この心理学は日本人には刺さりやすいかも。
私自身は、愚痴や不満の話の多い友人への対応にちょうど悩んでいた頃、解決策はないかと思い読んだ。
相手のことは大切だ、と思っている。
しかし、その相手の課題や相手が抱く劣等感までを丸ごと一緒に背負うのは、本当に優しさなのか、思いやりなのか、自分が優越感を抱きたいがためなのか、どうなのか。
この問題は自分自身の課題??
それとも相手の課題??
これが明確にできると、友人関係だけでなく、仕事中のあらゆる場面でおこる悩みも不思議なくらい解決できた。
実践で使える心理学のひとつ。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』を読んで、子育て中の私にとって、大きな気づきがありました。
アドラーの教えは、「他人の期待に応えようとすることが、自己肯定感を低くする原因だ」というところが頭に残っています。
私は日々、仕事や家事や子育てに追われる中で、周りの期待に応えなければならないと感じ、つい自分を犠牲にしてしまうことが多いと感じていました。しかし、この本を読んで、「他人にどう思われるか」を気にしすぎている自分に気づき、もっと自分の価値を大切にしようと思えるようになりました。
また、アドラーの「課題の分離」の考え方も心に響きました。子どもが自分で失敗し、学び成長する過程を見守ることが重要だと気づきました。
過干渉になりがちなので、子どもにとっての「失敗する権利」を尊重し、より信頼して任せる勇気を持とうと思いました。
親として、子どもの成長を見守ることが、自分の成長にもつながることだとわかりました。
この本は、子育てにおいても自己肯定感を高めるために大切な心構えを教えてくれる一冊でした。