可愛い猫はブラック企業も救うのか、と興味をそそられて購入した作品です。
前触れもなく朝起きたら猫になっていたモフ田くん。
14時間勤務を連日続けていたというブラックぶりにもビビりましたが、猫になっても特に動じないモフ田に笑ってしまいました。
モフ田くんが猫になったことで、先輩をはじめ、さまざまな人たちの今まで知らなかった優しい面を見られてほっこりします。
特にシバ山先輩や広報くん、実は超がつく猫好きだった常務の反応が個人的に好きでした。
上層部も働き方や福利厚生を見直し、ブラック企業がどんどんホワイトになる様子が面白おかしく描かれています。
普通の猫と同じくチュールが大好きなモフ田の猫らしい行動や、周囲の人の反応にも共感できます。
私も帰りの満員電車の中でモフ田の毛に体全体を埋めたり、座席で丸くなって寝る姿を見たくなりました。
SNSなどで自身を広告塔にする話や、開発中のキャットフードに的確なアドバイスする姿は最高です。
人語を話し二足歩行だけど、やはり猫なんだなぁと実感するでしょう。
絵柄もシンプルでサクサク読めるのも好印象でした。
しっかり笑えるだけでなく、恋愛要素もあるのでキュンキュンできますよ。
他にも猫化してしまった仲間が出てくるので、絡みも楽しめます。
ぜひ一緒にブラック企業を救う巨大な猫・モフ田の日常を垣間見てみませんか?