メキシコの歴史を知る本 おすすめ4選
初めてメキシコの歴史を読むなら、彩り豊かな絵と詳細な説明が魅力の一冊をおすすめします。初心者に優しい語り口で、豊富な図解がポイント。次には、初の独立から現代までの歴史が詳しく語られた一冊。専門家の視点が詰まったリアルな描写は必見です。もう一つは、コミック形式で描かれた作品。歴史を楽しみながら学べるのが特徴です。最後に、古代文明にスポットを当てた貴重な一冊。遺跡や神話の世界が分かりやすく描かれています。これら4冊で、メキシコの歴史を深く掘り下げてみてくださいね。
『メキシコの歴史』
メキシコのこれまで歩んできた歴史を、読みやすく、かつ理解しやすく、図版も豊富に使ってまとめたのが本書である。古代から２０世紀末までという長い歴史過程を通史の形で記述したが、各時代を支配した政治・経済・社会の仕組みもわかりやすく整理するよう努めた。また、さらに詳しく学びたい読者のために学術論文を含む参考文献一覧、メキシコ日本の交流関係を推進する団体・機関。奨学金制度を紹介した資料などを付した。
| 作者 | 国本 伊代 |
|---|---|
| 価格 | 5280円 + 税 |
| 発売元 | 新評論 |
| 発売日 | 2002年01月30日 |
『物語メキシコの歴史 太陽の国の英傑たち』
「太陽の国メキシコ」と言えば、わたしたちは陽気なマリアッチや古代文明を思い起こす。だが重層的な民族構成や文化をもつメキシコは、「仮面をかぶった国」と言われ、なかなか素顔を見せない。この複雑なメキシコの歴史を、マヤやアステカにはじまり、植民地時代、レフォルマ戦争、メキシコ革命などをへて現代まで概説するとともに、イダルゴやサパタなど、それぞれの時代を特徴づける神がかり的な英雄たちを紹介する。
| 作者 | 大垣貴志郎 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2008年02月 |
『先住民のメキシコ 征服された人々の歴史を訪ねて』
アステカ帝国の崩壊から、５００年。スペイン人による植民地経営の場、各地に残るアシエンダをめぐり、塗炭の苦を舐めたインディヘナの想いの残響に耳を澄ます。
| 作者 | 阿部 修二 |
|---|---|
| 価格 | 3080円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 2021年10月04日 |
『メキシコの歴史』
メキシコの高等学校で広く使われている歴史教科書の完訳。植民地支配から独立までの1巻、独立後の国家形成をたどる2巻を収める。公式自国史観や革命英雄史観を排した客観的な記述で、歴史を批判意識をもって分析・理解し、表現する力の養成に主眼を置く。
| 作者 | ホセ＝デ＝ヘスス・ニェト＝ロペス／著 マリア＝デル＝ソコロ・ベタンコート＝スアレス／著 ほか |
|---|---|
| 価格 | 6800円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 2009年07月02日 |
それぞれの本が、広大なメキシコの歴史を独自の視点から描いています。古代のマヤ文明やアステカ文明から、スペイン植民地時代、メキシコ革命や近代まで、メキシコの歴史は深く、複雑であり、常に多岐にわたる視点で理解しようと促されます。
一つの本だけで全てを掴むことは難しいかもしれませんが、それぞれの作品を読むことで異なる視点や側面からの理解を深めることができます。そして、ロマンス、戦争、政治、信仰など、多くのテーマが絡み合って描かれていることに気づくでしょう。
これらの書籍は、教科書的な枠組みを超えて、メキシコの歴史の深みを感じさせてくれます。物語は人間の営みを描くことで、歴史の出来事が個々の人物や社会、文化の中でどのように展開したのかを具体的に理解することを可能にします。
面白さだけでなく、メキシコ人のアイデンティティや、多様な文化と思想の影響を感じ取ることができるため、これからも多くの人がこのエリアに触れられるきっかけになると幸いです。結局、知識や理解が深まるにつれて、ますます新たな発見があることに気づくでしょう。
私たちは、時と場所、文化の違いを超えて、歴史に関心を持つことがどれほど重要かを常に思い出さなければなりません。それが理解と共感を育み、異なる視点を持つことを可能にします。この4つの本が、その一助となれば嬉しい限りです。
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