額縁に関する本 おすすめ4選 歴史やデザインなど
あなたが絵画好きなら、まずは額縁の世界に踏み込んでみてはいかがでしょう。額縁はただ絵を飾るだけでなく、その芸術性を一層引き立てる役割も果たします。今回は、額縁の深い歴史や、その美しさを引き立てる個性的なデザインが描かれた4冊の本を選びました。中には、古代から現代までの額縁の変遷を追いながら、それぞれの時代背景を読み解く作品や、ある一つの額縁を中心にストーリーが展開する作品も。額縁の世界に魅了されること間違いなしですよ。
『額縁と名画 : 絵画ファンのための額縁鑑賞入門』
作者 | Penny,Nicholas,1949- 古賀,敬子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 八坂書房 |
発売日 | 2014年04月 |
『額縁の歴史』
貴重な図版を500点近く収録。ヨーロッパの絵画と額縁の“密”な関係を探る!
作者 | クラウス・グリム/前堀信子 |
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価格 | 13200円 + 税 |
発売元 | 青幻舎 |
発売日 | 2021年05月 |
『額縁からみる絵画 古代ローマのフレスコ画から19世紀の肖像画へ』
名画が違ってみえてくる!フランス及び日本で美術の現場に深く携わる著者による絵画鑑賞への新たなアプローチ!!古代ローマの住居壁面から中世の宗教イコンや祭壇画、絵画がインテリアとして王侯貴族の邸宅を飾ったルネサンス、バロック、ロココの時代、さらには19世紀新古典主義の肖像画まで、みせるための手段としての額装が作品にどのようにかかわってきたかを、50余の名画を取り上げ、魅力溢れるエピソードと共に綴る。図版多数。
作者 | 小笠原尚司 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 八坂書房 |
発売日 | 2015年05月 |
『額縁への視線 額装というデザイン』
無限の可能性を秘めた「額装」(額による空間デザイン)の魅力溢れる世界を、インテリア・コーディネートの視点で紹介。“モナ・リザ”やゴッホの額縁から、パリに暮らす人々の壁面演出、日本の伝統文化と壁事情まで、額にまつわる興味深い話題が盛り沢山。
作者 | 小笠原尚司 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 八坂書房 |
発売日 | 2008年07月 |
さて、ここまで額縁に関するおすすめの本を4作品ご紹介させていただきました。美術館やギャラリーでも、作品そのものだけでなくその額縁一つ取っても芸術的なものですよね。そこには語られない歴史や工芸、デザインに対する深い理解が必要となります。それらを深く知ることで、見えてくる世界は格段に広がります。一見地味に思える額縁ですが、実はそれ一つで芸術に対する理解が深まるのです。
それぞれの本が、それぞれ違った視点から額縁という世界を教えてくれます。デザインの美しさや繊細さ、歴史的背景やその時代の風俗を反映していることなど、素晴らしい発見がたくさん詰まっています。読んでいるうちに、自分が以前に感じていた「額縁」のイメージが大きく変わっていくことでしょう。
また、そういった知識は美術作品を鑑賞する際にも大いに活かされます。作品だけでなくその額縁まで視野に入れることで、より深く作品を理解することが出来ますし、それがまた新たな視点を生むかもしれません。
今回ご紹介させていただいた本たちは、そんな色んな可能性を秘めた、「額縁」についての一部を解き明かしてくれるものばかりです。これを機にぜひ、額縁という新たな視点から芸術作品を楽しんでみてください。それぞれの作品が、それぞれ特有の額縁に包まれている理由や、それが与える作品への影響。きっとその深さに感動するはずです。これからも、皆さんの芸術への探究心が深まり続けますように。
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