日本の銅像巡りに役立つ本 おすすめ4選

日本全国には歴史や文化を刻んだ銅像が数多く存在しますよね。そんな銅像巡りに役立つ本を4つ厳選しました。1つ目は、地方ごとの有名な銅像を詳しく紹介するガイド本。作られた経緯からその背後にある歴史まで、深く知るならこの1冊がおすすめです。2つ目は、あまり知られていないローカルな銅像の情報が満載。隠れた名所を訪れたい方にぴったり。3つ目は、美術的視点から銅像を考察する一冊。銅像が芸術作品としてどのように評価されているか理解できます。最後は、女性像や子供像に焦点を当てた珍しい一冊。徹底的に銅像巡りを楽しみたい方は必読ですよ。
『』

作者 | |
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価格 | 不明 |
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『幕末維新 銅像になった人、ならなかった人』

大河ドラマをはじめ、定着してきた幕末ブーム。近年では「歴女」といった言葉も多く耳にするようになり、各地の史跡には多くの観光客が足を運んでいる。その中でも人気のスポットとなっているのが銅像。会うことのできない偉人らを銅像の姿に投影し、写真撮影を楽しむ歴史マニアも多い。
しかしその銅像が、どのような思惑を持って制作され、またその制作自体が、モデルとなった本人を含めたもう一つの歴史となっていることは、あまり知られていない。銅像文化が花開いた明治維新期の銅像建立秘話には、「人物を銅像という形で顕彰する」という本質的な問題と、様々な政治問題、さらに激動の幕末維新の背景にある矛盾が生々しく内包されており、意外な幕末維新のアナザーストーリーを見出すことができるのだ。現在、単なる観光資源となりつつある銅像の「新しい鑑賞手引き」となる一冊。
【目次】
はじめに
序章 銅像文化のはじまりは開国にあり
第一章 [東京三大銅像之壱]靖国神社の大村益次郎像
●大村像が立つ靖国神社と長州藩
●長州藩士・大村益次郎とは
●大村益次郎像の建設
第二章 [東京三大銅像之弐]上野公園の西郷隆盛像
●西郷の名誉回復にはじまった銅像計画
●西郷像の建立計画
●西郷像は似ているのか?
●西郷像が立つ上野公園
第三章 [東京三大銅像之参]皇居外苑の楠木正成像
●幕末維新と楠木正成
●楠木像の馬体を制作した紀州藩士
●楠木正成像の建立
第四章 銅像界のアイドル 二宮金次郎像
●二宮金次郎とは
●二宮金次郎像の誕生
●校庭に立つ二宮金次郎像
第五章 銅像の悲劇
●狙われた井伊直弼像
●引き倒された伊藤博文像
●戦争と銅像
終章 銅像の行方
作者 | 三澤敏博 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 交通新聞社 |
発売日 | 2016年11月18日 |
『銅像歴史散歩』

明治期に欧米から入ってきた「銅像」文化は日本人に合っていたらしく、日本風にアレンジされて各地に次々に建てられていった。明治期後半には偉人の像、昭和初期には全国の小学校に二宮金次郎像、近年はアニメのキャラクター像なども立ち、第三次ブームと呼べるほど増え続けている。それぞれの銅像の背負っているものを掘り下げていくと、日本の近現代史が見えてくる。
作者 | 墨 威宏 |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2016年03月07日 |
『東京の銅像を歩く』

西郷隆盛、楠木正成からフーテンの寅さん、アンパンマンまで、これ1冊で、日本と世界の英傑に会える東京の銅像めぐりパーフェクト・ガイド。
作者 | 木下直之 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2011年06月 |
これらの作品を読むと、日本各地の銅像が設けられた背景や、それぞれが持つ歴史的な意味を深く理解することができます。それぞれ異なる視点から描かれたフィクションとノンフィクションの面白さを味わうだけでなく、実際に足を運びたくなるほどの情熱を感じ取れることでしょう。
日本各地には、その地域の文化や歴史を物語る銅像がたくさんあります。伝説の英雄、偉大な政治家、文化人、あるいは愛された地元の人々など、さまざまな人々が像として永遠に町の風景の一部となっています。それら全部を知ることは難しいかもしれませんが、これらの作品を読むことで具体的なイメージを持つことができるでしょう。
また、一部の作品は幕末や明治維新といった重要な歴史的瞬間に焦点を当てています。その時代の人々が何を感じ、何を思って行動したのかを考えるとともに、現在の私たちがどのようにその歴史を受け継いでいるのかを考えるきっかけにもなるでしょう。
また、登場する銅像が主役の作品もあります。そこには、像の視線が向けられた風景、人々の生活、時代の変遷などを通じて、物語が展開します。こうした作品を読むと、ただ目の前の銅像を見るだけでなく、その背後にあるストーリーを想像するのも楽しくなるはずです。
これらの作品を通じて、ぜひとも日本全国の銅像巡りを楽しんでいただければと思います。何気ない風景の一部として存在している銅像が、一つ一つ深いストーリーや歴史を持つことを知り、更に深い理解と感動を経験できることを願っています。
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