貧困と犯罪を描いた社会派ミステリー10選

都会の闇を描く硬派な物語から、田舎の深淵を描く骨太な作品まで、"貧困と犯罪"が主題とされた必読の社会派ミステリー10選をご紹介します。無冠の作家から世界的ベストセラー作家まで、各々が自身の視点で貧困や犯罪の闇を深掘りしています。また、ハードボイルドな犯罪ドラマから、社会派リアリズムまで、ジャンルも幅広く取り揃えています。凡人も、天才も、犯罪者も、犠牲者も、彼ら全てが社会の一端をその肌で感じ取っています。これら作品を通じて、世の中の見えない側面に気づけるかもしれません。ストーリーに引き込まれ、考えるきっかけを得たら、それ以上の読書体験はありませんよね。忘れられない10作、お楽しみください。
『希望が死んだ夜に』

希望が死んだ夜みたいに真っ暗なこの国でーー
面白い作家が、凄い作家になる瞬間がある。
本書を読んだとき、天祢涼は凄い作家になったと、感嘆した。
ーー細谷正充(文芸評論家)
彼女を死に至らしめたのは社会なのではないか?
社会派×青春×ミステリーの見事な融合。
本書に出合えてよかった。
ーーベル(文学 YouTuber)
神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生・冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。少女は犯行を認めたが、その動機は一切語らない。何故、のぞみは殺されたのか? 二人の刑事が捜査を開始すると、意外な事実が浮かび上がってーー。現代社会が抱える闇を描いた、社会派青春ミステリー。
解説・細谷正充
作者 | 天祢 涼 |
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価格 | 869円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2019年10月09日 |
『蟻の棲み家』

東京都中野区で、若い女性の遺体が相次いで発見された。二人とも射殺だった。フリーの事件記者の木部美智子は、かねてから追っていた企業恐喝事件と、この連続殺人事件の間に意外なつながりがあることに気がつく。やがて、第三の殺人を予告する脅迫状が届き、事件は大きく動き出す……。貧困の連鎖と崩壊した家族、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出す傑作ノワール。
作者 | 望月 諒子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年10月28日 |
『黄色い家 = SISTERS IN YELLOW』

作者 | 川上,未映子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年02月 |
『名もなき子』

テレビ局に在籍し、ドキュメンタリー番組の制作を手がける美貴。ある日、高齢者施設で不審死が相次いでいるとの週刊誌の記事が目に留まる。その後、主要メディアや官邸に犯行声明が届く。書面には「何も生み出さない高齢者は『社会悪』だ」などと書かれていた。取材を進める美貴は、偶然の出来事から悟と名乗る青年とかかわるようになる。悟の生きてきた道程を知った美貴は、この国が抱える深い闇の存在に強い衝撃を受けるーーーー。
作者 | 水野 梓 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2022年05月18日 |
『デフ・ヴォイス : 法廷の手話通訳士』

作者 | 丸山,正樹 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2015年08月 |
『忘れられたその場所で、』

本格的な社会派ミステリーと神秘的な幻想ホラー。
両者が巧みなバランスで作中に並存しつつ、互いの闇を照らし合う。
ーーこの読み味、僕はとても好きです。
ーー綾辻行人
人ならざるものを見てしまう高校生の美和は、雪の中道に迷い、見知らぬ街に迷い込む。その一角に、割られた窓ガラス越しにじっとこちらを見ている男がいた。男は死体だった。
一方刑事の浩明は、死体発見の報を受け、現場に駆け付ける。被害者の斗南という男性は、数日間体の自由を奪われ、食事も与えられないという残虐な方法で殺されていた。浩明は同僚の絵美とともに斗南の過去を探るのだが、予想外の事実が浮かび上がりーー。
『名もなき王国』の著者が放つ野心作!
作者 | 倉数 茂 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2021年05月19日 |
『ある少女にまつわる殺人の告白』

作者 | 佐藤,青南 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2012年05月 |
『アンダークラス』

メモ魔の窓際刑事VS多国籍IT企業
秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。
外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。
これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだったーー。
<単行本が発表されたのは2020年秋だが、果せるかな、その1年余り
後の22年冒頭から、極端な円安が進み始めた。作中で「これから、日本人が景気の良いアジアに出て、仕送りする日がくるね」と吐き捨てたアインの予言(=作者の予言)は、着実に成就しつつあるようにも思える>--藻谷浩介氏(地域エコノミスト/巻末解説より)
日本経済の末路を予言した「震える牛」シリーズ最新作!
【編集担当からのおすすめ情報】
食肉業界の闇を暴いた『震える牛』、派遣労働者の悲哀を描いた『ガラパゴス』に続き、シリーズ第三弾となる本書は、アジアの「下級国民」になりゆく我が国の現実を題材としています。円安が進む日本経済への特効薬が見当たらぬなか、せめて矜恃は失うな、という本書のメッセージが心に重く響きます。
プロローグ
第一章 失踪
第二章 潜行
第三章 錯綜
第四章 深掘り
第五章 汚泥
第六章 斜日
エピローグ
作者 | 相場 英雄 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年01月06日 |
『ロスト・ケア』

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい叫びーー悔い改めろ! 介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味……。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る! 全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
作者 | 葉真中顕 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2015年02月10日 |
『天使のナイフ 新装版』

犯人は、13歳の少年だった。
娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。犯人が13歳の少年3人だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山が疑われる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。法とは、正義とは。デビュー作にして、少年犯罪小説・唯一無二の金字塔。
作者 | 薬丸 岳 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年08月12日 |
それでは、これまで「貧困と犯罪を描いた社会派ミステリー10選」について語ってきました。様々な描写がある中で、真実を見つめ直すきっかけとなったり、人間の心理や社会問題に多角的な視点で迫ったり、それぞれの作品はすべてが魅力的でした。
そんな作品たちの中には、人間の本質について問いかけ、我々にも自己の再確認を促してくれます。それらの作品は、ただエンターテメントとして楽しむだけでなく、社会問題について深く考えるきっかけにもなるでしょう。また、物語としての面白さを忘れずに、深刻なテーマを巧みに描ているところが特徴的です。
しかしながら、これらの作品は決して重苦しいだけではなく、各作品に息づいている独自のエッセンスにより、読む者を引き込みます。壮絶な戦い、喜びや悲しみ、友情や愛…。彼らの生きる世界が、多くの読者にとって新たな視点を提供し楽しい読書体験を作り出していくことでしょう。
残酷な現実を描くことで社会の不条理を糾弾し、そこに潜む悲しい真実を浮き彫りにする作品群。しかし、だからこそ、我々は真実を知り、変わることができるのかもしれません。この10作品を通して、我々自身の社会について、あらためて考え直す機会になれば嬉しいです。
以上、「貧困と犯罪を描いた社会派ミステリー10選」をご紹介しました。登場人物たちが直面する厳しい現実とどう向き合うのか。そして我々はそれをどうとらえ、どう行動するのか。読むことで考えることの大切さを感じ取り、何か一つでも新しい発見があればと思います。皆さまにとって意義ある一冊に出会えますように。
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