『桜蘭高校ホスト部』で大ファンになった葉鳥ビスコ先生の作品と知り、レジへ直行しました。
大学で盛んに行われる映画制作を支える裏方「美班」と呼ばれる映像研究の美術制作班のお話です。
極度に人とのコミュニケーションが苦手でいつも謝っているばかりの蘭丸が、ひょんなことから大学サークルの1つ、美班と関わります。
"美班のジャイアン"の異名を持つ剛田率いる美班のメンバーは、とにかくさまざまな特技を持った個性派揃い。
ネガティブ思考だけど、とてつもなく器用で観察眼・応用力にも優れている蘭丸は、ビビりながらも美班として大活躍する姿に注目です!
仲間と協力し、オリジナルの映画制作をより良いものにしようと尽力する姿は爽快感があります。
大学に全部で4つあるという映研サークルの部長たちも、全員一癖も二癖もある人たちばかりです。
みんな無茶苦茶な希望を美班に要求してきますが、工夫をこらして予算通り、期日までに仕上げられるのは、まさに情熱があるからこそなせる業でしょう。
大道具、小道具、メイク、衣装で役者たちの演技と映画の世界観を支える熱意にも感動しました。
特に、記憶には残りにくい登場人物たちの衣装へのこだわりも映画を形作る大切な要素なのだと気付けます。
とにかく映画の裏側の世界を感じられるので、今後映画を観るときは別の視点も加わって、より作品を楽しめるようになるかもしれません。
ぜひ一緒に美班の活躍を垣間見てみませんか?