三淵嘉子を知る本 おすすめ6選 日本初の女性判事

日本初の女性判事、三淵嘉子さん。彼女の生涯を深く理解するためのおすすめの本を6冊紹介します。三淵さんの生きざまが色濃く描かれた作品から、時代背景に焦点を当てたもの、また彼女が活躍した裁判所の内情や女性判事という存在が武力にどのような影響を与えたか等、様々な角度から三淵さんを知ることができます。実際の裁判記録を基にしたものや、彼女の人生を描いた物語など様々なジャンルからピックアップ。興味深い人物像を深堀するのに最適な一冊がきっと見つかるでしょう。是非手に取って、彼女の歩んだ道を一緒に辿ってみてください。
『三淵嘉子』

2024年度・前期連続テレビ小説「虎に翼」のモデルは、日本初の女性弁護士の一人であり、初の女性判事及び家庭裁判所長・三淵嘉子(みぶち・よしこ:主演・伊藤沙莉、脚本・吉田恵里香)。本書では、三淵嘉子の生誕から晩年までの生涯と、嘉子とともに歩んだ家族、友人、同僚たちについて紹介する。
1914年、父・武藤貞雄の赴任先のシンガポールで生まれた嘉子。東京に戻ってからは「何か専門の仕事をもつ勉強を」という教育方針を受けたことから、明治大学専門部女子部を経て法学部に編入、高文司法科試験に合格し、女性初の弁護士となる。その後は結婚して1児を設けるも、夫が戦病死してしまう。逆境の中で、子どもを育てながら戦前は認められなかった女性裁判官を目指すことに。そして判事補に任命されてからは名古屋への単身赴任、帰任後の再婚を経て、女性初の裁判所長になる。そんな嘉子が生涯を賭して成し遂げたかったこととは何だったのか。「女性活躍」が求められる今にあって、その先駆者の生涯が今、明らかになる。
はしがき
第1章 三淵嘉子の生涯1〜学生時代・弁護士編
第2章 三淵嘉子の生涯2〜裁判官編
第3章 三淵嘉子をとりまく人々
三淵嘉子 略年譜
あとがき
参考文献
作者 | 神野 潔 |
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価格 | 1705円 + 税 |
発売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
発売日 | 2024年02月28日 |
『三淵嘉子の生涯〜人生を羽ばたいた‘’トラママ‘’』

2024年春スタート、朝の連続テレビ小説の主人公のモデルとなった、三淵嘉子の生涯をまとめた本。女性で初めて司法試験に合格して弁護士となったり、日本初の女性裁判所長になったりと、法曹界において時代を切り開いてきた、女性の生涯を描く。
また、仕事だけでなく、結婚や出産、再婚など、プライベートな部分にも迫り、社会に広く貢献してきた三淵のパーソナルな部分も垣間見えるような一冊である。
第1章 嘉子誕生 - 賢く活発な少女
第2章 人とは違う学生時代 - 反対にもめげず、明治大学へ進学
第3章 法律家への第一歩 - 女性初の司法科試験合格
第4章 嘉子、結婚 - 幸せから一転、過酷な戦中生活へ
第5章 激動の戦後 - 夫、父母、弟の死を乗り越えて
第6章 母として、働く女性として - 法を司る裁判官の責任を自覚
第7章 地方転勤と再婚 - 名古屋での出会い、新しい家族との生活
第8章 初の女性裁判所長に - 法曹界内の女性差別に敢然と講義
第9章 退官、その後 - 幸せな老後と最期の別れ
作者 | 佐賀千惠美 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 内外出版社 |
発売日 | 2024年03月26日 |
『裁判官三淵嘉子の生涯』

作者 | 伊多波,碧,1972- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 潮出版社 |
発売日 | 2024年03月 |
『三淵嘉子と家庭裁判所』

