"死をテーマにした絵本から、音楽を楽しめる小説まで!日本人画家が描いた外国昔話もおすすめです"
今回は、特別なテーマに焦点を当てた記事をお届けします。死について描かれた絵本3冊を紹介します。また、音楽と小説についてもご紹介。ぜひ、ひとりで過ごす時に手に取って頂けたらと思います。そして、外国の昔話を描いた日本人画家の絵本もおススメです。心温まる一冊をお探しの方はぜひ手に取ってみてください。
『葉っぱのフレディ いのちの旅』
この絵本を、自分の力で「考える」ことをはじめた子どもたちと、子どもの心をもった大人たちに贈ります。わたしたちはどこから来てどこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう、死とは何だろう。人は生きているかぎりこうした問いを問いつづけます。この絵本が自分の人生を「考える」きっかけになってくれることを祈ります。
この本はアメリカの著名な哲学者レオ・バスカーリア博士が書いた、生涯でただ一冊の絵本です。
この絵本の原書を手にしたとき、編者はすぐに出版を決意し、契約にサインしました。絵本の中には編者の決意をうながすキーワードがありました。
CHANGE IS NATURAL
作者のバスカーリア博士は敬虔なクリスチャンです。変わることは自然なことだ、死もまた変わることの一つだ、と書いています。
日本人の死生観と同じです。そして、物語は、春に生まれた葉っぱのフレディが、夏にはよく働き成長し、秋には紅葉し、冬には死ぬけれど、また春に生まれるという、いのちの循環を書いたものです。出版後、原書をあらためて読み直して、このフレーズを探したのですがどこにもありません。未だもって不思議なことだと思っています。
この地球上では太古の昔から、いのちの循環が行われています。バスカーリア博士は、子どもたちに向かって絵本を作るとき、哲学のみならず自然節理の観点からも、生態系循環の真実を語りました。
2004年3月、「葉っぱのフレディ」は出版累計100万冊に達しました。真実に根ざした絵本ですから、これからもたくさんの読者の方に読まれていくのだと思います。
作者 | レオ・バスカーリア/みらい なな/島田 光雄 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 童話屋 |
発売日 | 1998年10月 |
『さよならドビュッシー』
ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生するー。第8回『このミス』大賞受賞作品。
作者 | 中山七里 |
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価格 | 618円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2011年01月 |
『羊と鋼の森』
第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。
豪華出演陣で映画完成!
外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。6月8日公開。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
作者 | 宮下 奈都 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2018年02月09日 |
『おおきなかぶ ロシアの昔話』
作者 | A・トルストイ/内田莉莎子/佐藤忠良 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 2007年08月 |
以上、おすすめの書籍を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。それぞれの作品には、それぞれの魅力があります。絵本や小説、音楽といった様々な分野から、心に残る作品をご紹介させていただきました。読み手にとって、この作品が何かしらの思い出や感動をもたらしてくれることを心から願っています。このような素晴らしい作品に出会えることは、本当に幸せなことですね。今後も、いろんな作品を紹介してまいりますので、またのご来訪をお待ちしております。ありがとうございました。
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