『日常生活の中の真理(無門関・聖書篇)』は、禅の公案集『無門関』と聖書の教えを対比・融合させ、日常生活に潜む真理をわかりやすく解説した一冊です。固定観念や思考の制約を超え、自由で柔軟な心のあり方を学べる内容で、人生や人間関係に活かせる智慧が豊富に示されています。東洋と西洋の思想を橋渡しする、実践的かつ哲学的な示唆に満ちた書です。
本書は著者である生長の家創始者・
谷口雅春が、無門関と聖書について
講義された講話を元に編成されていま
す。著者独特の分かりやすい語り口で、
難しく見える公案や文語調の言葉の
本来の意味が解かれ、生活に活かして
いくには具体的にどう行動すべきかま
で説明しています。 第1部は、
「『無門関』の選釈」。無門関は中国
宗代の無門慧開禅師が、古人の四十八
の公案(禅宗で悟りを得るために解く
問題)を解釈した書。第一章では、
「趙州洗鉢」という公案が解説され、
食後早々、師に悟りについて教えを求
めた僧が「食事が終わったのであれば
茶碗を洗ってしまえ」と指導されたと
いう内容を解釈し、日常生活をきちん
とすることが大切である、当たり前の
ことが当たり前にできることが第一の
悟りであると、真理を勉強するに当た
っての心得を説いています。第2部の
「『聖書』の選釈」では、「人に与え
よ、さらば汝も与えられん」など、
クリスチャンでなくてもよく耳にする
聖書の言葉を中心に、日常生活での
言葉の重要さ、家庭円満や繁栄の秘訣
などが体験談も織り交ぜて、幅広く述
べられます。難しいことを知識として
身につけても、それを自分の日常生活
に活用する前向きな気持ちが無ければ
意味はありません。真理を求め、
生活に実践しようとするあなたに
お薦めしたい本。
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