1938(昭和13)年、日本で女性が初めて司法試験に合格し、1940(昭和15)年に3人の女性法曹が誕生した。そのひとりが、戦後初めて女性の判事・裁判所長となり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さんである。
三淵さんは、女性が参政権さえ持たない=立法に携わることさえできない時代に、明治大学で法律を学び、弁護士になった。
太平洋戦争、慣れない田舎での疎開生活、家族との別れ……激動の時代を経て、残った家族を養うため、三淵さんは裁判官になる。
最高裁判所では、同僚たちと家庭裁判所の設立に向けて奔走する。
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女性の社会的活躍が期待される今日、その先駆者である三淵さんから学ぶところは多い。
本書は、丁寧な取材によって書き上げられた三淵さんの評伝とゆかりの人々の人物像、実弟や後輩の証言を通じて、三淵嘉子さんの人となり、足跡を紹介する。
第1部 三淵嘉子 評伝
三淵嘉子と家庭裁判所の時代……清永聡
第2部 三淵嘉子ゆかりの人々……清永聡
1 宇田川潤四郎
「家庭裁判所の父」 天真爛漫な初代最高裁家庭局長
2 内藤頼博
リベラリストな「殿様判事」 家庭裁判所創設のキーパーソン
3 久米 愛
日本初の女性法曹のひとり 女性の権利擁護で活躍
4 中田正子
日本初の女性法曹のひとり 女性初の弁護士会会長
5 野田愛子
家庭裁判所での「姉妹」 女性初の高等裁判所長官
第3部 三淵嘉子を語る
1 父であり母であった「とと姉ちゃん」(インタビュー)……武藤泰夫・清永聡(聞き手)
2 東京家裁時代の三淵嘉子さん(インタビュー)……鈴木経夫・編集部(聞き手)
3 三淵嘉子裁判官の基本的視座を学ぶーー憲法理念と家庭裁判所司法……若林昌子
4 三淵嘉子さん 強さと優しさと……荒井史男
5 翼を得て……佐賀千惠美
第4部 家庭裁判所発足の頃
1 座談会「家裁発足当時の思い出」について……清永聡
2 座談会「家裁発足当時の思い出」……市川四郎・沼邊愛一・三淵嘉子・柏木千秋・内藤文質・外山四郎・森田宗一・皆川邦彦・栗原平八郎・山田博・奥山興悦・長谷川知賢
3 解説・昭和57(1982)年の座談会について……奥山興悦
年譜
作者 | 清永 聡 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 日本評論社 |
発売日 | 2023年12月18日 |
『原爆裁判 : アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』

作者 | 山我,浩 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 毎日ワンズ |
発売日 | 2024年06月 |
『三淵嘉子 : 日本法曹界に女性活躍の道を拓いた「トラママ」』

作者 | 青山,誠,1965- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年03月 |
日本初の女性判事として知られる三淵嘉子さん。その人間像は、多くのリーダーにとって大いなる学びとなることでしょう。そしてひとえに、彼女の存在を形成した出来事や困難を乗り越えてきた経験の数々が、彼女がなせる業の根源でもあります。その三淵さんの人間力と知識、格闘精神を、我々が知る機会となる絶好の本をご紹介させていただきました。
それぞれの本が三淵さんの生きざまを多角的に描き出しており、一つ一つは紛れもない宝物だと言えます。彼女が一貫して伝えてきたこと、それは努力と絶えず学び続けることの大切さ。これからの時代を生き抜く全ての人にとって、彼女の人生が指し示す道標となることでしょう。
最後になりましたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。一人でも多くの方が三淵嘉子さんの強い信念や揺るぎない志を感じ、その生き方から何かを学び、日々の生活に活かせること、それが本記事の目指すところです。それぞれの本から得られる教訓が、皆さんのこれからの人生に少しでも良い影響を与えられれば幸いです。皆さんもぜひ、三淵嘉子さんの人生から何かを学び、自身の可能性を更に伸ばしていってくださいね。それでは良い読書を!
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