エリオット・ソーバー著、松本俊吉・網谷祐一・森元良太・丹治信春訳『進化論の射程――生物学の哲学入門』は、進化論の理論とその哲学的意義をわかりやすく解説した入門書です。自然選択や適応、遺伝、進化のメカニズムといった生物学の基礎概念を整理しつつ、科学哲学の観点から理論の成立条件や限界、科学的説明のあり方を考察しています。進化論を単なる科学知識として学ぶのではなく、その理論的・哲学的含意まで理解したい読者に最適な一冊です。
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発売日: 2024年07月18日
発行元: 春秋社
〈現代哲学への招待 Great Works〉
進化論とは一体何か? 神が世界や生物を創造したという「創造論」との対決(第2章)から、進化論や生物学的要因で人間の社会行動までも説明しようとする「社会生物学」の試み(第7章)まで、刺激的な話題を満載。さらに「進化」「自然選択」「適応」といった概念を丁寧に解説して、進化論にまつわる数々の誤解を解き、進化論が投げかける哲学的問いと、今後も人類に与えつづけるであろう衝撃を明らかにする、現在欧米で最もホットな哲学分野のひとつ「生物学の哲学」の成果。
第1章 進化論とは何か
第2章 創造論
第3章 適応度
第4章 選択の単位の問題
第5章 適応主義
第6章 体系学
第7章 社会生物学と進化理論の拡張
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