シルクロードを味わえる【おすすめ10冊】

世界最長の交易路、シルクロード。その壮大なスケールと多彩な文化は数々の作品に刺激を与えてきましたよね。今回は、そんなシルクロードの雰囲気が満喫できる、10冊の小説・漫画を厳選しました。旅をテーマにした作品から、異文化触れ合う作品、謎解き要素が詰まったものまで、多種多様。それぞれがシルクロードの異なる一面を描き出しています。胸躍る冒険を味わうものから、深い歴史を知ることができるものまで、どれもが読む者を魅了します。距離や時間を超え、未知の世界へ足を踏み出してみませんか?
『シルクロード・楼蘭探検隊』

まだ中国への旅行が広く解禁されていなかった1980年。シルクロードの入り口である敦煌を目指し、未知なる国を駆け抜けた著者初の中国旅。さらに8年後、日中共同楼蘭探検隊の一員として参加した、タクラマカン砂漠の過酷な旅。著者のこれまでの人生の中で忘れ得ぬ二つの旅を振り返り、当時書けなかった事実や逸話を新たに盛り込んだ探検紀行。椎名誠の旅の原点がここにある。
第1章 まず最初に行けるところまで
1.上海のやさしい洗礼
2.「前進号」に乗って
3.敦煌は砂漠の中にあり
4.ひとむかし前の中国
第2章 いよいよシルクロード
1. 福岡経由大連行き
2. 蘭州から嘉峪関へ
3.道なき砂漠をただひたすらに
4.オアシスの昼と夜
5.隠されていた事実
6.砂の海の向こうへ
〔付録〕ルチャリブレ探訪記
作者 | 椎名 誠 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2022年05月23日 |
『シルクロード1万5000キロを往く 上巻 天山南路・天山北路 大草原と氷河の旅』

タクラマカン沙漠の南北を通る中国シルクロードの3つのルートおよび河西回廊(西安?敦煌)の旅行記。地形・地質の専門家が中心だけに,一般の観光ツアーでは訪れない珍しい風景を求めて南へ北へ。上巻には,タクラマカン沙漠の北縁に沿って西へパキスタン国境に至る「天山南路」の旅(2011年)および,天山山脈の北側,ジュンガル盆地を横断する「天山北路」の旅(2014年)を収録。どこまでも続く沙漠,氷河,大草原,そして五色に輝くヤルダン地形に言葉を失う。新疆ウイグル自治区に暮らす人々との交流も楽しい。中国の厄介なトイレ事情も。
[主な訪問・見学地]
第?編:天山南路(ウルムチ,トルファン,交河故城,高昌故城,アスターナ古墓群,火焔山,ベゼクリク千仏洞,クチャ,スバシ故城,キジル千仏洞,クズルガハ千仏洞,カシュガル,紅山,ブロン湖,カラクリ湖,クンジュラブ峠,タシュクルガン,石頭城)
第?編:天山北路(アクス,神木園,ウェンスー,天鷺湖,バインブルグ草原,カラジュン,昭蘇平原,ホルゴス,恵遠故城,林則徐記念館,サイラム湖,魔鬼城,カナス湖,五彩灘)
第1編:天山南路
1 念願が叶う
2 旅行ルートー玄奘三蔵のインド行の往路と重ねてー
3 新疆ウイグル自治区とは
4 天山南路の自然
5 烏魯木斉から吐魯番へ
6 吐魯番から庫車へ
7 庫車から喀什へ
8 喀什からクンジュラブ峠・塔什庫尓干へ
9 トイレット談義と入院奮闘記
10 シルクロードの時差
第2編:天山北路
1 天山北路への想い
2 天山北路の自然
3 烏魯木斉入境から阿克蘇へ
4 ムスリムの聖地「神木園」と温宿
5 ヤルダン(雅丹)地形に出会う
6 和田の大家族との交流
7 巴音布魯克景観台の大パノラマ
8 “天空の草原”新疆喀拉峻(布拉克)
9 昭蘇平原
10 カザフスタン共和国との国境,霍尓果斯へ
11 悲劇の城・恵遠故城
12 広大な准噶尓盆地を横断
13 北緯49度の喀納斯湖
14 五彩灘の花嫁
15 五彩湾とヤルダン地形
16 天山北路トイレ事情
17 李さんとの再会
作者 | 今村 遼平/中家 惠二/上野 将司 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 古今書院 |
発売日 | 2021年10月09日 |
『10万円でシルクロード10日間』

