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ミステリー

掟上今日子の備忘録

西尾維新/著 VOFAN/著
発売日: 2014年11月15日
発行元: 講談社

掟上今日子――またの名を、忘却探偵。すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてください――!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?

掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。

すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!

あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・

隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。

「探偵を呼ばせてください――!!」

スピーディーな展開と、忘却の儚さ。

果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?

担当ライター
岸本あやかのアイコン画像 岸本あやか
の面白い3つの見どころ

  • 1日で記憶がリセットされる? 風変わりな女探偵の推理
  • 独創的なキャラクターと不可解な事件が織りなすミステリー
  • 探偵・掟上今日子に隠されたある秘密とはいったい⋯⋯

book 掟上今日子の備忘録 の書評(感想)

「事件は今日中に解決します―。そして明日には忘れます。」

みなさんは探偵と聞いて、どんな探偵をイメージしますか。

インバネスコートにパイプをくわえたクラシカルな探偵?

現場に赴くことなく事件を解決に導く安楽椅子探偵?

本作の探偵・掟上今日子はそのどれにもあてはまりません。

彼女はたった一日で事件を解決する「最速探偵」であると同時に「忘却探偵」でもあるのです。

彼女の記憶は1日でリセットされます。ですからどんなに楽しい思い出も、手繰りよせた真実も、明日になればすべて忘れてしまうのです。

生まれついての冤罪体質で、行く先々で面倒ごとに巻き込まれる依頼人・隠舘厄介はそんな彼女に淡い恋心を抱いていますが、更新されることのない彼女の記憶に複雑な感情を抱いています。

「今日子さんには、今日しかない。」

厄介のこの言葉に心打たれる人も多いのではないでしょうか。

今日子さんに限らず、みなさんにも、もちろん私にも、今日という日は今日しかないのです。ミステリー小説でありながら、今日という日の尊さにも気づかされます。

個性的なキャラクターと不可解な事件、本格的かつ日常的なトリックで、推理小説初心者のかたでも読みやすい一冊です。

なぜ彼女は記憶を失ってしまったのか。なぜ彼女は探偵という道を選んだのか。

気になるかたはぜひ読んでみてください。

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