年齢を重ねると、今まで当たり前にできたことも次第に難しくなるーー。その“喪失感”を埋めるように、自分の身近なものに“執着”して捨てられない高齢者が増えています。▼また物に限らず、人間関係やひとつの出来事にこだわって悩んだり、イライラする人が多くなるのも加齢の特徴といえるでしょう。▼本書は、本当に大切なことに老後のエネルギーを注ぐための「心・身・物」の整理術と、それを通じた“軽やかなライフスタイル”を精神科医が提言します。▼「老後の片付けーー整理整頓された物が膨大では意味がない」「物置代わりーー使わない子ども部屋を放置していませんか？」「周囲の期待ーー『できません』『もう無理です』と言う勇気も大切」「たくさんの人と付き合いたいから、今後も繋がっていたいへ」など、引退後の長いステージを快適に過ごすうえで有意義なことばかり。▼あなたも少しずつ「人生の荷物」を軽くしていきませんか？▼文庫書き下ろし。
ゲスト
『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』は、老後を安心して過ごすための心と生活の整理法を、精神科医・保坂隆氏が解説した一冊です。物や思い出の整理だけでなく、心の整理や人間関係の見直しにも焦点を当てています。特に「心と生活を整えることで、老後の不安が軽くなり、充実感が増す」という考えが印象的で、人生の晩年を前向きに迎えるための実践的な知恵が詰まった内容でした。
