現代シニア世代小説&プロファイリングミステリー!老後を考える15選&犯罪心理学を楽しむ10選

老後を考える時、おすすめの現代シニア世代小説や犯罪心理学を駆使するプロファイリングミステリーが登場します。どちらも話題の作品が揃っていますので、読んでみる価値ありです!
『老後の資金がありません』

しっかり貯金して老後の備えは万全だったわが家に、突然金難がふりかかる!後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるという。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?普通の主婦ががんばる傑作長編。
作者 | 垣谷 美雨 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2018年03月23日 |
『ケアを描く 育児と介護の現代小説』

長らく家庭というとじた領域で、主に女性によって担われてきたケア労働。介護の外部化や男性の子育て参加など状況は大きく変わりつつあるものの、密室育児や介護施設での虐待など、依然として問題は山積している。そのような、揺れるケアの現場を、フィクションはどのように描いているのか。小川洋子・多和田葉子・角田光代・三浦しをん・辻村深月・桐野夏生・金原ひとみなどを中心に、〈ケア〉というキーワードから現代小説に新しい光をあてる一冊。
はじめに──〈ケア小説〉から見えてくるもの/佐々木亜紀子・光石亜由美
1 育児をめぐる〈ケア小説〉──〈母〉と〈父〉の多様性
第1章 〈母親になろう〉とする母子たちの物語──角田光代『八日目の蝉』/光石亜由美
コラム1 ママ友たちのカースト──桐野夏生『ハピネス』『ロンリネス』/崔正美
コラム2 〈イクメン小説〉のなくなる日──川端裕人『ふにゅう』・堀江敏幸『なずな』/光石亜由美
第2章 ケア小説としての可能性──三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』/米村みゆき
コラム3 定型化された「家族」のイメージを批評する──是枝裕和監督『万引き家族』など/米村みゆき
コラム4 「夫婦を超え」ていくには──ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』/飯田祐子
第3章 弱さと幼さと未熟さと──辻村深月「君本家の誘拐」『冷たい校舎の時は止まる』/古川裕佳
コラム5 「毒親」の呪縛と「毒親」離れ──姫野カオルコ『謎の毒親──相談小説』/光石亜由美
第4章 家政婦が語るシングルマザー物語──小川洋子『博士の愛した数式』/佐々木亜紀子
コラム6 出会いを生きる子ども──小川洋子『ミーナの行進』など/佐々木亜紀子
コラム7 アウトサイダー・アートをめぐる小説──村上春樹『1Q84』・小川洋子『ことり』/佐々木亜紀子
2 介護をめぐる〈ケア小説〉──高齢者・障がい者・外国人
第5章 ケアと結婚と国際見合い──楊逸「ワンちゃん」『金魚生活』/尹芷汐
コラム8 外国語を話す家族たち──温又柔「好去好来歌」/尹芷汐
第6章 ディストピアの暗闇を照らす子ども──多和田葉子「献灯使」/磯村美保子
コラム9 ワンオペ育児者は逃げられない──金原ひとみ『持たざる者』/磯村美保子
コラム10 家族介護をどう描くか──水村美苗『母の遺産──新聞小説』/山口比砂
第7章 新しい幸福を発見する──鹿島田真希『冥土めぐり』/飯田祐子
コラム11 障がい者の恋愛と性と「完全無欠な幸福」──田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」/飯田祐子
コラム12 心の中はいかに表象されるのか──東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』/米村みゆき
あとがき/米村みゆき
作品名索引
作者 | 佐々木亜紀子/光石亜由美/米村みゆき |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 七月社 |
発売日 | 2019年04月08日 |
『オイディプスの檻 犯罪心理分析班(1)』

高級住宅街で女子高生が失踪した。
新米刑事・八木小春は、モデルケースとして捜査に参加したプロファイラーの土岐田と捜査するうちに、これが営利誘拐ではなく連続殺人事件の可能性に気づく。
土岐田のプロファイリングで浮上した多数の容疑者と被害者候補。
彼女たちはなぜ失踪したのか。
捜査本部の応援もない小春らが、孤軍奮闘の末にたどり着いたあまりにも衝撃的な結末、そして土岐田が捜査協力した意外な目的とは?
犯罪心理分析班、始動!
手に汗握る、一気読み必至のどんでん返しミステリー!!
全く新しい警察小説が、新カバーになって再登場!
作者 | 佐藤 青南/ワカマツ カオリ |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年03月15日 |
老後を考える必要性は、誰にでも訪れるものです。お金のこと、健康のこと、孤独のこと。現代シニア世代を描いた作品たちは、そのリアリティを痛感させます。一方で、犯罪心理学を取り込んだプロファイリングミステリーは、読者を緊張させる要素満載。どちらも、老後にどう生きるかという問いかけを投げかけてくる。そして、西尾維新の作品は、人類最強をテーマに、自身の限界と向き合わせる。現代社会における老後の不安と向き合いつつも、未来への可能性を感じさせてくれる作品たち。彼らの物語は、私たちに多くの気づきと勇気を与えてくれる。
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