春夏秋冬そして君

ねえ、君。あの四季が巡る物語を覚えてるかな?最初は春、溢れる緑に目を奪われつつ、そこで出会った二人。名も無きヒーローと、彼に惹かれるヒロイン。夏には海の誘惑に身をゆだね、そして何より重要な君がそこに。秋からは物語が加速。黄金色に染まる街並みが、彼らの決意を映し出す。凍てつく冬も二人の炎は冷めず、そしてまた新たな春へ。それぞれの季節が二人の心象風景を繊細に表現し、深淵な恋愛模様を描き出すんだ。切なさも、喜びも、全てが詰まった一冊、君にこそ読んでほしいんだ。
『晩夏ーそれらの夏の日々 野村聡詩集』

突然旅立ったきみにー
少年時と現在を経巡る魂の抒情詩
ぼくのきみへの追憶は流されない
けれど
自転車で並走していた日の風は
もうそこできみの生涯の対象ではないことを
ぼくは知らなかった
夜明けのアスファルトの道を行くとき
きみとの語らいは
いかにももっともらしい混乱を産んだ
そしてぼくはきみの横顔が
心地よい生涯の必然をなぞるだろうと予感した
( 「風の考察」より)
1 きみに関する断章ー風の考察
2 夏と少年ー告知する季節
3 来るべき一日ー労働者たちのための挽歌
4 無言の現在ー先行するまなざし
後記にかえて
作者 | 野村 聡 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 鳥影社 |
発売日 | 2023年10月14日 |
『86-エイティシックスーAlter.1 -死神ときどき青春ー(14)』

たとえ戦場であろうとも、彼らの青春は確かにそこに在ったーー。
絶死の戦場で、行き着いた安息の中で、再び舞い戻った戦場で、初めて足を踏み入れた雪の王国で。戦友と、兄弟と、友人と、恋人と、家族と。
戦うことのみが日常と定められたシンやレーナたちに訪れる、平和なひととき。どうか明日も、こんな穏やかな時間が彼らに訪れますように。そう願わずにはいられない、ささやかな幸せを詰め込んだ、もう一つの『86』。
アニメのエピソード原案にもなった店舗特典SSやフェア限定SS、電撃文庫MAGAZINEやカクヨムに掲載された短編。さらには未発表短編を本邦初公開、著者・安里アサト書き下ろし短編も多数収録した珠玉の1冊!
作者 | 安里 アサト/しらび/I-IV |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年04月07日 |
『この恋と、その未来。 -一年目 夏秋ー』

ーーせめて、誰の物にもならないで欲しい。そう思ってしまうのは、わがままだろうかーー
作者 | 森橋 ビンゴ |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年11月29日 |
『兄弟ー冬ー』

思いを通わせ合い穏やかな日々を送っていた教師の兄、悠と人気俳優の弟、涼司。だが、そんなある日、涼司はロケ中事故に遭い、過去の記憶をすべて失ってしまう。もちろん兄と自分が秘めた関係にあったことも…。実の兄弟で愛し合うことに罪悪感を持ち続けていた悠は、これを機に涼司から離れる決意をする。同僚の紹介で彼女もでき、すべてがうまくいくかに見えたが、涼司はそんな兄に不審な感情をいだきはじめ…。
作者 | 丸木文華 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2013年12月28日 |
『五等分の花嫁【春夏秋冬】(1)』

「これは、私たち中野家五つ子の
1月から12月までの日常を描いた、1年間の物語」
高校3年生のお正月を迎えて。
こんな風に楽しい時間を五人で過ごせるのも少なくなると、
ちょっと落ちこむ五つ子たち。
もうすぐ受験を終えて、高校を卒業。
それぞれ忙しくなるし、
高校のころのように、ずっと一緒にはいられない。
だから、ひと月に一回、五人で集まって遊ぶ日ーー
「五つ子の日」を作ることになって……!?
原作・春場ねぎ完全監修で綴られる、
五つ子たちの新たな日常!
作者 | あさの ハジメ/春場 ねぎ |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2025年01月17日 |
それぞれの季節が織り成す風景とともに描かれる、主人公たちの切ない恋模構。季節が移ろうごとに、心情も衣替えしていくリアルさに、読者である私たちも気づかぬうちに共感してしまいます。何気ない日常の中に、ふとした瞬間に差し込む一筋の光。それは恋心の芽生えかもしれないし、心の中で揺れる葛藤を示すかもしれない。だから、この作品はただただドラマチックに進行するだけではないのです。アップダウンのある日常を丁寧に描くことで、人間の成長と深い洞察力があり、読後の余韻もたっぷりと残るのです。
指先ひとつで繹ねる心の揺れ動きが丁寧に描かれていて、現実感あふれる描写が魅力的。この作品の醍醐味は、言葉にならない感情を紡ぎ出すことができる深さにあります。読者自身が自分を見つめ直すきっかけになり、考えさせられる作品です。気づけばページをめくる手が止まらなくなるはず。一度読み始めると止まらない、そんな作品だと思います。
そして何より、この作品を通じて感じられる四季の美しさと恋の切なさ。それはまるで、鮮やかな色彩に彩られた絵画のように、読者の心に深く刻み込まれます。その世界観は、一度は体験してみてほしい。
この作品は何度読んでも新しい発見があり、それぞれのシーンに心が引かれることでしょう。冬の寒さにも負けず、春の新たな始まりにも弱音を吐かない主人公たち。その恋愛模様を通じて、私たちもまた自身の心に照らし合わせることができます。全ての季節を通して織り成される物語を、ぜひご一読いただきたいです。きっと、今までの自分では気づかなかった感情や発見に出会えるはずです。それがこの作品の持つ、あたたかい魅力なのです。
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