わかりやすい 陰陽師の本 おすすめ5選 何する人?
陰陽師、あまり聞きなれない職業かもしれませんね。実は彼らは、見えない世界と人間社会をつなぐ重要な役割を果たす人たちなんです。そんな神秘的な世界感を読み手に伝えるための我々のお勧め本5選をご紹介します。ハイファンタジーから現代を舞台にしたものまで、バリエーション豊かに揃えました。怪異と戦う話から人間ドラマまで、登場人物の成長や変化を感じられる作品を取り揃えました。どれもわかりやすく描かれていて初心者でも楽しみながら陰陽師の世界を知れますよ。各作品を読み終えたら、きっと陰陽師が何をする人なのかがわかるはずです。
『ビジュアルでわかる!図解陰陽師入門』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2024年05月 |
『陰陽師の解剖図鑑』
鬼を祓い、人を呪う
星を観測し、暦をつくる
彼らは何者か
日本を裏で支えた異能の者たち、陰陽師の謎に迫る。
古代中国で生まれた易(えき)や陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)の考え方が日本にもたらされたのは六世紀のこと。
それが陰陽道(おんみょうどう)という思想となり、国政に取り入れられて「陰陽師」という存在を生んだ。
科学技術の乏しい時代、陰陽師は天文から災異を知った。暦をつくり、人々の生活を支配した。
明治時代に廃止されるまで、陰陽師は科学者であり呪術者だった。
陰陽師の歴史を辿るとき、それは同時に日本を知ることなのだと気付かされる。
もしかすると今の世にこそ 陰陽師が必要なのかもしれないーー
章構成
第一章 陰陽師の役割と貴族社会
そもそも陰陽師とは当時の最先端の科学技術機関である、陰陽寮(おんみょうりょう)の官僚だった。つまり国家公務員である。エリートである彼らは天文観測、天変地異の予測をして天皇に奏上し、暦をつくり日々の吉凶を示し時刻を管理していた。同時に、占いによって土地の選地などを行う国にとって欠かせない存在だった。彼らの詳しい仕事ぶりに迫る。
第二章 安倍晴明のスーパースター 安倍晴明
九二一年(推定)に生を受け、一〇〇五年に亡くなった安倍晴明。今からちょうど一一〇〇年前の京都に生きていた。スーパースターの彼は一体何をしたのだろう。狐の母から生まれ、幼少の頃から妖怪と鬼を視た。式神を駆使し、死んだ人間を生き返らせたなど、神さまのように語り継がれる晴明の異能の所業をかいつまんで解説する。
第三章 陰陽師のスターたち
安倍晴明だけでない。日本には沢山の陰陽師たちがいた。修験道の祖・役小角(えんのおづぬ)、唐で学んだ陰陽道の達人・吉備真備(きびのまきび)、安倍晴明のライバルでアンチヒーロー・蘆屋道満(あしやどうまん)、晴明の師である賀茂保憲(かものやすのり)など。魅力的な彼らの存在が日本を陰から動かした。
第四章 陰陽道と陰陽師の歴史I
陰陽道の基になっているのは中国で生まれた易や陰陽五行説。日本にそれらがもたらされたのは六世紀のこと。いかに陰陽道が日本に取り入れられ、政治を動かし、「陰陽師」という存在が生まれたのかの軌跡を辿る。古代中国の思想にも触れて理解を深めることができる。
第五章 陰陽道と陰陽師の歴史II
平安時代に黄金期を迎えた陰陽師。試行錯誤して生き残っていく賀茂家と安倍家の二大陰陽師家。やがて西洋から入ってきたグレゴリウス暦の登場により、徐々に陰陽道は廃れていく。一八七〇(明治三)年に政府から陰陽道を禁止されるまで、陰陽師は日本を陰から支えてきた。近代化に埋没した彼らの歴史を辿る。
第六章 実践で使える陰陽道
陰陽道は現代でも日本の風習に深く根付いている。この章では五行属性や九星などの占い、陰と陽の食べ物のお話や健康に良いツボ押しのこと、陰陽道にゆかりのある神社の紹介など、現代でも使えて役に立つ陰陽道について解説する。
作者 | 川合 章子 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | エクスナレッジ |
発売日 | 2021年08月30日 |
『陰陽師とは何者か うらない、まじない、こよみをつくる』
いま「陰陽師」といえば、多くの人が思い浮かべるのは、小説やマンガなどに描かれる、人知を越えた霊的な能力を持つ平安時代のマジカルな存在、安倍晴明の姿だろう。
しかし陰陽師は平安貴族の政争のなかにだけいるのではなかった。
歴史を通じて、古代から明治はじめまで陰陽師は存在し、社会のなかで大きな役割を果たしてきた。
