さくらももこ5選
かわいらしさとハートウォーミングなストーリーで知られるさくらももこさんの作品から、特におすすめの5つをピックアップしました。ひとつめは、小さな男の子の日常を描きつつも、その中に隠された大きな愛と生活の知恵が詰まった作品。続いては飛び出るような色鮮やかなイラストが特徴の、不思議な世界を旅する女の子のお話。また、ヒロインが様々な困難に立ち向かいながら成長していく様子を描いたシリーズも見逃せません。そして、さくらさんらしい愛情溢れる絵柄と物語に心温まる家族の絆の物語。最後に忘れてはならない、幼い頃からの友情と人間の成長を描いた一作。どれもさくらももこさんならではの世界が広がっています。楽しみながら読むことで、作品に込められた深いメッセージを感じることもできますよ。
『禅COJI コジコジと禅のことば』
うまくできない日も、答えが出ない夜も
いつも心にコジコジを。
この本は、コジコジとその仲間たちのことばと、
古くから伝わる禅のことばを重ねた一冊です。
なにかを目指すわけでもなく、超マイペースで自由気ままに生きるコジコジ。
将来の夢を聞かれても「将来もコジコジはコジコジだよ」と答えます。
禅もまた、「本来のありのままの自己こそが真実である」と説いてきました。
その教えの中から伝えられてきた禅のことばには、日々を生きるためのヒントがつまっています。
「コジコジ」×「主人公」
ー誰もが持っているまっさらな自分ー
「ハレハレ君」×「山是山 水是水」
ーありのままを見る心ー
「ミミズ君」×「宇宙無双日 乾坤只一人」
ーどんな命もただ唯一の尊い存在ー
ふたつの世界は、まるで違うようで、じつはとても似ているのかもしれません。
どのページを開いても、ふっと笑えて、ときにハッとする。
あなたにとって「おまもり」になることばが見つかるかもしれません。
自分への一冊に。
大切な誰かへの贈りものに。
| 作者 | さくらももこ |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | イースト・プレス |
| 発売日 | 2026年01月27日 |
『雪のしおり 冬のアンソロジー』
【目次】
物語の恋人 文月悠光
解放してあげるよ 燃え殻
短歌三首 岡本真帆
たらきく くどうれいん
雪じたく 高山なおみ
忘れられないクリスマス 寺井奈緒美
アイスクリーム・イン・冬 最果タヒ
いしやきいも さくらももこ
寒いのが怖い 穂村弘
雪原 岸本佐知子
何も知らない 佐野洋子
故郷の景色 桜木紫乃
冬とカモメとフィッシュマンズ pha
記憶のなかにつもる雪 辻邦生
はじめての冬 星野道夫
冬至 イリナ・グリゴレ
マスク 向田邦子
牛乳 武田百合子
ホワイト・オン・ザ・スノー 中上健次
クリスマス・キャロル 庄野英二
月の光とクリスマス 小池真理子
冬の扉 川上未映子
冬眠休暇 河野別荘地
光と水の戯れ 串田孫一
寒さのなか 幸田文
冬を越えよ 志村ふくみ
ふるさと城崎温泉 植村直己
雪の音 錦 仁
百人一首（抄） 小池昌代
津軽海峡・冬景色 阿久悠
冬の星空 野尻抱影
二十分の人生 内田洋子
雪 川端康成
十二月のうた 茨木のり子
キリストの樅ノ木祭りに召された少年 ドストエフスキー／ 安岡治子訳
手袋を買いに 新美南吉
雪 山村暮鳥
雪渡り 宮沢賢治
ケヤキ まど・みちお
| 作者 | さくらももこ他 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 大和書房 |
| 発売日 | 2025年11月12日 |
『もものかんづめ』
短大時代に体験した、存在意味不明な食品売り場でのアルバイト。たった2ヶ月間のOL時代に遭遇した恐怖の歓迎会。さくらももこの原点を語る大ベストセラーの文庫化!(対談・土屋賢二)
| 作者 | さくら ももこ |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2001年03月25日 |
『おんぶにだっこ』
二歳になっても「あんた、いつまで飲む気だね」と言われながらも乳離れしようとせず、ニシキヘビに興奮し家にあったマムシ酒のヘビにうっとり。星が欲しくてしょうがなかった四歳は、その後あの「たまちゃん」と小学一年生の時に運命的に出会うー。人一倍ナイーブで、なぜかいつも悩んでいた幼年期。「まる子」以前のピュアな気持ちを初めて書き綴った、さくらももこの原点となる自伝エッセイ。
| 作者 | さくら ももこ |
|---|---|
| 価格 | 649円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2019年05月17日 |
『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』
「勉強しないとダメですか？」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの？」みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。
さくらももこさんと親交のあった哲学者・土屋賢二さんの解説つき。
東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催の「コジコジ万博」(2022年4月23日から7月10日)にあわせて刊行するポケットブックです。
| 作者 | さくら ももこ/永岡 綾/奥山 千尋 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | ブルーシープ |
| 発売日 | 2022年04月08日 |
これらさくらももこさんの作品を通じて、遠い日の思い出を振り返ることができました。彼女の作品は、子供心には大きな冒険であった日常を、ユーモラスに描写することで、読者に笑いとともに安心感を与えてくれます。その一方で、大切な人との別れや成長の悲しみなど、子供ながらに経験してきたであろう心の葛藤をリアルに描いており、それらが思春期や大人になった今でも共感できる普遍的なテーマとなっています。
また、さくらももこさんの作品の魅力はその描写の繊細さにあります。風が吹く音、揚げたてのお団子の匂い、まだ冷たい朝の空気感、小さな手で握りしめた仲間への信頼感……。これらはすべて、私たちが日常で感じる小さな感覚や感情を大切に扱うさくらももこさんならではの描写です。
さらに、彼女の作品は、時代背景を越えて今でも新鮮な香りを放つことができるのです。彼女が描く子供たちは、今ここにいる現代の子供たちが向き合う可能性のある問題に対しても、どんな困難にも立ち向かっていきます。現代の社会問題を描きつつ、子供たちの成長や家族の絆を前面に押し出すことで、彼女の作品はいつでも新鮮で現代的なものとなっているのです。
そして何よりも重要なことは、彼女の作品が世代を問わず愛され、長く読み継がれているという事実です。これほどまでに多くの人々に愛されてきたさくらももこさんの作品こそ、あらゆる面で素晴らしいコミックと言えるでしょう。
このように、さくらももこさんの作品は、見た目の可愛らしさだけでなく、その中に込められた深いメッセージや子供たちの純粋さ、さらには社会のありのままの姿を描く力によって、読者の心に響き、影響を与えています。それぞれの作品を通して、さくらももこさんが日本の漫画界に与えた影響は計り知れないと言っても過言ではありません。
結論として、さくらももこさんの作品を一度は手に取り、その独特の世界観と温かさを体感していただきたいと思います。そして、それぞれが持つメッセージを胸に、これからも彼女の作品と共に生きていきたいと思うのです。
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