イタリア人の暮らし、生き方に触れる本4選

イタリア人のライフスタイル、食生活、ファッション感覚がギュっと詰まった本がこれら4冊です。広大なヴィネッツィアの街を舞台に、その景色、音、香りまで感じさせてくれる小説が1冊。美食家たちが集う小さな村で繰り広げられる人情ドラマが待つグルメ小説もあります。旅行者が恋するイタリア人との微笑ましいロマンスから、イタリアの家族観を垣間見られる一作も。そして、イタリアのデザイン業界で奮闘する青年の日常を描いた漫画まで。それぞれがイタリアの「色」を見つめ、描いています。楽しみながらイタリアを体感できる1冊を、ぜひ手に取ってみてください。
『いいかげんなイタリア生活 : イタリア在住15年の私が見つけた頑張りすぎない生き方』

作者 | ワダ,シノブ |
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価格 | 不明 |
発売元 | ワニブックス |
発売日 | 2022年08月 |
『最後はなぜかうまくいくイタリア人』

○2015年9月に刊行されたロングセラーエッセイの文庫です。
○怠惰で陽気で適当なのに、ファッションから車まで、独自のセンスと哲学で世界の一流品を生み出している国イタリア。彼らの秘密を、日常のさまざまなシーンの行動・価値観や「イタリア人あるある」から、軽妙にひもとく。
○ 「仕事とプライベートは分けない」「悲惨な事態もしぶとく楽しむ」「美しいか醜いかでビジネスを判断する」など、私たちの仕事の向き合い方に刺激を与えてくれるトピックが豊富に紹介される。マンマを中心とする家族関係、恋人とのつきあい方、食卓での流儀、地域別の特徴など、イタリア文化の読み物としても、大いに楽しむことができる1冊。
○イタリア人気質は日本人とは対極だが、私たちにとっても参考にしたい生き方、処世術が満載。
・アポの時間は努力目標。時間の遅れは正確なルールに基づいて遅れる
・仕事とプライベートはあえて分けない。公私混同するが私の時間に仕事が割り込んでも寛容
・計画は立てなくても最後は何とかする
・分業ができない。各人がなんでも屋。複数のことはできず、ひとつずつ作業を進めることを好む
・何事もダメもとで果敢にトライ。人生の醍醐味は最終目的ではなくその過程、寄り道にある
・自分が嫌なことに立ち向かえないだけでなく、人が嫌な思いをしたり、悲しい思いをするのも苦手
・実用性より美しさ、体裁を繕うのが好き
・イタリアの南の方は待機主義で、一瞬のチャンスをとらえる集中力はすごい
・家族の結束が非常に強い。「友人の友人」という薄いコネでも問題が解決
・食卓の時間が長く、人生のほとんどすべての問題を解決する場
文庫版 まえがき
1.仕事ーールーズなのになぜか結果は出る秘密
2.人生ーー好きなことだけ楽しみ、嫌いなことは先延ばす
3.家族と恋愛ーー対人関係を支配する、義理・絆・コネ
4.食事ーー食卓でのふるまいは、商談以上に難しい
5.独断と偏見で考えるイタリア
作者 | 宮嶋 勲 |
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価格 | 825円 + 税 |
発売元 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2018年01月10日 |
『イタリア人が教えてくれた美しい暮らし方』

美味しさと合理性にあふれるキッチン、快適にくつろげるインテリア、そして自分を大切にする生き方……イタリア人たちが大切にしている暮らしの知恵が1冊に。
作者 | 古澤 千恵 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2022年11月21日 |
『しあわせの処方箋(Tips)〜イタリア人精神科医 パントー先生が考える〜』

私たちは皆、幸せになりたいと願っています。
しかし、異なる文化のレンズを通して観察すると、多くの理論家が最も普遍的な感情と考えている幸福でさえ、独自のニュアンスを持っていることに気づきます。
幸せは十人十色、つまり個人によります。
それと同時に住む文化によって、異なる可能性があるのではないかーー。
ある国(文化)の中で生きていると、それが「あたりまえ」となり、実は「世界的に見るとかなり変わっている」ということが、少なくありません。
いわゆる「カルチャーショック」ともいわれるものですが、日本は古くからその筆頭格ともいわれる国であり、その文化やそれにもとづく国民性について、かなりの研究がされてきました。
わかりやすい例でいえば、「本音と建前」「察する(空気を読む/暗黙の了解)」「周りと合わせる」「極端に人の目を気にする」などですが、優れた社会スキルとして機能している反面、日々診療(カウンセリング)をしていると、それらがしがらみとなり、心の不調となってしまっている日本人が多いことに気づかされます。
日々、日本で診療をしている、イタリアで生まれ育った精神科医が、カウンセリングを通じて見えてきた「日本人の心の特性」「日本文化の特有性」そして「日本社会で暮らしながら、どうすれば日本人はもっと幸せになれるのか」について、外国人・精神科医の視点からまとめた1冊。
作者 | パントー・フランチェスコ |
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価格 | 1595円 + 税 |
発売元 | あさ出版 |
発売日 | 2024年02月15日 |
以上、イタリアの生活観や人々の息づかいを感じさせてくれるだけでなく、その文化や歴史、美食から伝統までを深く理解するための本を4つ、紹介させていただきました。それぞれの作品が、イタリアの魅力を独自の視点から描き出しており、見事なストーリーテリングとともに、その地方の特色や風土、思考の核心を垣間見ることができます。
何よりも、それぞれの物語が持つ「イタリアの生き方」「イタリア人の哲学」に触れることで、日本では見えてこない新たな視界や、私たちの生活にも役立つ価値観を見つけることができるのではないでしょうか。さらには、絵画のような鮮やかな描写からは、イタリアの風景や都市、料理の美しさ、情熱を感じることができます。
また、これらの作品は、イタリアを訪れたことがある方はもちろん、これから訪れる方、あるいはイタリアへの憧れを持つ方にとっても、新たな発見や楽しみを提供してくれることでしょう。まるで現地にいるかのような臨場感を味わい、心でイタリアを旅する時間を、ぜひみなさんもお楽しみください。
そして何よりも、一冊の本から始まる旅は、読者自身の心の成長にも繋がるものです。物語を通じて、自分自身を見つめ直す機会になるかもしれません。全ての作品が、「イタリアの暮らし、生き方」というテーマに沿って、読者の皆様に新たな感動を与えてくれること間違いなしのラインナップです。何冊でも、何度でも繰り返し読みたくなるような、そんな素敵な作品たちと出会えますように。
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