寺地はるな著作品おすすめの10選

寺地はるなさんの作品は、ユーモラスでありながらも深い人間ドラマが描かれていて、読むたびに新たな発見がありますよ。恋愛物やミステリー、ファンタジーまで幅広くこなす彼女の作品の中から、10選をご紹介したいと思います。どれも丁寧に描かれた登場人物たちの心情が伝わってきて、感動的な瞬間が散りばめられています。また、見事な伏線回収には驚かされること請け合い。心に響く名言も多く、日常生活に活かせるものもたくさんあります。読後の余韻も良いので、一度手に取ってみてくださいね。できれば何度でも読み返したい魅力溢れる作品ばかりですよ。
『こまどりたちが歌うなら』

前職の人間関係や職場環境に疲れ果て退職した茉子は、親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社「吉成製菓」に転職する。
父の跡を継いで社長に就任した頼りない伸吾、誰よりも業務を知っているのに訳あってパートとして働く亀田さん。やたらと声が大きく態度も大きい江島さん、その部下でいつも怒られてばかりの正置さん、畑違いの有名企業から転職してきた千葉さん……。
それぞれの人生を歩んできた面々と働き始めた茉子は、サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくがーー。
一人一人違う”私たち”が関わり合い、働いて、生きていくことのかけがえのなさが胸に響く感動長編!
■プロフィール
寺地はるな (てらち・はるな)
1977年佐賀県生まれ、大阪府在住。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9位入賞。『大人は泣かないと思っていた』『カレーの時間』『白ゆき紅ばら』『わたしたちに翼はいらない』など著書多数。
作者 | 寺地 はるな |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年03月26日 |
『雨夜の星たち』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2024年06月 |
『どうしてわたしはあの子じゃないの』

閉塞的な村から逃げだし、身寄りのない街で一人小説を書き続ける三島天は、ある日中学時代の友人のミナから連絡をもらう。中学の頃に書いた、大人になったお互いに向けての「手紙」を見つけたから、30才になった今開封しようというのだ――。他人との間で揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描く、感動の成長物語。
作者 | 寺地はるな/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2023年11月15日 |
『声の在りか』

日常に息苦しさを感じるあなたへ贈る物語。
「こんなところにいたくない」パート帰りの希和が見つけたのは、小学四年生の息子・晴基とそっくりの筆跡で書かれた切実なメッセージだった。本人に真意を問いただすことも夫に相談することもできない希和は、晴基が勝手に出入りする民間学童『アフタースクール鐘』で働きはじめる。マイペースな経営者・要や子どもたちに振り回されながらも、希和はいつの間にか自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く。周囲から求められるものでも、誰かからの受け売りでもない、自分自身の言葉を取り戻すためにひとりの女性が奮闘する、大人の成長小説!
作者 | 寺地 はるな |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年05月24日 |
『みちづれはいても、ひとり』

今は職を探している弓子39歳と独身で休職中の楓41歳。仕事もない、男ともうまくいかない二人が、行き場のない思いを抱え旅に出る。40女のロードノベル。
作者 | 寺地はるな |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2017年10月16日 |
『白ゆき紅ばら』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2023年02月 |
『ほたるいしマジカルランド』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2023年08月 |
『わたしの良い子』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2022年09月 |
『ビオレタ』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2017年04月 |
『カレーの時間』

作者 | 寺地,はるな,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2022年06月 |
寺地はるなさんの作品特有の、どこかほっとするような暖かさが詰まった10冊ですが、いかがだったでしょうか? 主人公たちの周到で誠実な努力が報われる瞬間、様々な困難を乗り越えて成長する姿は、読んでいるこっちまで胸が熱くなります。そして時折見せるシリアスな表情、真剣な眼差し、思いがけない優しさ…。これらが混ざり合って生まれるドラマチックな物語は、一度読み始めたら止まらなくなって、ついつい深夜まで読みふけってしまう魅力に溢れています。
それでも彼女の作品の最大の魅力は、そのナチュラルな人間描写だと個人的には思います。喜びや悲しみ、怒りや羞恥…寺地さんの作品は、人間のありのままの感情を赤裸々に描き出してくれます。隠していた感情が溢れ出す、そんな一瞬一瞬に心が震えますよね。また、生きることの素晴らしさ、友情、家族愛、恋愛の喜び…複雑な人間関係を描きながらも、そのどれもが純粋で、心から感じるものであることに気付かされます。
寺地さんの作品群は、一冊一冊が鮮やかな色彩で、読み手の心を満たしてくれます。その美しい世界観と、心に深く響くメッセージ性には、これまで何度も救われた読者も多いのではないでしょうか。これ以上に心を豊かにしてくれる作品を、私は他に知りません。
今回、紹介した10作品は寺地はるなさんの中でも特におすすめの作品達ですが、彼女の他の作品もぜひ読んでみてください。一冊一冊があなたの心に新たな風景を刻み込んでくれることでしょう。ライトなものから重厚なものまで幅広く描かれた彼女の世界観を、たっぷりと味わってみてくださいね。
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