チャイコフスキーに関する本 おすすめ5選 19世紀のロシアの作曲家

ロシアの大作曲家、チャイコフスキーの生涯や業績を描いた多くの本がありますが、その中でもおすすめの5冊を紹介します。深遠な彼の内面に迫る伝記から、彼の音楽とロシア文化が交錯する社会背景へと視点を転じた書籍まで、幅広い視野で彼の魅力を捉えています。また、チャイコフスキーの手紙や日記を通じて彼の素顔に迫る本も数多くあります。そこでは、彼の敏感で繊細な思考や感情が赤裸々に描かれています。これらの本は、彼の音楽をさらに深く理解するためには欠かせない一冊ばかり。音楽好きはもちろん、彼の人間性に興味を持つ読者にも心からおすすめします。
『チャイコフスキーの音符たち 新装版』

「チャイコフスキーって、やはりただものではない」――
大作曲家たちの“すごさ”“素晴らしさ”が楽しくわかる! すべてのクラシック音楽ファン座右の書、日本クラシック音楽界の重鎮・池辺晋一郎の代表著作『音符たち』シリーズ。新装版化されたバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスに続き、根強い人気を誇るチャイコフスキーが刊行!!
「こむずかしそうな学者的解説やアナリーゼは避け、名曲の楽譜に並んだ“音符たち”の、いわば『行間』から裏側をのぞき、そこからオッと思える芽を見つけ、摘み取り、いじくりまわしてみる――それらを『同業者』として作曲家の立場で行う」という同シリーズのコンセプトのもと、叙情性と芸術性をかねそなえたロシアの巨匠、チャイコフスキーが創り上げた名曲の名曲たるゆえんを、交響曲、ピアノ協奏曲、弦楽セレナードやオペラだけでなく、知られざる名曲まで軽妙洒脱な筆致で説き明かす。
作者 | 池辺晋一郎/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 株式会社音楽之友社 |
発売日 | 2023年06月26日 |
『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー』

10歳から読めるクラシック音楽入門書。音楽が試聴できるQRコード付き!
●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。
カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)
心やさしく傷つきやすい“ガラスの坊や”が、音楽で世界を征服するまで
「音楽を通して人の心を救いたい」--その一途な使命感に突き動かされ、みずからが理想とする音楽を追い求めたチャイコフスキー。《白鳥の湖》《くるみ割り人形》《眠れる森の美女》などで知られる愛らしい音楽を生み出し、ロシア・バレエの黄金時代を築いた作曲家の知られざる孤独と苦悩の人生をたどります。
※本書は一九八一年にリブリオ出版から刊行された作曲家の物語シリーズ『チャイコフスキーーークリンへ帰る旅びと』を増補改訂したものです。
[目次]
プロローグ
第1章 モスクワへ
第2章 アンダンテ・カンタービレ
第3章 白鳥の湖
第4章 フォン・メック夫人
第5章 悲劇の結婚
第6章 旅から旅へ
第7章 突然の別れ
第8章 クリンの世捨て人
第9章 ファニー先生との再会
第10章 悲愴交響曲
注釈・参考文献
あとがき
チャイコフスキーの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲
”わたしは弱い人間だが、弱いからこそ人の世の苦しみや悲しみを真剣に受け止め、それを芸術に昇華することができる。その芸術によって人々をなぐさめることができる。同じ悩みを抱える者がいると知れば、人は自分の運命にも耐えることができるだろう。この交響曲はわたしの魂のもっとも正直な告白だ。わたしの心の底からの叫びだ。これにこたえてくれる人々は、わたしと手を取り合って泣こうではないか。”(本文より)
作者 | ひのまどか |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス |
発売日 | 2020年09月27日 |
『チャイコフスキー』

膨大な量の手紙からたどる生涯と作品解説
作者 | 伊藤 恵子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 音楽之友社 |
発売日 | 2005年05月13日 |
『チャイコフスキー』

作者 | 音楽之友社/編 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 音楽之友社 |
発売日 | 1993年04月 |
『伝記 世界の作曲家(7)チャイコフスキー―19世紀ロシアの代表的作曲家』

作者 | マイケル ポラード/五味 悦子 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 |
それぞれ、チャイコフスキーの孤独さ、彼の音楽にかける情熱、さらには彼が生きた19世紀のロシアの社会背景を、異なる視点から描いた5作品を紹介しました。この作曲家の面影を追いかける作品たちから、彼が賞賛するだけの天才であるだけでなく、人間らしい感情に溢れた生活者であったこと、そしてその全てが彼の音楽に反映されていることを感じ取れるでしょう。
チャイコフスキーの生涯を描いた作品は多くありますが、それぞれの作品で色んな角度からその人生を切り取られることによって、一人の人間としてのチャイコフスキーの深みが増します。音楽に慣れ親しまない人でも、人間ドラマとして読み解くことができるのではないでしょうか。
また、登場人物たちの生き様に惹かれるのも、このジャンルの魅力の一つです。彼らがどのようにして音楽と向き合い、時には苦しみながらも美しいメロディを生み出していくのか。そんな創作の過程を描いた作品は、音楽を愛する全ての人々に読んでほしい1冊となるでしょう。
この機会に、チャイコフスキーの人間性を再発見し、その音楽をより深く理解するための一助として、どれか一冊でも手に取ってみてください。そこには、きっと新たな発見と感動が待っています。もしかしたら新しいお気に入りの一冊を見つけることができるかもしれませんよ。
「音楽は最も高貴な芸術だ」とチャイコフスキー自身が言っていました。その言葉通り彼の音楽は、誰もが心に響く何かを持っています。だからこそ、その音楽が生まれた背景を知ることで、その美しさに対する理解がより深まり、なお一層音楽を愛することができるでしょう。皆様の音楽に対する愛が、これらの本を通してより深まりますように。
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