東洋と西洋が入り交じる中央アジアは、世界中のどの国とも異なる独特の情緒を持っており、おすすめの地域です。特に春と秋は澄み渡る青空と乾燥した空気が相まって、非常に快適な旅を楽しめます。中央アジアはイスラム圏ですが、ソ連統治時代を経たせいか非常に世俗的であり、飲酒も可能。現地の女性もイスラム圏で見られるような抑圧的な服装をしている人はおらず、その点の心配も無用です。名所も豊富なわりにまだ観光客もそこまで多くなく、世界的にも穴場な観光スポットとなっています。本書ではシルクロードの起点西安からシルクロードの中心ウズベキスタンまでを、2つのルートから豊富な写真とともに解説する、ちょっと人とは違う旅行がしたい人向けのフォトガイドブックです。
第一部 シルクロードを歩く
・西安から蘭州へ
・蘭州からトルファンへ
・トルファンからウルムチへ
・ウルムチからアルマトイへ
・アルマトイからビシュケクへ ほか
第二部 シルクロードを見る
・中国エリア
・中央アジアエリア
旅の情報
作者 | 下川 裕治 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年09月02日 |
『【バーゲン本】読む事典 シルクロードの世界』

ユーラシアの知。繋がる。拡がる。人々が往来し、品々が流通し、文化が交錯し、新たな世界像を生み出してきたシルクロードの時空を、項目解説でまとめてつかみ直す。「シルクロード検定」公式テキスト。
作者 | シルクロード検定実行委員会 編 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 |
『ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅 (中経の文庫)』

作者 | 下川 裕治/中田 浩資 |
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価格 | 495円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年03月22日 |
『シルクロード 流沙に消えた西域三十六か国』

今なお眠る謎を追ってーー。さまよえる湖、楼蘭の美女、消えた絹と玉の都、仮面をつけた巨人のミイラー「NHK特集 シルクロード」取材班元団長の案内で巡る、時空を超えた旅への誘い
作者 | 中村 清次 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年05月17日 |
『シルクロード悠久の天地』

東洋と西洋の文化交流の道であるシルクロードは、古代文化の宝庫であり、世界中の人々を惹きつけてやまない魅力があります。本書は、西域26カ国66回現地踏査したシルクロード第一人者の筆者が、歴史と回想で綴ります。
東の終着点、飛鳥・藤原京から、西の終着点、ギリシア・ローマまでの主なオアシス約20カ所を選んで、その町の歴史や文化を解説。
長安・洛陽、敦煌、楼蘭など、よく知られたシルクロード関連遺跡から、トルファンの勝金口石窟、クチャのアゲ故城とアアイ石窟、トムシュクのチラン故城、ホータンの熱瓦克遺跡、葉城のキバン千仏洞など、これまでのシルクロード関連書籍では触れていない未開放遺跡も紹介します。
筆者撮影の貴重なカラー写真約100枚、地図約20枚を掲載。シルクロードに詳しい読者からあまり詳しくない読者まで、シルクロードを深く知ることができる内容です。
シルクロード関連地図
序文
第一章 大陸文化の精華と飛鳥・藤原京
第一節 藤原京とペルシアのガラス碗
第二節 長安・洛陽の光彩
第三節 西夏王国の黒水城・黒水国を訪ねて
第四節 流沙の都“敦煌”の美と心
第二章 タクラマカン砂漠の周辺に咲いた仏教美術
第一節 吐魯番は民族興亡の歴史舞台
第二節 尉頭国(トムシュク)の歴史を探る
第三節 北庭故城と北庭高昌回鶻仏寺の魅力
第四節 悠久の楼蘭王国に立つ
第五節 亀茲国の偉人、鳩摩羅什の歩いた道
第六節 天山南麓のアアイ石窟とアゲ故城
第七節 于闐国(ホータン)は仏教と玉石の国
第三章 中央アジアからインド・中近東・地中海へ
第一節 サマルカンドからメルヴを行く
第二節 釈迦の出生地と出家地を訪ねる
第三節 シリアの世界遺産、パルミラ王国の残影
第四節 ボスラ・ペトラ・ペルセポリスの興亡
第五節 マケドニアのペラからローマへ
シルクロード関連年表
1943年 愛知県生まれ。早稲田大学国語国文学専攻科修了。二松学舎大学大学院博士課程単位取得満期退学。北海道教育大学教授、大阪教育大学教授・学長補佐・附属池田中学校長、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所研究水準外部評価委員を経て、現在は、大阪教育大学 名誉教授。神戸常盤大学 客員教授。公益財団法人 東洋哲学研究所 委嘱研究員。NHK文化センター京都・西宮「シルクロード」講師。橿原市観光大使。40 年におよび西域
26 カ国を66 回実地踏査する。主な著書に『唐代文学の研究』『唐詩の光彩』『唐代散文選』『シルクロードの光彩』(すべて笠間書院)『パルミラの光彩』(雄山閣)など。
作者 | 山田 勝久 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 笠間書院 |
発売日 | 2020年04月25日 |
『シルクロード紀行 正倉院へとつづく道』

