます。
本書では、マンガや図をふんだんに用いて、化学の初歩から有機化学を解説。
身近な話題や昔の教科書に載っていなかった発見もできるだけ盛り込みました。
学び始め、学び直しはもちろん、最近になって、有機化学の知識が必要になった文系の方にも役立つ1冊です。
第1章 原子構造と化学結合
第2章 有機化合物の構造
第3章 有機化合物の種類と性質
第4章 基礎的な反応
第5章 応用的な反応
第6章 高分子化合物
第7章 生命の化学
終章 有機化学とSDGs
作者 | 齋藤勝裕 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2022年05月23日 |
『宇宙一わかりやすい高校化学 有機化学 改訂版』

■■ご確認ください■■
こちらは2022年度以降にご入学された方が対象の新課程版商品です。2021年度以前にご入学された方は旧課程版商品をお買い求めください。
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【特長】
01.左が説明,右が図解の使いやすい見開き構成
本書は左ページがたとえ話を多用したわかりやすい解説,右ページがイラストを使った図解となっており,初学者の人も読みやすく勉強しやすい構成になっています。
左ページを読んでから右ページの図解に目を通すもよし,まず右ページをながめてから左ページの解説を読むもよし,ご自身の勉強しやすいように自由にお使いください。
02.別冊の問題集と章末のチェックで実力がつく!
本冊はところどころに別冊の確認問題への誘導がついています。そこまで読んで得た知識を,実際に自分で使えるかどうかを試してみましょう。確認問題の中には難しい問題も入っています。最初は解けなかったとしても,時間をおいて再度挑戦し,すべての問題を解ける力をつけるようにしてください。
章末の「ハカセの宇宙一キビしいチェック」は,その章に学んだ大事なことのチェック事項です。よくわからないところがあれば,該当箇所を読み直してみましょう。
03.受験生に必要なエッセンスが満載の本格派
本書にはユルいキャラクターが描かれており,一見したところ,あまり本格的な参考書には見えないかもしれません。
しかし,受験化学において重要な要素はしっかりとまとめてあり,他の参考書では教えてくれないような目からウロコの考えかたや解法も掲載されています。
ゆるキャラを侮るなかれ,こう見えて本格派の化学の参考書なのです。
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■楽しんで化学を勉強してください
上記の通り,実は本格派である「化学」の参考書をなぜこんな体裁にしたのかというと,読者のみなさんに楽しんで勉強をしてもらいたいからです。「勉強はつらく面倒なもの」 というのは,たしかにそうなのですが,「少しでも勉強の苦労を軽減させ,みなさんに楽しんでもらえるように」という著者と編集部の想いで本書は作られました。
みなさんがハカセとクマの掛け合いを楽しみながら,化学のカをつけていけることを願っております。
作者 | 船登 惟希/水谷 さるころ |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | Gakken |
発売日 | 2023年02月24日 |
『有機化学入門』

有機化学の基礎事項である「官能基の化学」、一歩進んだ反応機構を学ぶ「化学反応の機構」、化学の基礎に立ち返る「特別講義」の3編で構成。近年の新しい表記やトピックスを織り込み、重要な単語には英訳も付記した、有機化学のテキスト。
第1編 官能基の化学
1. 脂肪族炭化水素
2. アルコールとエーテル
3. カルボニル化合物
4. カルボン酸とその誘導体
5. アミン
6. ハロゲン化合物
7. イオウ化合物
8. 芳香族化合物
9. 天然物
第2編 化学反応の機構
10. 反応速度と遷移状態
11. 置換反応
12. 付加・脱離反応
13. 転位反応
特別講義
1 化学式
2 軌道の混成
3 異性体
4 分子の極性
5 電子の動き
6 酸と塩基
付録
1. 総合問題
2. 有機化合物命名法
作者 | 大野 惇吉 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 三共出版 |
発売日 | 2023年12月05日 |
以上、わかりやすい有機化学の本を5冊ご紹介しました。いかがだったでしょうか。特にこの分野は専門的で難解と思われがちですが、開いてみればアクセスしやすい内容がたくさんあるのが魅力です。
私が今回ご紹介した作品には、それぞれに特徴があります。視覚的に学べる図解が豊富な本、学びながら楽しむことができるエンターテイメント性の高い本、さらにディープに学習したい方のための実験手法や反応機構に特化した本など、全く違うアプローチで有機化学に迫っています。
どの本も独特の視点と丁寧な解説があるので、難しさを感じずに楽しく読んでいただけること間違いなしです。本によっては、有機化学の基本的な概念を理解するだけでなく、より専門的な知識まで身につけられるため、自身の学習ステップに合わせて選んでみてください。
特に、有機化学について深く知りたい、またはより理解を深めたい学生さん、教える立場の方、または単に興味がある一般の方まで、多くの人が読んで得ることができる一冊となっています。それぞれの本が、あなたの有機化学学習の良きパートナーになることを心から願っています。
この記事を通じて、少しでも有機化学に興味を持っていただけたら嬉しいです。興味を持ったら、まずは手に取ってみてください。きっと新たな発見や感動があるはずです。これからも皆様にとって有益な情報をお届けできるよう努めてまいります。
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