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「八咫烏」シリーズの3作目。前作は1作目と同じ時間軸の出来事であったため、今作で初めて1冊目の未来の話が描かれる。びっくりするほど面白いというのが正直な感想である。ミステリとしては相変わらず素晴らしい出来栄えだが、冊数を重ねた結果キャラクターの魅力が増してきており、シリーズ物の醍醐味が味わえる。作中世界についても謎が深まるばかりで、早く続きが読みたい。
人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は、小梅と名乗る少女ただ一人ー。八咫烏シリーズの第三弾。
「八咫烏」シリーズの3作目。前作は1作目と同じ時間軸の出来事であったため、今作で初めて1冊目の未来の話が描かれる。びっくりするほど面白いというのが正直な感想である。ミステリとしては相変わらず素晴らしい出来栄えだが、冊数を重ねた結果キャラクターの魅力が増してきており、シリーズ物の醍醐味が味わえる。作中世界についても謎が深まるばかりで、早く続きが読みたい。