かつてシルクロードを通って正倉院にもたらされた宝物たちは、今なおその輝きを放ち、見る者を魅了する。名宝たちの煌めきに導かれるように、その源流を求めて訪れた先で出会ったものとはー。二〇〇五年から始まった七回にわたる取材紀行、読売新聞の人気連載「シルクロード行」をもとに、本書は新たに奈良国立博物館によるコラムを付して再構成した。宝物のきた道をたどりながら、背後に託された興亡する文明と民族の想いに触れる旅をお届けする。
作者 | 読売新聞社/奈良国立博物館 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2012年06月 |
『興亡の世界史(第05巻)』

シルクロードとは、単なる「東西交易路」ではなく、突厥、ウイグル、チベットなど諸民族が入り乱れる激動の世界史の最前線だった。近年注目の「ソグド人」とは何者か。唐は漢民族の王朝なのか。中央ユーラシアの草原から、西洋中心史観と中華主義の克服を訴える。
作者 | 森安孝夫 |
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価格 | 2530円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年02月 |
『張騫 シルクロードの開拓者 (講談社学術文庫)』

作者 | 田川純三/井上文則 |
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価格 | 1265円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年09月11日 |
これまでシルクロードをテーマにした、10冊の素晴らしい作品をご紹介させていただきました。どの作品も違う角度からシルクロードの魅力を引き立てていますね。
それぞれの作品が持つ風景、虜になる程の人間ドラマ、驚きの歴史的出来事、異なる文化の交差、そして巧みに描かれるシルクロードの生活風景など、まるで時間をかけて旅をしているかのような感覚にさせてくれます。まさに、ページをめくるごとに新たな発見があり、非日常的な経験に心が跳ね上がることでしょう。
かつてシルクロードは、異なる文化が出会い、交流する場であり、多くの冒険者や商人たちが夢を追い求めた道でもありました。その歴史的な背景をうまく融合させた作品を通じて、まるで自分もその一部となり、体験しているかのような感覚に陥ることでしょう。
ただ巻頭から巻末まで読むだけでなく、一つ一つのエピソードや場面をじっくり味わいながら読むと、隠れたメッセージや作者の意図を見つけることができるかもしれません。それぞれの作品にはその作品だけの魅力が詰まっていますので、お気に入りの一冊を見つけて、じっくりと楽しんでみてください。
今回ご紹介した10冊の作品を通じて、シルクロードを実際に歩んだかのような旅の感動と喜びを味わい、日常生活に新たな視点や刺激を与えてくれることでしょう。この10冊を読めば、きっとあなたの世界が広がることでしょう。では、新たな冒険の始まり、始めてみませんか?
それでは素敵な読書の旅を。最後までお読みいただきありがとうございました。
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