新海誠の世界を読む──小説と絵で味わう物語

新海誠の作品を読むということは、ここから先に広がる世界を感じる旅に出ることです。彼の描く淡い色調の風景、そこに潜む思いや願いが、小説だからこそ味わえる深い世界を紡ぎ出します。一方で、美しいビジュアルとともに紡がれるストーリーは、まるで漫画の中に入り込んでしまったかのような錯覚をおこさせます。一つ一つのセリフが心に刺さり、ページをめくるたびに新たな発見が待っています。新海誠の世界で、どんな旅があなたを待っているのか、ぜひその目で確かめてみてください。
『小説秒速5センチメートル』

「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」。いつも大切なことを教えてくれた明里、彼女を守ろうとした貴樹。二人の恋心の彷徨を描く劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を監督自ら小説化。
作者 | 新海 誠 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年02月25日 |
『小説君の名は。』

作者 | 新海,誠,1973- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年06月 |
『小説言の葉の庭』

作者 | 新海,誠,1973- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年02月 |
『小説 すずめの戸締まり』

九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
ーーー星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があったーーー
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!
一日目
二日目
三日目
四日目
五日目
常世
六日目と後日談
あとがき
作者 | 新海 誠 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年08月24日 |
『小説 天気の子』

高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だったーー。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。長編アニメーション映画『天気の子』の、新海誠監督自身が執筆した原作小説。
(C)2019「天気の子」製作委員会
作者 | 新海 誠 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年07月18日 |
『小説 雲のむこう、約束の場所』

もうひとつの戦後の世界。1996年、日本は南北に分断されていた。世界の半分を覆う共産国家群「ユニオン」は「エゾ」を支配下に置き、島の中央にとほうもなく高い、純白の塔を建造しつつあった。その頃、青森県の津軽半島に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は異国の大地にそびえる塔にあこがれ、飛行機で国境の津軽海峡を越え、塔まで飛んで行く計画を立てていた。しかし、浩紀が口を滑らせたせいで、クラスメイトの沢渡佐由理にばれてしまう。さいわいサユリはその飛行機、ヴェラシーラに強い関心を持ち、計画の共犯者になってくれる。浩紀たちと佐由理は、「ヴェラシーラが完成したらサユリを塔まで連れていく」と約束を交わす。ヴェラシーラが完成に近づくにつれ三人の仲も深まるが、サユリはある日、突然、浩紀たちの前から姿を消してしまうーー。その約束も果たせぬまま……
作者 | 新海 誠/加納 新太 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年06月15日 |
新海誠の世界は、エモーションとビジュアルが交錯し、読者に心に深く刻まれる印象を与える特異なものです。彼の作品に描かれる風景や人々、その心情は、なによりも美しい詩のように感じられます。時間と空間、そして心が交差し合う瞬間に、私たちが見つけられるもの、それが新海誠の物語の醍醐味と言っても過言ではありません。
新海誠作品の素晴らしいところは、単に感動を呼ぶだけではなく、読んだ後も長く心に残る深いメッセージがあることです。それぞれの作品が、読者一人一人の心に異なる形で響き、それぞれが自分なりの解釈を生み出す。そういった多面性こそが、新海誠作品の大きな魅力だと思います。
また、新海誠作品の特徴と言えば、鮮やかな色彩と細部まで丹念に描かれた美術です。そのどれ一つとっても、まるで一枚の絵画のようです。しかしその絵画的なビジュアルだけでなく、ストーリー自体が詩的な世界観を持っているところに、彼のオリジナリティが表れています。
これら新海誠作品の魅力は、彼が描く世界の全てが緻密な設計によるものだということです。物語のテーマや設定、キャラクターの描き方、そして何よりもそのビジュアル美。全てが彼の手によって meticulously created され、それぞれがひとつの世界観を作り上げています。それが新海誠作品を、ただの物語以上のものにしているのです。
新海誠の作品を一度でも読んだことがあるなら、その魅力、その深さはきっと体感していることでしょう。そして、まだ彼の世界に触れたことがないなら、ぜひその機会を持ってみてください。新海誠の物語は、きっとあなたの心に深く残るものとなることでしょう。新たな門出に、新海誠の作品が光を射すことでしょう。何度でも読み返したくなるような、そんな作品たちを心待ちにしています。
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