魔王と勇者ファンタジー・旅行エッセイ・妖怪本のおすすめ

今回はファンタジー、旅行エッセイ、子供向け妖怪図鑑など、幅広いジャンルのおすすめ書籍を紹介します。ぜひお楽しみください!
『旅ドロップ』

小さな物語のような37篇の旅エッセー集
「旅にでるとき、私はいつも、ちっぽけな子供に戻ってしまう気がする」
《私とその友人は、十三歳のときに女子校で出会った。どちらも本が好きで外国に憧れていて、ドラマティックなことが好きでおいしいものが好きで、すぐに意気投合した。トーマス・クックの時刻表は、私たちの宝物だった。ひろげて部屋の壁に貼り、「壁のその部分だけ外国みたいだ」と思っていた。》
《考えてみれば贅沢で無謀な旅だった。帰る日も決めず(お金の続く限りいようと思っていた)、泊る場所も決めず(いきあたりばったりの旅こそ、私たちの憧れだった)、言葉もできず、でもともかく可能な限りいろいろな乗り物に乗り、可能な限り遠まわりをして、アフリカ大陸に行こうとしていた。……アフリカ行きは、私と彼女のはじめての旅だった。二十一歳だった。》--「トーマス・クックとドモドッソラ」より
このエッセー集は、2016年から2019年にかけてJR九州の車内誌「Please プリーズ」に36回連載されたエッセーに、同じ〈旅〉をテーマにして書かれた長めのエッセー「トーマス・クックとドモドッソラ」、さらに詩を三篇(夜の新幹線はさびしい/軽く/ウィンダ)収録したもの。エッセーの名手による小さな宝物のような一冊。
作者 | 江國 香織 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2019年07月01日 |
『会えるかも⁉ 妖怪ずかん』

今の世界に妖怪たちが姿をあらわしたら!? その原因に注目して妖怪を紹介する図鑑。案内役は、妖怪のとのさまの“ガマとの”だ。子どもと相撲をとりたがるかっぱや、汚い風呂にあらわれるあかなめなど、妖怪の特徴を文と絵でくわしく解説する。それぞれの妖怪にまつわる話や、出会ったときどうするかもわかる。妖怪にまちがえられた動物や、妖怪を退治した歴史上の人物も取り上げる。妖怪たちの声が今の時代に響いてくる一冊!
作者 | よしながこうたく/ようかいガマとの |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | あかね書房 |
発売日 | 2020年11月13日 |
ご紹介した書籍は、魔王と勇者を描いたファンタジーから、世界を旅するトラベルエッセイ、子供向けの妖怪図鑑まで、多岐にわたっています。それぞれのジャンルには独自の魅力があり、きっと皆さんの興味を引く一冊が見つかることでしょう。ファンタジーで新たな冒険を楽しんだり、旅エッセイで異国の地を感じたり、妖怪図鑑で不思議な存在と触れ合ったりと、多様な書籍を通じて日常に彩りと楽しさをプラスしてみてください。読書の時間がさらに豊かで楽しいものになりますように。また、これからも皆さんの読書生活をサポートするおすすめ書籍を紹介していきますので、お楽しみに!
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