心地よい恐怖!おすすめクラシックホラー小説10選「ジキル博士とハイド氏」「吸血鬼ドラキュラ」など名作をご紹介

恐怖体験は心地よいスリルを求める冒険心を刺激しますよね。今回は、そんなドキドキを提供する素晴らしいクラシックホラー小説10選をピックアップしました。中には、二重人格と恐ろしい秘密が絡み合う独特の物語や、ヨーロッパの古城を舞台に繰り広げられる血を求める存在の恐怖など、深い人間の闇と対峙する作品も。このジャンルの名作たちが描くダークな世界に引き込まれ、背筋が凍る体験を是非味わってみてください。この挑戦が、あなたの日々にさらなる刺激と新鮮な驚きをもたらすはずですよ。
『新訳 ジキル博士とハイド氏』

ロンドンで弁護士業を営んでいるアタスンは、友人のジキルから遺言状を預かっていた。自分が死亡、3ヶ月以上行方不明、もしくは不在だった場合、恩人であるハイドに全財産を譲渡するという内容のものである。不審に思ったアタスンは、憎悪を抱かせるハイドを調べようとするものの、ジキルに止められてしまう。その後、街で殺人事件が発生しーー。人間は一者ではなく二者から成るものである……善悪の二面性に焦点を当てた世界的名作。
【アンドルー・ラングは「スティーヴンソンの奇抜な言動と風貌は男たちを虜にした。彼は私が会った男たちの中でも、男たちを恋に落とす力を飛び抜けて持っている人物であった」と書いている。(中略)クレア・ハーマンは「スティーヴンソンは、特に女性とともに過ごすことを好んだ」ものの「自らが同性に対して持つ性的魅力に彼が気付いていなかったとは考えにくく、むしろそれを楽しんでいた節がある」と解説している。彼自身はいわゆるストレートだったものの、そうした秘密の男世界については熟知していたのだろう。無論、ふたつの人格を持つ不気味な人物が巻き起こす恐ろしい事件を描いた怪奇小説として読んでも本書が十分に面白いのは間違いないが、そうしたことも踏まえてページをめくってみると、本書の持つ面白みがいっそう深まるのではないかと思っている】(訳者あとがきより)
作者 | スティーヴンソン/田内 志文 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年04月25日 |
『吸血鬼ドラキュラ』

ヨーロッパの辺境、荒れ果てた城に住むドラキュラ伯爵。彼は昼に眠り、夜は目覚める吸血鬼であったーー。人の生き血を求め闇を徘徊するドラキュラ伯爵。不死者と人間の闘いが、いま始まろうとしている……。
作者 | ブラム・ストーカー/田内 志文 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年05月24日 |
『フランケンシュタイン』

作者 | Shelley,MaryWollstonecraft,1797-1851 芹沢,恵,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2015年01月 |
『ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫』

※週刊新潮2022/6/16号で紹介されました。
「この猫が怖くてたまらない」
おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。
あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選!
●傑作ゴシックホラー+詩
赤き死の仮面 The Masque of the Red Death (1842)
ウィリアム・ウィルソン William Wilson (1839)
落とし穴と振り子 The Pit and the Pendulum (1842)
大鴉(詩)The Raven (1845)
黒猫 The Black Cat (1843)
メエルシュトレエムに呑まれて A Descent into the Maelstrom (1841)
ユーラリー(詩) Eulalie (1845)
モレラ Morella (1835)
アモンティリャードの酒樽 The Cask of Amontillado (1846)
アッシャー家の崩壊 The Fall of the House of Usher (1839)
早すぎた埋葬 The Premature Burial (1844)
ヘレンへ(詩) To Helen (1831)
リジーア Ligeia (1838)
跳び蛙 Hop-Frog (1849)
作品解題
数奇なるポーの生涯
ポー年譜
訳者あとがき
赤き死の仮面
ウィリアム・ウィルソン
落とし穴と振り子
大鴉(詩)
黒猫
メエルシュトレエムに呑まれて
ユーラリー(詩)
モレラ
アモンティリャードの酒樽
アッシャー家の崩壊
早すぎた埋葬
ヘレンへ(詩)
リジーア
跳び蛙
作品解題
数奇なるポーの生涯
ポー年譜
訳者あとがき
作者 | エドガー・アラン・ポー/河合 祥一郎 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年02月22日 |
『シャイニング. 上』

作者 | King,Stephen,1947- 深町,真理子,1931- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2008年08月 |
『夜市』

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れたーー。直木賞の候補にもなったホラー大賞受賞作!
作者 | 恒川 光太郎 |
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価格 | 572円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2008年05月24日 |
『リング』

作者 | 鈴木,光司,1957- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1993年04月 |
『リカ』

作者 | 五十嵐貴久 |
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価格 | 669円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2013年09月13日 |
『黒い家 (角川ホラー文庫)』

作者 | 貴志 祐介 |
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価格 | 653円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年10月01日 |
『マクベス改版』

作者 | ウィリアム・シェイクスピア/福田恒存 |
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価格 | 440円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2010年08月 |
さて、ここまでクラシックホラー小説の数々をご紹介してきました。古き良き時代の怖さを味わっていただけたでしょうか。どの作品も今読んでもその恐怖の魅力は色褪せていません。さり気ない日常の中に潜む異次元的な恐怖、心の奥底に封印された人間の闇、そして人間そのものがもたらす恐怖。これらを描き出した作品達は、私たちにとって鮮やかな恐怖の風景を浮かび上がらせます。
また、これらの作品は単純な恐怖だけではなく、社会背景や人間心理への鋭い洞察を含んでいます。それらは私たちの生活にとって意識しづらい部分を掘り下げ、照らし出してくれます。だからこそ、真実が見えてきてしまうほどの心地よさがあります。
さて、恐怖というと一見避けられがちなテーマかもしれませんが、これらの作品を通じて恐怖を試みることは、自分自身と向き合うことにも繋がります。優れたホラー作品は、ただ怖がらせるだけではなく、人間の本性を浮き彫りにする鏡の役割を果たしてくれます。
一人の夜、ふとした時にこれらの作品を手に取ってみてください。きっと、新たな世界が広がり、自身の中に眠っていた感情を呼び覚ますことでしょう。それは、きっと私たちの心に新たな閃きをもたらし、また一つ新しい世界を見せてくれることでしょう。
今後も名作の数々をご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに。それでは皆様、気持ちよく恐怖を味わうひとときをお過ごしくださいませ。次回もお会いできるのを心より楽しみにしております。
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