南米の昔話絵本4選
南米の豊かな自然や文化が鮮やかに描かれている絵本4選をご紹介します。1つ目は、熱帯雨林が舞台の冒険物語。色鮮やかな植生や動物が絵本中に溢れ、お子様も大人も楽しめます。2つ目は、アンデスの山々を背景にした民話。神秘的な伝承が詰まっています。3つ目は、南米特有の儀式や祭りをテーマにした一冊。現地の人々の日常と営みが描かれ、そのリアリズムに引き込まれます。最後に、南米の詩人の言葉を基にしたお話。非日常的な世界観と心温まるメッセージに思わず涙してしまいますよ。
『火をぬすんだウサギ』
むかしむかし、ジャガーがたいせつな火をひとり占めしていました。どんなに頼んでもジャガーは火を分けてくれません。万策尽きて、困り果てた動物たちのなかから「ぼくがいくよ」とウサギが名乗り出て……。アルゼンチン北部の少数民族ウィチーに伝わる、助け合って生きることの知恵と勇気のお話をユーモラスにいきいきと描く。
作者 | 宇野和美/再話 パブロ・ピシック/絵 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 玉川大学出版部 |
発売日 | 2022年02月15日 |
『マリアとコンドル ペルーの民話』
マリアが草原でリャマの番をしていると、黒い服と白いマフラーの若者が現れて、いっしょに遊ぼうといいます。若者の背中につかまって目を閉じると、マリアはいつのまにか高い崖の上に運ばれていて、若者はコンドルになっていました。コンドルはマリアにお嫁さんになれといいますが、悲しみにくれたマリアを、カエルが知恵を働かせ助けます。アンデスの民話をペルー人の画家が描きます。
作者 | 稲村哲也/ハイメ・ロサン/ヘオルヒーナ・デ・ロサン |
---|---|
価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 2024年04月03日 |
『太陽と月になった兄弟 ボリビア民話』
作者 | 秋野靱子 |
---|---|
価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 | 1994年03月 |
『ガラシとクルピラ』
作者 | 陣内すま/ヴァンペレーラ |
---|---|
価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 | 2005年09月 |
今回、ご紹介した一連の南米の昔話絵本は、どれも独特な世界観と色彩が魅力的な作品ばかりです。深い森や壮大な山々、その中に息づく生物たち、そして神々のエピソードが描かれ、読む者を遠い南の大地の物語へと誘います。読む度に新鮮な驚きや発見があることでしょう。
もちろん、ただ楽しむだけではなく、これらの昔話絵本は教育面でも非常に優れています。多様な文化や価値観に触れることで視野を広げ、異文化理解を深める良いきっかけになります。子供たちには想像力を刺激し、大人たちには日常のちょっとした息抜きになるでしょう。
これまでの暮らしの中で、南米の昔話を知らない方も多いかもしれません。しかし、一度手に取ってみるとその魅力にきっと引き込まれるはずです。この記事をきっかけに、南米の文化と触れ合う機会を持つことができれば幸いです。
一つ一つの絵本が魅せる、豊かな自然と人々の生活、神話や伝説。それはまるで時間を超えた旅のようです。繰り返し読むことで気づく新たな発見も、この絵本がもたらす特別な楽しみの一つです。これらの絵本は、ただ物語を伝えるだけでなく、異なる背景を持つ人々の絆や理解を深める役割も果たします。
いかがでしたでしょうか。南米の昔話絵本を通じて空想の旅へ出かける余裕ができたら、ぜひ読んでみてください。各作品の個性溢れる絵と物語が、あなたの時間を豊かに彩ること間違いありませんよ。それでは、また次回のおすすめ紹介でお会いしましょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。