プラスチックの環境問題を知る本 おすすめ6選
プラスチック問題は私たちの生活に密接に関わる大きな課題です。そんな課題について学べるおすすめの本をご紹介します。描かれる現状は厳しいものもありますが、その現実を知ることで、何が問題なのか、どう対策すべきなのかが明確に理解できます。また、問題の背後にある歴史や文化を深掘りし、どうして今の社会がプラスチック依存となってしまったのかを解説した本も選びました。そして、現状を憂うだけでなく、プラスチック問題に対する新しい解決方法を提唱している本も含まれています。驚きの事実から未来の解決策まで、幅広く学べる6冊を選んでみました。
『図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題』
| 作者 | インフォビジュアル研究所 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 太田出版 |
| 発売日 | 2019年12月 |
『みんなが知りたい! プラスチックとごみ問題 開発の歴史から未来への対策までわかる本』
★ 調べ学習に役立つ!
★ 写真や図解でやさしく解説。
★ プラごみ問題にどう対策が取られているの…。
★ マイクロプラスチックの自然界への影響は…。
★ プラスチックはどう作られるの…。
★ 利用のメリット・デメリットは何だろう…。
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
プラスチックは衛生的とされ
1950年代に本格的な利用が始まり、
私たちの生活に欠かせない素材となっています。
利用拡大につれて廃棄されるプラスチックが増え、
その処理が世界的な問題となっています。
石油から作られるプラスチックは
燃やすと二酸化炭素を発生して
地球温暖化の原因となるうえ、
海に流出すれば簡単に分解せず、
大きさ5ミリメートル以下の微細な
マイクロプラスチックとなって海中を浮遊して
生態系を含む環境汚染を引き起こします。
この本では、プラスチックごみ問題とは何なのか、
プラスチックが生まれてから
私たちの暮らしはどう変わったのか、
海に流れ出たプラスチックが海や海辺に住む
生き物たちにどんな影響を与えているのか、
どうすれば増え続けるプラスチックごみを
減らすことができるのか、
自然を破壊しないために私たちは
何をしたらいいのか、わかりやすく説明します。
本書が、未来に向けて私たちがプラスチックを
どう利用していけばいいのか、
皆さん一人ひとりが環境に配慮した
暮らし方を考えるきっかけになれば幸いです。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第1章 プラスチックとは何
* プラスチックを知ろう!
* 世界的な大問題!
* 守れるのか、海の生き物たち
* プラスチックが大問題! どうして
* 地球規模の緊急事態! !
* ごみになったとたん、長所が端緒に!
・・・など
☆第2章 プラスチックごみの影響
* ごみは川から海へ
* きれいな水辺を目指して!
* 世界で1500種も!
* 地球の体温が上昇中!
* マスクだけじゃない!
* 世界の海を汚している!
・・・など
☆第3章 環境を守るためにできること
* 2030年までに解決を!
* 豊かな海を守る!
* ここまではいけない!
* 輸入している国があるの
* 私たちのごみはどこへ
* 環境にやさしい
・・・など
☆第4章 プラスチックの歴史と進化
* 偶然の発見
* 戦局を左右するほど重要
* 科学の発展でプラスチックも進化!
* 石炭から石油へ
* 医療の必需品
* 縁の下の力持ち
・・・など
| 作者 | 「子どもと環境問題」研究会 |
|---|---|
| 価格 | 1793円 + 税 |
| 発売元 | メイツ出版 |
| 発売日 | 2022年05月31日 |
『海洋プラスチック 永遠のごみの行方 (角川新書)』
| 作者 | 保坂 直紀 |
|---|---|
| 価格 | 495円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年06月10日 |
『プラスチックごみ問題入門 安心して暮らせる未来のために』
夕食用のサンマの腹からプラスチックが。ウミガメの鼻に突き刺さっていたプラスチック・ストローを抜く痛々しい光景。プラスチックの誤食から微少なマイクロプラスチックを介した生物濃縮にいたるまで、海でも陸でも大気でもプラスチックによる汚染と被害は深刻化している。プラスチックはこれまで世界全体で90億トンが生産され、リサイクルされたのは9％しかない。日本の1人当たりの容器包装プラスチック廃棄量は世界2位という。
どうすればいいのか？ レジ袋対策だけですむのか？ プラスチックの代替品、デポジット制、脱プラ生活まで、プラスチックごみ問題と対策をやさしくQ＆Aで解説する！
Qの例
Q2プラスチックごみは海にどれだけあるの？ どれほど海を汚しているの？
Q10口紅やリップクリームにマイクロプラスチックが入っているって本当？
Q12大気にもマイクロプラスチックは漂っていますか？
Q15レジ袋はなぜ有料化する必要があったのですか？
Q16なぜプラスチック製ストローを使ってはいけないの？
Q21デポジット制度って何ですか？ どのような効果がありますか？
Q27日本で廃プラスチックはどう処理されていますか？
Q29せっせと分別しているのに、なぜ日本のリサイクル率は低いのですか？
| 作者 | 栗岡 理子 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 緑風出版 |
| 発売日 | 2021年03月22日 |
『プラスチック汚染とは何か』
| 作者 | 枝広,淳子,1962- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2019年06月 |
『海のプラスチックごみ 調べ大事典』
| 作者 | 保坂直紀 |
|---|---|
| 価格 | 4180円 + 税 |
| 発売元 | 旬報社 |
| 発売日 | 2020年03月01日 |
それでは今回は、プラスチックの環境問題をテーマにした小説や漫画を6作品紹介しました。それぞれが独自の視点と深みから、我々が普段見落としている地球の危機、特にプラスチック問題について考えさせてくれる作品ばかりです。
すべての作品が、環境問題にまつわる重要な問いを投げかけます。具体的にどうしたらいいのか、その答えは一概には出せませんが、問題に向き合い、自分たちの生活について再考するきっかけを与えてくれることでしょう。
私たち一人一人がもっと地球や環境を考え、行動することが求められています。それを後押しするかのように、これらの作品は適切な情報と知識を提供し、私たちの選択を背中から静かに支えてくれます。また、これらの作品からも伝わるように、地球環境の現状を知り、教育することは、未来を担う子どもたちにとっても重要です。
小説や漫画は、現実世界とは別の世界を描き出す力があります。しかし、それだけでなく、現実の問題についても深く考えさせる力も持っています。今回紹介した6作品は環境問題を描いた作品でありながら、スリリングな展開や感動的なストーリー、魅力的なキャラクターも描かれていて、単に環境問題について学ぶだけでなく、楽しみながら読むことができます。
改めて、読書には学ぶ力があることを感じていただけたらと思います。読み終わったあとに自分の行動が変わるかもしれません。そして、その一歩が私たちの地球を少しだけでも良い方向に変えることにつながるかもしれません。今回ご紹介した6作品、ぜひ一度手に取ってみてください。そして、作品の中に描かれている世界に触れ、自身の行動を見つめ直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
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