書くことの大切さがわかる本4選

私から皆さまへ、書くことの大切さが伝わる本たちを四つ、おすすめします。一つ目は、幅広い年齢層に読まれている、美しくセンシティブな漫画。作者自身が経験した文章作成の苦しみや喜びがリアルに描かれます。二つ目は、自己啓発書。成功した作家が心からの言葉で書くことの素晴らしさを伝え、読む者の筆を走らせること間違い無し。三つ目は、一週間で一冊読める軽い感じの青春小説。恋愛だけでなく、文章を通して感情を伝える力の大切さに気づかせてくれます。最後に、少々ヘビーかもしれませんが、社会派のリアルな描写が冴える小説。書く事の力を、現代社会を生き抜く一つの武器として描いています。どれも違った視点から書くことの奥深さに触れられる名作ばかりですよ。
『さみしい夜にはペンを持て』
| 作者 | 古賀史健/ならの |
|---|---|
| 価格 | 1485円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2023年08月09日 |
『』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『ほんとうのことを書く練習 「わたしの言葉」で他者とつながる文章術』
インターネット上にある文章の多くは、「誰かに読まれることを前提に書かれた文章」です。
「どうすれば自分の文章が読者に認められるか?」を目的に書かれています。
しかし、文章が「伝わらない」「うまく書けない」という悩みの原因は、まさに「他人に見せるため」に書いているからです。
自分が何を考えているのかを自分で深く知った上で「ほんとうのこと」だけを書くのでない限り、いくら巧みに言語化しても、それは借り物の言葉です。
もしその文章がバズって、他人に認められて、フォロワーが増えたとしても、それは「偽の自分」が社会とつながることになってしまう。
それは、自分自身でも気づけない「生きにくさ」につながっていると著者は言います。
本書は、まず誰にも見せない文を書く場所を確保して、自分を深く知ることに重点を置きます。
その上で、「自分にしか書けない文章」の書き方を身につけて、他人に読まれるまでの道筋を示します。
「自己肯定感」と「文章力」が同時に上がる、新しい文章の書き方。
はじめに 無人島には辞書を
序章 私たちはなぜ「ほんとうのこと」が書けないのか?
ずっと死にたいから書いている/個性は消して消して消す/自分に愛されないと、誰かに愛されたくなる/他者の評価を内面化している/「読む私」が「書く私」を萎縮させる/第1稿はハート/自由とは「自分を受け入れる」こと/筆を折りそうになった時/書くとは「問う」こと など
第1章 ほんとうのことを読む
読書の転換期/「読む」の2つのおもしろさ/書けなくなったら、読めばいい/私が大好きな「ほんとうのこと」が書かれた文章/「読まされる文章」にはほんとうのことが書かれていない/文章を上達させる最短距離は「読む力」を上げること など
第2章 「誰にも読ませない文章」を書く
日記で言葉の水路を掃除する/「書く」と「読まれる」どちらが苦手か?/書くとは「聞き手の自分」と「話し手の自分」の対話/言語化で心をごまかさない/本当の問題は「自分の気持ちと言葉が繋がらない」こと/ねっとりした感情、サラサラした感情 など
第3章 ほんとうのことを書く練習
「ほんとうのこと」を書いた文章は「うまい文章」を凌駕する/伝わりにくい文章とは「自我がない文章」/からだを動かすと言葉が生まれる/書くには「書かない時間」が要る/文章の普遍性とは「生きて考える」純度の高さ/文体を鍛える具体的方法/最高の読者/文章の「誠実さ」をチェックする など
第4章 ほんとうのことを書く手段
「わからないこと」は人間にしか書けない/日記はインフラ/短歌は写真/エッセイはすべてのベース/小説は「自分以外を主人公にしたエッセイ」/すべての表現は世界への「返信」 など
第5章 誰かに読まれるということ
求めるのは「共感」より「理解」/SNSの読み方/「あなたの文章で傷ついた」と言われたら/自分の文章が誰かをインスパイアすること /「ほんとうのこと」を書いた者同士が出会うなど
おわりに 書いた記憶と生きていく
| 作者 | 土門蘭 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | ダイヤモンド社 |
| 発売日 | 2026年03月05日 |
『学びの土台を育てる 低学年の「書くこと」指導』
| 作者 | 沼田拓弥 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東洋館出版社 |
| 発売日 |
それでは、自己表現の一つである「書くこと」の大切さを改めて感じていただけたでしょうか。私たちが日々言葉を紡ぐのは、単に情報を伝えるだけでなく、心情を表現したり、自己を見つめ直したりするためでもあります。そう考えると、書くことはこれほど身近な行為でありながら、とても深いものがありますね。
体験を通じて感じたこと、考えたこと、それらを形にする行為。それが「書くこと」です。そこには無数の可能性が広がっていて、自分自身がまだ見ぬ自分を発見できることでしょう。時には自己の存在を確認する手段ともなります。逆に、書くことのない世界は、もしかしたら、色彩のない世界かもしれません。
この4選を通じて、「書くこと」の奥深さや、その有効性を改めて感じていただければ幸いです。それぞれが異なる視点で「書くこと」の価値を描いています。作品を通じて感じる「書くこと」の魅力や大切さ。それを知ることで、あなた自身が手紙を書くこと、日記を書くこと、あるいは何かを文章にすることに少しでも興味を持つきっかけになればと思います。
そしてもし、すでに書くことが好きな方であれば、この中から更なる書くことへの愛着や新たな視点を見つけていただければと思います。書くことは、読むことと並ぶ、言葉を扱う素晴らしい行為。その一端を感じていただけたら、私としてもうれしい限りです。皆様の「書くこと」に対する旅が、これからも更なる高みに向かって進むことを願っています。
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