『日本妖怪考 百鬼夜行から水木しげるまで』は、マイケル・ディラン・フォスター著、廣田龍平訳による妖怪研究書で、日本の妖怪文化の歴史と変遷を学べる一冊です。百鬼夜行の伝承から現代漫画家・水木しげるの作品まで幅広く紹介され、妖怪の社会的・文化的意義や表象の変化が詳しく解説されています。学術的視点と読みやすさが両立しており、日本の民俗や妖怪文化に関心のある読者にとって非常に示唆に富む内容でした。
妖怪はどこから生まれ、どこに行くのか?
捕まえようとすると、するりと手から逃れていく妖怪たち。日本人はその妖怪をどのように捉え、描き、表象してきたのか。江戸時代に編まれた百科事典や画集から、近代科学とのせめぎあい、文学や民俗学との関わり、そしてマンガなど現代メディアの中の妖怪像まで、日本の「妖怪文化」を縦横無尽に語りつくす。ニューヨーク出身のアメリカ人民俗学者による気鋭の妖怪論。〈シカゴ民俗学賞受賞〉
目次
日本語版への序文
謝辞
第一章 妖怪への誘い
第二章 妖怪の博物学──百科事典、怪談、鳥山石燕の妖怪誌
第三章 妖怪の科学──井上円了、コックリ、人身電気
第四章 妖怪の博物館──近代、民俗学、妖怪の発見
第五章 妖怪のメディア──水木しげると口裂け女
第六章 妖怪文化──過去、現在、未来
注
参考文献
訳者あとがき
索引
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