「知的正直というのは簡単に言えば、わからないのにわかったふりをしない、ということにつきるのである」。この言葉を指針にして、著者の勧める「知的生活」を実践していきたい。自分だけのライブラリーをつくりたいと思わせてくれる名著。
知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活である。日常生活のさわがしさのなかで、自分の時間をつくり、データを整理し、それをオリジナルな発想に結びつけてゆくには、どんな方法が可能か? 読書の技術、カードの使い方、書斎の整え方、散歩の効用、通勤時間の利用法、ワインの飲み方、そして結婚生活……。本書には、さまざまなヒントとアイデアが、著書自身の体験を通して、ふんだんに示されている。
累計部数118万部超!! 講談社現代新書史上最大のベストセラー!!
「この本で私が意図したことは、本を読んだり物を書いたりする時間が生活の中に
大きな比重を占める人たちに、いくらかでも参考になることをのべることであった。
私は読書論とか学者の伝記を読むのが好きである。そして『なるほど』と思われたことは
自分でも工夫してみた。真似してよかったものもあるし、真似しきれなかったものもある。
(中略)そんなことを体験に即してのべてみたいと思った。(中略)
知的性格についての本が、現代の読者のためにも必要なのではないか、と思ったのは、
二十数年前に読んだハマトンの『知的生活』を数年前によみかえし、去年と今年また読みかえして非常な啓発を受けたからである。
上智大学の若い同僚たちや、大学院の学生たちにもすすめたところ、この人たちも非常な感銘を受けたようであった。
確かに知的生活に対する具体的なアドヴァイスが現代でも求められているのである」 はじめにより
日常生活の中で、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ。それが「知的生活」
改めて2010年代に生きる私たちに本当にたいせつな生活スタイルです。
時間に追われる現代人が、頭を活性化し、ユニークな発想を生み出すにはどうすればよいのか?
パソコン・スマホが普及するはるか以前、1976年に発行された本書ですが、そこには依然として「使える」ヒントが満載です。
多忙な日々でいかに自分の時間を作り、データを入手・整理し、それをオリジナルな発想にまで高めて行くのか──。
むしろ本書が提示するさまざまなヒントは、情報氾濫の時代である現代にこそ、ますます有効なものになっています。
ビジネスにも、またプライヴェートの充実のためにも必読の、現代人のための永遠のロングセラーです。
●自分をごまかさない精神
「わからない」に耐える
●古典をつくる
繰りかえし読む/『半七捕物帳』
●本を買う意味
身銭を切る/貧乏学生時代
●知的空間と情報整理
図書館に住む/ファイルボックス
●知的生活の形而下学
ビールとワイン/結婚
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