時間と空間(方位)の吉凶を調整し、占い、祭祀、まじないに携わることによって、国家の存立からお産・病など個人のくらしにいたるまで、人々に安心をもたらし、未来への指針を示してきた。各時代の暦の作成・頒布にも深く関わった。
そのために最新の知識・技術や経験を継承し、時間と空間に対する感覚をつちかい、磨き上げ、それらを人々に伝える真摯な努力を続けてきたのが陰陽師である。
本書は、具体的な資料にもとづいて、古代から近代にいたる歴史のなかで、陰陽師がどのような役割をはたし、どういった文化を担っていたのかを紹介する。
また、安倍晴明にまつわる「ものがたり」も取り上げ、伝承の世界の陰陽師像についても見つめ、最後に陰陽師たちが作り、広めた暦に焦点をあて、その現代に至るまでの姿を追いかける。
240点以上の資料をカラー写真で掲載。
【2023年10月3日から12月10日に国立歴史民俗博物館で開催する同名の企画展示の図録】
■執筆者(執筆順)
小池淳一(国立歴史民俗博物館)
細井浩志(活水女子大学国際文化学部)
赤澤春彦(摂南大学国際学部)
遠藤珠紀(東京大学史料編纂所)
松山由布子(中京大学教養教育研究院)
田中大喜(国立歴史民俗博物館)
梅田千尋(京都女子大学文学部)
山本琢(京都府立京都学・歴彩館)
小田真裕(船橋市郷土資料館)
近藤絢音(神奈川県立公文書館)
水谷友紀(京都府立大学)
林 淳(愛知学院大学文学部)
小田島梨乃(東京大学大学院博士課程)
下村育世(日本学術振興会特別研究員)
■目次
第1部 陰陽師のあしあと
第一章 陰陽師、あらわるー古代の陰陽道
第二章 陰陽師、ひろがるー中世の陰陽道
第三章 陰陽師、たばねるー近世の陰陽道
第四章 陰陽師の仕事
第五章 陰陽道と民俗
第2部 安倍晴明のものがたり
第一章 安倍晴明とその子孫
第二章 安倍晴明のライバルたち
第三章 転生する安倍晴明
第3部 暦とその文化
第一章 暦をくばる
第二章 暦をかえる
第三章 暦をそろえる
作者 | 国立歴史民俗博物館 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 小さ子社 |
発売日 | 2023年10月10日 |
『陰陽師の日本史』
映画、アニメ、漫画などで多く登場する「陰陽師」。平安時代に人智を超えた霊的な力を持っていたという安倍晴明が活躍したエピソードが知られている。しかし、陰陽師は古代から明治時代まで実在し、日本人の習慣や風俗、精神性にまで影響を与えてきたのだ。本書では、陰陽師の歴史とともに、知られざる彼らの活躍を追う。
作者 | 加門 七海 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2024年04月10日 |
『陰陽師の世界 : 日本史を裏で操った"超能力者"の系譜と真実』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2016年04月 |
以上、5つのおすすめの作品をご紹介させていただきました。今まで知りえなかった陰陽師の世界を堪能するための一助となれば幸いです。全ての作品が、陰陽師というテーマをそれぞれ独自の視点で捉え、読者にその魅力を伝えてくれます。驚くほど細やかに描かれた陰陽師の生活や、奥深い歴史背景、そして、現実とは異なるパラレルワールドでの生活。それぞれの作品は、陰陽師という存在やその世界観を通して、読者に多くのことを教えてくれます。
そして、それぞれの作品が持つ、一風変わったキャラクターや意外な展開、深淵なストーリーは、読む側を飽きさせません。陰陽師の世界は、神秘的でありながらも人間の心情や生き方を鮮烈に描き出してくれるので、ただエンターテイメントとして楽しむだけではなく、人生を豊かにするきっかけを提供してくれるかもしれません。
また、これから申し上げるのは、少し私自身の対する思いなのですが、陰陽師といえば、"幽霊退治の達人"というイメージが強いかもしれません。しかし、これらの作品を読むことで、陰陽師がただ物の怪を退治するだけではなく、人と自然、神々との関係を築く役割も担っていることがわかります。
最後に、ぜひ一作でも多くの作品を手に取り、陰陽師の魅力に触れていただきたいと思います。その一冊が、あなたの新たな発見や冒険の入り口となることでしょう。豊かな時間を過ごすための一冊を見つけられますように、心からお祈り申し上げます。それでは、皆さまの素敵な読書ライフをお楽しみくださいませ。
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