まさに王道。
大好物です。
乙女ゲームの悪役令嬢が、婚約破棄されて大ピンチになるけど、攻略対象以上の好物件イケメンに溺愛されて、二人でピンチを乗り越えながらも愛を育んで、最後はなんだかんだでみんなハッピー。
いわゆる悪役令嬢モノのジャンルで、小説家になろうに投稿されていた作品のコミカライズ版です。
Twitterなどの広告で内容をチラッと見かけた方もいるのではないでしょうか?
かくいう私もそのひとりで広告を見て気になったので手に取ってみました。
主人公のティアラローズは、卒業パーティーの前日に前世の記憶を取り戻し、自分が大好きな乙女ゲームに転生していたことに気づきます。
しかし、ティアラローズというキャラクターは悪役令嬢。
卒業パーティーではヒロインと、そのヒロインに惚れてしまった自分の婚約者から断罪されるイベントが発生します。
ヒロインはそのまま幸せなエンディングを迎え、悪役令嬢は国外追放という流れ……
ここまでの設定は正直ありがちなものかな? と思いますが、
ティアラローズは真っ当な注意をしていただけで酷いことをしているわけでもなく、
そして、すでに隣国の王太子が彼女に惚れていることがどう関わってくるのか…と興味を持って読み進められました。
絵がとても綺麗なのも惹かれるポイントです。
第1巻は、卒業パーティーのイベントを乗り越えたそれぞれがどうなっていくのか、まだまだ先がわからない状態で終わってしまうので、続きがとても気になるところです。
ヒロインのアカリについて、ティアラローズが「もしかして彼女も――」と考えていた部分が明かされるのも楽しみです。
主人公はかわいらしさを持ちつつ、とてもしっかりしている女性で、かつ愛されています。
そういう主人公がお好みの方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。