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学術的な構成ではないが、ヨーロッパ・アメリカなどと合わせて、日本で絵はがきが流行した時代、20世紀始めの様子が良く理解できる。
印刷技術の発達、郵便制度の変遷、万博や戦争といった社会的な背景など、絵はがきブームの要因を要領よく説明しているにとどまらず、絵はがきを送ったり受け取ったりすることに人々がどのような気持ちを込めていたのか、情緒的な面にも触れられており、総合的に理解を深められる。
手に入れ、書き込み、送り、受けとり、見つめ、所有する。
行き来する身ぶりの近代史。近代の視覚技術を集大成したメディアとしての絵はがき。その誕生から、旅行と蒐集、消印と投函、ピンポンとの意外な関係、爆発的日本ブームまで。手彩色、透かし絵、3Dなど稀少品の数々を紹介しながら世界の絵はがき史をふりかえり、メディアと身体との関係に新たな光を投げかける。待望の増補新版。
学術的な構成ではないが、ヨーロッパ・アメリカなどと合わせて、日本で絵はがきが流行した時代、20世紀始めの様子が良く理解できる。
印刷技術の発達、郵便制度の変遷、万博や戦争といった社会的な背景など、絵はがきブームの要因を要領よく説明しているにとどまらず、絵はがきを送ったり受け取ったりすることに人々がどのような気持ちを込めていたのか、情緒的な面にも触れられており、総合的に理解を深められる。