デカルトを知る本 おすすめ6選 17世紀の哲学者
17世紀に活躍した哲学者、デカルト。彼の考え方や生き方について知りたい方に、私がいまからおすすめする6冊はピッタリですよ。深くて難しい哲学の世界も、これらの本ならば楽しみながら理解できますよ。物語形式でデカルトの生涯を描いた作品、彼の主張をシンプルに解説した一冊、さらにはオマージュ的な物語など、バラエティに富んだセレクション。デカルトの哲学を学びたい初心者さんから、もっと深く知りたいという方まで幅広く楽しめます。知識を深めるだけでなく、デカルトの世界観に触れることで、自分自身の考え方や生き方にも新たな視点がもたらされるかもしれませんよ。
『デカルト入門講義』
人間にとって疑いえない知識をもとめ、新たな形而上学を確立したデカルト。その思想と影響を知らずに西洋精神史は語れない。全像を語りきる一冊。
作者 | 冨田恭彦/著 |
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価格 | 1200円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2019年02月07日 |
『デカルトの生涯 上』
作者 | Baillet,Adrien,1649-1706 山田,弘明,1945- 香川,知晶,1951- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 工作舎 |
発売日 | 2022年02月 |
『デカルト入門』
「私は考える、ゆえに私はある」-近代精神の確立を宣言し、現代の知の枠組みとなる哲学の根本原理と方法を構築した近代哲学の父デカルト。だが、書斎で思索に耽る「意識中心主義」の哲学者という人物像ほど、彼にふさわしくないものはない。青年期には、三十年戦争の十七世紀ヨーロッパ諸国を冒険と遍歴で駆けぬけた行動的思想家ーこれがデカルトだ。本書は、コギトの確立に体系の集約点をみるドイツ観念論の桎梏を解き放ち、認識論と形而上学から、自然学や宇宙論にまで及ぶ壮大な知の体系のもとに、デカルトの真実の姿を見いだそうとする本格的な入門書である。デカルトの思想を心の哲学や環境世界などの現代的視座からも読みなおす意欲作。
作者 | 小林道夫(哲学) |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2006年04月 |
『デカルトはそんなこと言ってない』
〈我思う、故に我在り〉はかくも誤解されてきた!
「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。
「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか? 見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか! 硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。
凡例
日本語版への序文
はじめに
1.学校で教わることはどれも役に立たない
2.感覚は私たちを欺く
3.明晰判明でなければ決して真ではない
4.方法の規則は少ししかない
5.神はやろうとすれば3+2=4にできる
6.「私は考える、だから私は在る」というのは大発見である
7.人間の魂は、自分に対して透き通るように立ち現れてくる純粋な思考のことだ
8.人間の精神は、思考するのに身体を必要としない
9.人間の精神は、独り観念を介さなければ何も認識しない
10.人間の意志は無限である
11.人間は、自然の主人にして所有者になるべきだ
12.物質は延長に他ならない、すなわち空間である
13.自然学に経験や実験は不要である
14.人体は、純然たる機械である
15.私たちの魂は、身体を動かすための力を持っている
16.私たちは動物に何をしたって構わない
17.理性は、情動なしで済ませられる
18.私たちの実践上の判断はどれも不確実だ
19.完璧な道徳は手に入らない
20.高邁とは、自由の情念のことだ
21.政治は君主に任せておくべきだ
弁明ーー簡潔に、対話篇のスタイルで
デカルト主要年譜
訳者後書き
人名索引
作者 | ドゥニ・カンブシュネル/津崎良典 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 | 2021年09月28日 |
『デカルト哲学 (講談社学術文庫)』
作者 | 小泉義之 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年05月23日 |
『デカルト』
作者 | 野田 又夫 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 1966年01月01日 |
今回は、17世紀の哲学者・デカルトについて深く知るのに最適な本を6作品ピックアップして紹介しました。他の哲学者とは一線を画すデカルトの考え方、彼の存在感を知ることで、自身の思考も少しは広がったのではないでしょうか。
哲学というと、少々難解なイメージがありますよね。しかし、彼の思考をたどることは、世界に対する視点を広げ、物事の本質を見つめる力を養う上で非常に有意義な経験となります。デカルトの考え方を理解することで、自分自身の意識や存在について考え、日々の生活にも反省や気づきをもたらすことでしょう。
今回ご紹介した本は、すべてデカルトを知る上で読む価値のある一冊です。あなた自身の興味や関心、読書のスタイルに合わせて選び、思索の旅を楽しんでみてください。それぞれの本が、デカルトの哲学を明瞭に、そして鮮やかに描き出しています。
この6作品を通じて、デカルトの精神を体感することが出来れば、それはきっと、新たな思考の扉を開くきっかけとなるでしょう。そして、それが新たな発見や感動を生む糧となり、更なる読書の楽しみを提供してくれること間違いなしです。
「我思う、ゆえに我あり」この言葉には、デカルトの哲学が凝縮されていますが、彼の教えはこれだけにとどまりません。もっと深く彼の世界に触れてみる価値は、確かにあるのです。
ともあれ、心地良い読書の時間を過ごされることを願っております。次回も、皆さんにとって有益で興味深い作品を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
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