『コンセプトのつくり方』は、商品開発の現場で役立つ電通の発想法を紹介する書籍です。
本書では、コンセプトを「言葉の束」と捉え、その束を束ねるための「7つのスイッチ」が紹介されています。
意味のスイッチ:その商品が生活者にとってどんな意味を持つのか
欲求のスイッチ:どんな欲求を満たす商品なのか
視点のスイッチ:どんな視点から生まれた商品なのか
構造のスイッチ:どんな要素で成り立っている商品なのか
伝達のスイッチ:どんな言葉で表現すれば伝わるのか
展開のスイッチ:どんな展開をすれば広がっていくのか
時代のスイッチ:今の時代にどんな価値観を提供できるのか
これらのスイッチを意識することで、コンセプトを多角的に捉え、より深く、より魅力的なものに育て上げることができるという思考方法です。
本書は、商品やサービスを開発に携わる全ての人にとって、必読の一冊と言えると思います。