大上皇の力を借りたニナは、アズールに黙ってフォルトナを出立します。
第一王子セトの居城バステアに着いたものの、拝謁をすっぽかされ、城の者たちに空気のように扱われ……
それでもへこたれない強さに好感しかありません!
なんとか歓迎の儀を設けられることになりますが、ニナは自分のほかにも花嫁候補が2人いることを知ります。
セトを恐れている属国の姫たちから、逃げようと話を持ちかけられますが、
何としても第一王妃の座を手に入れたいニナは断ります。
一方、妃を迎える気のないセト。
花嫁候補は他国を攻める口実を作るのための道具だと思っています。
目的を達成するためには、外堀を埋めることが大切です。
ニナはどれだけ傷付けられても、立ち直って笑顔を絶やしません。
その姿に、城の者たちの反応が少しずつ変わっていきます。
もう絶望していく姫の姿を見なくてもいいのかもしれない…と思えるようになり、ニナの世話をしてくれるようになるのです。
これはもう、ニナの粘り勝ち! うれしい気持ちになりました。
ニィナの世話係を任じられ、セトのあしらい方も多少はわかるようになったニナ。
花嫁候補の中で初めてガルガダ本国へ行くことが決まります。
舞台をガルガダ国に移して、新たな展開で進んでいくストーリーに惹き込まれます。