デカルトを知る本 おすすめ6選 17世紀の哲学者

17世紀に活躍した哲学者、デカルト。彼の考え方や生き方について知りたい方に、私がいまからおすすめする6冊はピッタリですよ。深くて難しい哲学の世界も、これらの本ならば楽しみながら理解できますよ。物語形式でデカルトの生涯を描いた作品、彼の主張をシンプルに解説した一冊、さらにはオマージュ的な物語など、バラエティに富んだセレクション。デカルトの哲学を学びたい初心者さんから、もっと深く知りたいという方まで幅広く楽しめます。知識を深めるだけでなく、デカルトの世界観に触れることで、自分自身の考え方や生き方にも新たな視点がもたらされるかもしれませんよ。
『デカルト入門講義』

人間にとって疑いえない知識をもとめ、新たな形而上学を確立したデカルト。その思想と影響を知らずに西洋精神史は語れない。全像を語りきる一冊。
作者 | 冨田恭彦/著 |
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価格 | 1200円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2019年02月07日 |
『デカルトの生涯 校訂完訳版』

デカルト研究の源泉
原著刊行は1691年。才気ある伝記作家が膨大な資料を網羅して、デカルトの生涯と思想、彼が生きた時代の学問や社会の情勢までも緻密かつ饒舌に描ききった。後世のデカルト解釈にも数多くの影響を与えた、哲学の巨人の全貌を明かす唯一にして無二の伝記…待望の本邦初校訂完訳!
上巻
第一部…デカルトの身に誕生から先入見を捨てるまでに起こったこと
第二部…学院での先入見を捨て去ってからオランダに定住するまでに起こったこと
第三部…デカルトがフランスを離れ、オランダに引きこもってから、自分の著作の刊行を決心するまでの出来事
第四部…哲学に関する『試論』の刊行からユトレヒト大学で生じた事件に至るまでにデカルトに起きたこと
下巻
第五部…ユトレヒトの教授たちと知り合った時から『形而上学的省察』出版までに、彼の身に起こったこと
第六部…『形而上学的省察』の出版から『自然学の原理』の出版にいたるまでに起こったこと
第七部…『哲学原理』の出版から彼の死までに起こったこと
第八部…彼の身体と精神の特質。自宅での彼の生活、および他人とのかかわりにおける生活。彼の品行。意見。宗教。彼の人柄と書いたものに、文句をつけられる点があったこと。そして一般に、彼の生涯の話の年譜に入れることができなかったすべてのこと。
作者 | アドリアン バイエ/山田 弘明/香川 知晶/小沢 明也/今井 悠介 |
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価格 | 13200円 + 税 |
発売元 | 工作舎 |
発売日 | 2022年02月28日 |
『デカルト入門』

作者 | 小林道夫/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2006年04月01日 |
『デカルトはそんなこと言ってない』

〈我思う、故に我在り〉はかくも誤解されてきた!
「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。
「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか? 見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか! 硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。
凡例
日本語版への序文
はじめに
1.学校で教わることはどれも役に立たない
2.感覚は私たちを欺く
3.明晰判明でなければ決して真ではない
4.方法の規則は少ししかない
5.神はやろうとすれば3+2=4にできる
6.「私は考える、だから私は在る」というのは大発見である
7.人間の魂は、自分に対して透き通るように立ち現れてくる純粋な思考のことだ
8.人間の精神は、思考するのに身体を必要としない
9.人間の精神は、独り観念を介さなければ何も認識しない
10.人間の意志は無限である
11.人間は、自然の主人にして所有者になるべきだ
12.物質は延長に他ならない、すなわち空間である
13.自然学に経験や実験は不要である
14.人体は、純然たる機械である
15.私たちの魂は、身体を動かすための力を持っている
16.私たちは動物に何をしたって構わない
17.理性は、情動なしで済ませられる
18.私たちの実践上の判断はどれも不確実だ
19.完璧な道徳は手に入らない
20.高邁とは、自由の情念のことだ
21.政治は君主に任せておくべきだ
弁明ーー簡潔に、対話篇のスタイルで
デカルト主要年譜
訳者後書き
人名索引
作者 | ドゥニ・カンブシュネル/津崎良典 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 | 2021年09月28日 |
『デカルト哲学 (講談社学術文庫)』

作者 | 小泉義之 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年05月23日 |
『デカルト』

作者 | 野田 又夫 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 1966年01月01日 |
今回は、17世紀の哲学者・デカルトについて深く知るのに最適な本を6作品ピックアップして紹介しました。他の哲学者とは一線を画すデカルトの考え方、彼の存在感を知ることで、自身の思考も少しは広がったのではないでしょうか。
哲学というと、少々難解なイメージがありますよね。しかし、彼の思考をたどることは、世界に対する視点を広げ、物事の本質を見つめる力を養う上で非常に有意義な経験となります。デカルトの考え方を理解することで、自分自身の意識や存在について考え、日々の生活にも反省や気づきをもたらすことでしょう。
今回ご紹介した本は、すべてデカルトを知る上で読む価値のある一冊です。あなた自身の興味や関心、読書のスタイルに合わせて選び、思索の旅を楽しんでみてください。それぞれの本が、デカルトの哲学を明瞭に、そして鮮やかに描き出しています。
この6作品を通じて、デカルトの精神を体感することが出来れば、それはきっと、新たな思考の扉を開くきっかけとなるでしょう。そして、それが新たな発見や感動を生む糧となり、更なる読書の楽しみを提供してくれること間違いなしです。
「我思う、ゆえに我あり」この言葉には、デカルトの哲学が凝縮されていますが、彼の教えはこれだけにとどまりません。もっと深く彼の世界に触れてみる価値は、確かにあるのです。
ともあれ、心地良い読書の時間を過ごされることを願っております。次回も、皆さんにとって有益で興味深い作品を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
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