トラや貧困描く小説から女性向けファンタジーラノベまで、おすすめの本を紹介

子供の貧困や虐待・ネグレクトをリアルに描いた小説10選を紹介します。どれも心に残る作品ばかりです。
『トラのバターのパンケーキ ババジくんのおはなし』

作者のヘレン・バンナーマンは、30年間、インドにすんでいました。インドをぶたいに『ちびくろサンボ』というお話を書き、イラストも自分でかきました。それがこのお話の、もとの物語です。トラや、インドのバター“ギイ”が出てくるのは、このためです。この本では、登場人物に、伝統的なインドの名前をつけました。
作者 | ヘレン・バンナーマン/フレッド・マルチェリーノ |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 評論社 |
発売日 | 1998年10月 |
『あずきがゆばあさんととら』

韓国の小学校の教科書に掲載されている昔話。
2020年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家で、
韓国でもっとも注目される作家ペク・ヒナが韓国で有名な昔話の世界を
ユーモアいっぱいに表現した作品です。
昔、深い山奥にあずきがゆばあさんが住んでいました。ばあさんが煮る「あずきがゆ」はとってもおいしく、ばあさんは、「あずきがゆばあさん」と呼ばれていました。ある日、あずきがゆばあさんのところへ、とてつもなくでっかいとらがやってきて、「ばあさんを がぶっと くってやろう」とばあさんを食べようとします。ばあさんは急いで「おいしいあずきがゆをたらふく食べてからわたしをがぶっとくったらいい」と言い、それをきいたとらは山へ消えていきました。やがて冬至になり、泣きながらあずきがゆを煮るばあさんのところへ、くりやすっぽん、それからうんちまで次から次へとやってきて・・・・・・。
作者 | ペク・ヒナ/パク・ユンギュ/かみやにじ |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 2022年10月05日 |
『八月の母』

『イノセント・デイズ』を今一度書く。そして「超える」がテーマでした。僕自身はその確信を得ていますーー早見和真
長い間歪み続けた愛や母性の歴史、地層のように積み重なる闇に確かな兆しを探し続けた。神が人を嘲笑い続けてきたのか。人が神を嘲笑い続けてきたのか。神なるものへの幻想と呪縛を解き放つ祈りとその熱に、心が深く確かに蠢いた。--池松壮亮(俳優)
容赦などまるでない。「母」にこだわる作家が、母という絶対性に対峙した。確かなものなど何ひとつない世の中で、早見和真は正しい光を見つけようとしている。その試みには、当然異様な熱が帯びる。--石井裕也(映画監督)
私も命を繋いでいく役目を担うのだろうか。微かな光と絶望に怯えながら、夢中で読み進めた。どうしようもない日々に、早見さんはいつだって、隣で一緒に座り込んでくれるんだ。--長濱ねる(タレント)
ラストに現れるヒロインの強い覚悟と意思の力に、私たちは元気づけられる。辛く暗く苦しい話だが、そういう発見があるかぎり、小説はまだまだ捨てたものではない。 --北上次郎氏(書評家)(「カドブン」書評より抜粋)
彼女たちは、蟻地獄の中で、必死にもがいていた。
愛媛県伊予市。越智エリカは海に面したこの街から「いつか必ず出ていきたい」と願っていた。しかしその機会が訪れようとするたび、スナックを経営する母・美智子が目の前に立ち塞がった。そして、自らも予期せず最愛の娘を授かるが──。うだるような暑さだった八月。あの日、あの団地の一室で何が起きたのか。執着、嫉妬、怒り、焦り……。人間の内に秘められた負の感情が一気にむき出しになっていく。強烈な愛と憎しみで結ばれた母と娘の長く狂おしい物語。ここにあるのは、かつて見たことのない絶望か、希望か──。
目次
プロローグ
第一部 伊予市にて
1977年8月
1988年8月
1992年8月
2000年8月
第二部団地にて
2012年6月
2012年10月
2013年1月
2013年4月
2013年6月
2013年7月
2013年8月
エピローグ
作者 | 早見 和真 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年04月04日 |
『異世界ゆるり紀行』

ネットで大人気! 子連れ冒険者の異世界のんびりファンタジー開幕!神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタートする!
作者 | 水無月静琉/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | アルファポリス |
発売日 | 2017年04月24日 |
『聖女の魔力は万能です(1)』

20代半ばのOL、セイは異世界に召喚され……「こんなん聖女じゃない」と放置プレイされた!? 仕方なく研究所で働き始めたものの、常識外れの魔力で無双するセイにどんどん“お願い事”が舞い込んできて……?
作者 | 橘 由華/珠梨 やすゆき |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年02月10日 |
まとめると、子供たちにはトラというキャラクターが人気の絵本や、現実の問題に切り込んだ小説がおすすめです。さらに、女性向け異世界ファンタジーラノベも楽しめる作品があります。読者の皆さんには、心温まる物語や切実なメッセージを感じられる作品を選んでいただければと思います。新たな世界や感動を求めて、ぜひ手に取ってみてください。感情移入できる作品と出会えることを祈っています。読書の時間を楽しんでください。
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