「運気を上け゛る」をキーワート゛に、「春」「夏」「秋」「冬」の1年を通して行われる暮らしの中のしきたりと、成長や長寿なと゛を祝う「通過儀礼」のしきたり、結婚や葬式なと゛にまつわる「冠婚葬祭」のしきたりを解説していきます。また、しきたりの「そもそも」と、古来より受け継がれてきたしきたりの変化、地域による違いの理由、慶事と弔事のしきたりに分け、「しきたり七不思議」的な視点て゛しきたりへの読者の興味を喚起します。日本のしきたりを図解でわかりやすく紹介。
はじめに
【序章】しきたりを知る
column1
八百万の神の国・日本
家の中にも神様がいっぱい！
【第一章】運気を上げる「春」のしきたり
column2
毎日を占う6種類の吉凶「六曜」
【第二章】運気を上げる「夏」のしきたり
column3
これもしきたり？
母の日・父の日・敬老の日
【第三章】運気を上げる「秋」のしきたり
column4
家を建てる前のしきたり
「地鎮祭」と「上棟式」
【第四章】運気を上げる「冬」のしきたり
column5
「するな」「見るな」「いうな」
禁忌のしきたり
【第五章】運気を上げる「人生」のしきたり
贈答のしきたり
手紙のしきたり
食事のしきたり
ススメ
本書は、私たちが何気なく行っている日本のしきたりや年中行事に、深い意味と願いが込められていることを教えてくれます。
図解が豊富で分かりやすく、それぞれの作法の由来や背景にある考え方を、スッと頭に浸透させてくれるのが魅力です。
単なる知識の紹介に留まらず、「運気を上げる」という視点が加わることで、日々の生活に積極的に取り入れてみようという気持ちが湧いてきました。
特に印象に残ったのは、季節の移ろいと共に変化する行事の意味合いです。
一つ一つの所作には、先人の知恵や自然への敬意が息づいており、改めて日本の文化の奥深さを感じました。
本書を読むことで、日本の美しい風習を再認識し、日々の生活をより豊かに送るヒントを得られたように思います。
眠れなくなるほど面白く、読み終えた後には、日本の文化をもっと大切にしたいという温かい気持ちで満たされました。
