神保町が舞台の小説 おすすめ8選
古書店が軒を連ねる神保町。その街並みを舞台に繰り広げられる物語たちは、どれも魅力溢れるものばかりです。独特の雰囲気を持つ店主たちの人間模様や、多種多様な本に触れることで織り成されるドラマ。訪れた客と店主との交わす会話から、いくつものエピソードが生まれ、それらが絡み合った展開に心を奪われます。古書店だけでなく、喫茶店や大学なども舞台に織り込まれ、そこに住む人々の日常と非日常が巧みに描かれています。どれも神保町の魅力を感じられる作品ばかり。一度は読んでみてほしいですよ。
『新装版 森崎書店の日々』
日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というものでーー。
50の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の傑作が新装版で遂に登場。巻末には書き下ろしの掌編、「午後の来訪者」も収録。
| 作者 | 八木沢 里志 |
|---|---|
| 価格 | 1705円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2025年10月29日 |
『古本食堂』
鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。
そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚がそのお店とビルを相続することになり、単身上京した。
一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに・・・・・・。
カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。
(巻末特別対談・片桐はいり×原田ひ香)
| 作者 | 原田 ひ香 |
|---|---|
| 価格 | 814円 + 税 |
| 発売元 | 角川春樹事務所 |
| 発売日 | 2023年09月15日 |
『神保町・喫茶ソウセキ文豪カレーの謎解きレシピ』
| 作者 | 柳瀬,みちる |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2021年06月 |
『神保町の怪人』
神保町は聖地か、魔都か!?
「本集めの極意はね、殺意です。
単なる熱意だけでは到底駄目なんですよ」
怪物級の愛書家が跋扈する
本の街を舞台に贈る連作ミステリ
空前の古書ブームが到来する中、百貨店の古書販売催事で知り合った詩集の収集家・大沢について、不穏な噂を耳にした古書愛好家の喜多。その後大沢が現れた入札会で、稀覯書が消えるという怪事件が起き……。古書収集の極意は「殺意」と豪語するコレクターの闇を描く「展覧会の客」ほか、古書の交換会やパソコンによる文献整理など、昔と今が交錯する神保町を活写した三話を収録。
■目次
第一話 展覧会の客
第二話 『憂鬱な愛人』事件
第三話 電網恢々事件
あとがき
文庫版刊行にあたって
解説 北原尚彦
| 作者 | 紀田 順一郎 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2023年10月19日 |
『定価のない本』
終戦から間もない東京・神田神保町で、
ひとりの古書店主が死んだーー
出版社とも図書館とも違う、
かれらにしかできない方法で書物を守る
古書店のひとびと。
直木賞作家がすべての愛書家に贈る長編ミステリ
神田神保町ーー江戸時代に旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年を経て復興を遂げつつあった。その街の一隅で、ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰され、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるがーー直木賞作家である著者の真骨頂とも言うべき長編ミステリ。
| 作者 | 門井 慶喜 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2022年10月19日 |
『古書収集十番勝負』
徳永直『赤い恋以上』湯浅良幸『日本史阿波史年表』福永武彦『ある青春』鈴木正『狩野享吉の研究』川上澄生『ゑげれすいろは静物』『有朋堂対訳詳解漢文叢書』菊池寛『真珠夫人』川口松太郎『鶴八鶴次郎』夢野久作『白髪小僧』海野十三『十八時の音楽浴』-この十冊を巡って繰り広げられる、壮絶極まりない稀書収集合戦の行方は。
| 作者 | 紀田順一郎 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2000年12月 |
『古本食堂 新装開店』
| 作者 | 原田/ひ香 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 角川春樹事務所 |
| 発売日 |
『古本屋探偵登場 〈古本屋探偵の事件簿〉 (創元推理文庫)』
| 作者 | 紀田 順一郎 |
|---|---|
| 価格 | 855円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2023年09月28日 |
さて、今回は神保町が舞台の小説を8つ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。普段はコーヒーショップで一息つきながら読書時を過ごす神保町、本の匂いが漂う古書店が立ち並ぶ、オープンテラスから見える独特な風景。そんな神保町独自の文化や魅力が詰まった本ばかりです。町の色んな角度から描かれた作品達が、神保町を訪れるきっかけになれば幸いです。
そして、そこには実際に足を運べば神保町の空気感を感じ、他では得られない読書体験を得ることができます。きのうまで知らなかった新たな風景、過去の名作を数多く生み出してきた出版の街、神保町を歩いてみれば、これらの小説の風景が一つ一つ浮かび上がって来ます。
作品によって一つの街を多角的に切り取ることで、神保町の新たな魅力を発見することができるでしょう。それぞれの視点から現れる神保町は、読者それぞれの心に刻まれた神保町と合わさり、更に深く神保町を愛することができます。
だからこそ、本好きにとって神保町はたくさんの物語を産んだまさに聖地と言っても過言ではありません。これまで神保町に足を運んだことのない人、一度は行ったけれども深く知る機会がなかった人にも、ぜひ神保町の街を歩いて、そしてこの街で展開される物語を読んで、その奥深さや魅力を感じてみて欲しいです。
以上、今回の神保町が舞台の小説紹介記事はいかがだったでしょうか。ここから更に神保町の魅力を探しに行って見てくださいね。そして、次回も更なるおすすめ作品を引き続きご紹介していきますので、ぜひお楽しみに。
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