廣松渉『哲学入門一歩前―モノからコトへ(講談社現代新書 916)』は、哲学の思考方法を「モノ」的な対象から「コト」的な出来事・関係へと転換して考える視点を紹介する入門書です。日常的な経験や社会的現象を題材に、哲学的思考の出発点や問題設定の仕方をわかりやすく解説しています。抽象的な理論に偏らず、具体的な事例を通して思考の方法論を学べるため、哲学初心者にも理解しやすく、思考力を養う手助けとなる一冊です。
〈実体〉的三項図式にかわり、現相世界を網のように織りなす〈関係〉的存立構制、その結節としてたち顕れる「私」とは、どのようなものか? 量子論からイタリアの戯曲まで、多彩なモデルで素描する、現代哲学の真髄! (講談社現代新書)
「関係」を紡ぐ廣松哲学の真髄への第一歩! 実体(モノ)主義に代わり世界を織りなす事(コト)的構造とは? そしてその結節として立ち顕れる<私>とは誰なのか? 多様なモデルでイメージ豊かに素描する。
●事物に「実体」はない
実体主義の構図/原子は見えねど
同一性なき粒子/物質場=実体?
●認識は「写実」ではない
内なる像は不在/現象学の雄略と頓挫
現相世界の定礎/相対論的時空間
●本質はどう仮現するか
意味のイデア性/本質直観の秘密
●事態は斯様に妥当する
「所与ー所識」と事態/判断の対他者性
ピランデルロ劇/四肢的存立構造
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